無理なく勉強【9 Step】
出典「フラミンゴ英会話ブログ」さま
Prolog 1.なぜ、英語が身に着かないのか?
英語が身につかない理由は2つあります。
•モチベーションを保つことができない
•英語上達法が間違っている
モチベーション
これまで、モチベーションは保つことに意識的になったことはありますか?
「しんどいけど、がんばろう!」と、
受験、ダイエット、筋トレをしていたことがあるのではないでしょうか。
身の回りに、「楽しいからやっているから、モチベーションを保つ必要がない」
とおっしゃる方もいるかもしれませんが、
これは環境やタイミングに恵まれていて、
自然とモチベーションがキープされやすい状態になっているだけに過ぎません。
多くの場合、英語にチャレンジするのであればモチベーションを意識的に保つ必要があります。
Prolog 2.英語が身につく上達法
つぎに英語上達法についてです。
あなたは、これまでに英語英会話の上達法について突き詰めて考えたことはありますか?
少し厳しいことを言うかもしれませんが、
ひとまず単語アプリをダウンロードして、
勉強しているつもりになっていませんか?
はっきりと言って、
計画的に上達法を設計することなく、英語を勉強するべきではありません。
それは、ただただ、しんどいだけです。
登山のように、自分が今どこにいて、
あと何メートル登れば頂上にたどり着くことができるのか、
これを明確にし、経路も決めておきましょう。
その方が楽に英語会話を上達させることができます。
いままでの英語英会話上達法が持つ問題点
では、どのように英語を上達させると良いのでしょうか。
はじめに大切なのは、これまでの勉強方法から切り替えることです。
従来の英語の勉強法は、はっきり言って非効率的で、しんどいです。
モチベーションを保つこと、効果的な勉強法にすることを両立することができない仕組みでした。
なぜモチベーションが上がらないのか。
それは、集団でみんなのペースで学ぶことを強要されていたからです。
自分がそのセクションが得意でも苦手でも、授業のペースは変わりません。
得意なところではモチベーションがあがっているので、グイグイ進めてしまうべきなのに進めない。
苦手なところはゆっくり休憩しながらじゃないとやる気が出ないのに、 勝手に先に進んでしまう。
だからモチベーションを保つことができなくなるのです。
また、たとえモチベーションが保つことができていたとしても、そのモチベーションを活かす効果的な勉強法にはなっていません。
典型的な問題点は次のようなものです。
•カタカナで英語を発音してしまう
•単語ばかり覚えてしまう
•リスニングを軽視する
これでは、せっかくの高いモチベーションが台無しです。
Prolog 3.英語英会話を上達させることは難しくない
英語英会話は、すごく難しいもののように感じられるかもしれません。
でもそんなことはありません。
まず考えてみてください。
中学高校時代、英語のテストで赤点ばかりをとってきましたか?
そんなことなかったですよね。(代わりに古典が真っ赤…とかはあるかもですが。
何がいいたいのかというと、
あなたにも、日本の中学高校で求められている英語力は身についているということです。
そう、ある程度まではみんなできるようになっているんです。
では何で難しいと思うのか。
その答えも簡単です。
中学高校で求められている英語力と、ネイティブの英語力の間にはとてつもない差があるからです。
Prolog 4.「サイレントピリオド」について
下の図を見てください。
おそらくあなたは、灰色の線のように英語力が成長すると思っていたのではないでしょうか?
実際はそうではないのではなく、緑の線のように成長するのです。
そして、1,500時間という時間を持ってしても、
いわゆる「サイレントピリオド」を突破することはできません。
サイレントピリオドというのは、
成長を実感しないけれど、継続的に勉強しないと伸びない時期のことです。
このような理由から、あなたが1,500時間勉強も勉強しているとは言っても、
まだまだ初級者レベルであり、ネイティブの英語力の間にはとてつもない差があるのです。
だから映画やドラマ、本の英語が難しく感じるのです。
あなたは登山の途中までこなしているのだけれど、 頂上に到達することができていないのです。
残り1,500時間、モチベーションを高く保ち、効果的に英語を勉強することでネイティブレベルにまで上達することができるのです。
こう考えれば、そんなに難しいことのようには思えなくなったのではないでしょうか?
英語勉強法には3つのタイプがある
さて、ようやくではありますが、効果的な英語英会話の上達法についての説明に入ります。
以下のように、主に3つあると考えていまして、
•独学で英語を勉強する
•語学学校で英会話勉強する
•海外留学・滞在する
今回は、この中の「独学で英語会話を勉強する」に集中して説明します。
無理なく上達する英会話勉強法 Step【1】
独学の英会話上達法1|モチベーションをキープする方法
英語を上達させる目的を明確にする
あなたが英語を勉強する目的は何ですか?
外国人の友達をつくるため、仕事で必要になったためなど、
ひとそれぞれ、色々な目的があると思います。
そこで、まずあなたにやってもらいたいのは、 自分が英語を勉強する目的を1文にしてもらうことです。
たとえば、以下のような文にしてください。
私は、2020年の東京オリンピックのボランティアスタッフとして活躍するために、英語会話を勉強します。
この1文をメモ帳・手帳に書いて、
これからの1年半の勉強の間、いつでも見返せるようにしましょう。
これが、あなたのモチベーションをキープするための第一歩です。
現時点の実力をチェックする
続いて行うべきなのか、現時点の実力のチェックです。
まずは、中学高校レベルの英語ができるのか、できないのかをチェックしてください。
そこで便利なサイトが「NHK英語力測定テスト2017」です。
こちらの基礎編で満点近くを取れれば、
中学高校レベルの英語はある程度できていると思っていただいていいと思います。
英語英会話を勉強する目的にあったモチベーション維持の方法を選ぶ
モチベーションは保つことに意識的になりましょう。
大切なことなので、もう1回言いました。
いくつかオススメのモチベーション維持方法をご紹介するので、
あなたにマッチしているものを選びましょう。
以下、お手頃な価格で試せるものをリストアップしておきました。
目的 方法 必要な料金
外国人と友だちになりたい 外国人と友達のようにカフェで会えるサービス 「フラミンゴ」 500円
国際的な職場で活躍したい フラミンゴ / 海外ドラマ 500円 / Netflixなら1000円程度
英文をスラスラ読めるようになりたい 英語で書かれた漫画 1,000円(1冊)
無理なく上達する英語英会話上達法 Step【2】
独学の英会話勉強法2|英語特有の音のつながり・リズム
英語には「リエゾン」というテクニックがある
ネイティブが英語を発音しているとき、
前と後ろの単語がつながって、いままで聴いたことのないような発音だったことはありませんか?
これのことを「リエゾン」と言います。
日本語を話すときも、たまに前後の言葉がつながって聴こえることがありますよね。
英語も同じように、リズミカルに話していると前後の言葉がつながります。
リエゾンという仕組みがあることを頭の片隅に置いておきましょう!
日本語とは違う英語のリズム
英語英会話を勉強するなかで忘れがちなのが、英語特有のリズムがあることです。
単語や語順を抑えていても、リズムがわかっていないと大変です。
英語を聴きとることも、英語を伝えることもうまくいきません。
映画やドラマを観ていて話すスピードが早いなと感じているかもしれませんが、
ただ単に話すスピードが早いのではなく、リズムが違うという場合があることを抑えておきましょう。
このステップをクリアしたい人向けの英語英会話上達法
まずは、リスニングとシャドーイングを繰り返しましょう。
たくさん聴いて、たくさん真似します。
そこで提案するのが、以下の方法です。
「1話が1時間の全30回の海外ドラマを3周する」
1周目はサッと観てしまい、2周目からは登場人物の真似をしながら発音しましょう。
1周目を日本語字幕にして、それ以降は英語字幕にしましょう。
単語を追いながら、ネイティブがどのように発音しているのかをチェックしてください。
※英語の強弱のリズム。学校では習わないけどとっても重要!
このページでは、英語のリズムの特徴、日本人が苦手な部分はどこかを明確に説明してくれています。
無理なく上達する英会話上達法 Step【3】
独学の英語英会話上達法3|語順を抑える。英語は”冒頭”が大事な言語
なんとなくで英語を聞き流していませんか?
「これは英語だなー」くらいで聞き流してしまっていませんか?
実際のところ、多くの方が同じような傾向にあると思います。
そこで大切にしてもらいたいのが、「英語を聞くぞ!」というスイッチを入れてもらうことです。
なんとなく知っている単語の意味を抑さえていくのではなく、
話し手が、どのような意味で、どんな感情で英語を話しているのか、
すべてを理解することを目指してください。
しんどい作業だと思いますが、徐々に慣れていきます。
はじめの頃は我慢して、簡単なフレーズから頑張っていきましょう。
英語会話は”Yes”や“No”からはじまる
英会話勉強法のなかで軽く見られがちなのが、
先頭にYesやNoを付けるべきだという英語の特徴です。
日本人にとっては厄介なところです。
日本人には、自分の意見を主張することに抵抗がある方が多く、どうしてもこのことを忘れがちです。
思い切って、英語を話しているときの自分は、まったくの別人格なんだと割り切るような姿勢が必要です。
主語と述語を聴きとる・読みとる
英語も日本語も主語と述語がとっても大切です。
英語の勉強が進んでいない人の場合、 自分が知っているわかりやすい単語に気を取られて、 主語や述語を聴き取ることができないことが多いです。
そこで、まずは主語を抑えましょう。
おおよそ、その直後に述語が来ます。
そして、述語の意味がわからないときは調べてみましょう。
注意するべきは、リスニングやリーディングを始める前に、 単語帳を開き、大切そうな述語を片っ端から覚えてしまうことです。
これは絶対ダメです。
自分が使いたい述語以外まで覚えることに時間を割いてしまいますし、 具体的なイメージのないままに単語をインプットするのは大変難しい勉強法です。
あなたのモチベーションの低下につながってしまいます。
正直に言えば、一つ前のステップで観ていただいたドラマをもう一度観てもらうのがベストです。
ただ少し退屈に感じてしまうかもしれないので、もう一つ方法を提案します。
それは「TED」です。
TEDとは、色々な分野の第一人者、専門家が、
プレゼンテーションを行っている動画を観ることができるサイトです。
多くの動画で日本語の字幕も用意されているので、
日本語字幕で観たあと、英語で2回連続で観てください。
ここでは、必ず「語順」に注意しながら観てくださいね。
無理なく上達する英語会話勉強法 Step【4】
独学の英語英会話上達法4|英語を日本語に変換してはいけない
誰でも、はじめは英語を日本語に変換してしまいがち
Deskという単語を見たときに、すぐに机のイメージを思い浮かべることができますか?
おそらく、一度「机」という日本語に置き換えたあと、 机のイメージを想像するのではないかと思います。
単語帳なんて要らない
これはとても非生産的です。
ネイティブの2倍以上の時間を掛けて文章を理解することになってしまい、リスニングやリーディングのスピードが落ちてしまいます。
なぜ、あなたが英語から日本語に変換してしまうのでしょうか?
そこには、「単語帳」というあなたが体験してきた英語の勉強法の存在があります。
単語帳では、英語と日本語を変換することが求められます。
本来は必要ないにもかかわらずです。
これが根深くあなたに影響してしまっているのです。
日本語に変換しないようになる方法
では、どのようにすれば変換しないでいいようになるのでしょうか?
オススメは、映像や画像が付いている教材を使って練習をすることです。
その単語が意味するモノゴトが目で見えることで、 日本語に翻訳することなく勉強することができます。
このステップをクリアしたい人向けの英会話勉強法
弊社が公開している英語会話動画がオススメです。
毎日のように公開されている動画では、 日常的に使われる英語の表現を1分以内の動画で勉強することができます。
イヤホンをして、電車やバスのなかで観るといいと思います。
無理なく上達する英語英会話上達法 Step【5】
独学の英語勉強法5|発音記号を読めるようになる
単語の横に書かれている記号
こんなものに見覚えがありませんか?
これは「発音記号」と呼ばれるものです。
たまに書いてあったりしますよね。
読み方を覚えてしまいましょう
・単音母音 12 個 Aグループ
・二重母音 8 個 Bグループ
・子音 24 個 Cグループ
発音記号は、大きく分けて3 種類44 個です。
これくらいなら覚えてしまえますよね。
覚えておくことで、わからない単語に出会っても、 発音をイメージすることができるようになります。
あとは、色々な勉強をする中で新しい単語があれば、その都度対応していけばいいと思います。
無理なく上達する英語英会話上達法 Step【6】
独学の英語勉強法6|まず、リスニングとリーディングに集中する
スピーキングやライティングは後回し
まずはインプットする英語の勉強法だけに絞りましょう。
従来の勉強法では、「話す – 聞く」と「書く – 読む」という組み合わせでした。
しかし、これは本来あるべき姿ではありません。
本来は、「聞く – 読む」をさきに行い、「話す – 書く」を後回しにするべきです。
これはサイレントピリオドという仕組みに関係しています。
意識的にサイレントピリオドをつくる
サイレントピリオドとは、たくさん勉強したあとに訪れる
「なかなか伸びを実感できない時期」のことを意味する言葉です。
この時期は、どうしてもうまく話すことはできなし、書くこともできません。
まだまだインプットの量が足りていないのです。
ここで焦るのではなく、よりたくさんのインプットをすることに力を入れて、サイレントピリオド明けに、実力を急上昇させるために備えましょう。
これこそ、英語の勉強法の最重要ポイントのひとつだと言えるでしょう。
わからない単語が出てきたら調べる
「単語をたくさん覚える」から入っちゃダメです。
これは、変な発音の癖や日本語に変換する癖をつけてしまうということ、モチベーションに悪影響を与えてしまうということの2点から避けるべきです。
このステップをクリアしたい人向けの英語勉強法
またかと思うかもしれませんが、ドラマは有効です。
大好きな海外ドラマを見つけてしまえば、あなたの英語勉強法はグイッと成功に近づきます。
もちろん、大好きな本を見つけるのも良い方法です。
本を選ぶ上では下手に難しいものを選ばず、カンタンな単語が使われている現代文学にしましょう。
無理なく上達する英語英会話上達法 Step【7】
独学の英語英会話上達法7|シャドーイングしながら英語の語順に慣れる
ちゃんと英語を発音して口周りの筋肉を鍛える
ここに来て、ようやく自分で英語を話すフェーズです。
大量にインプットしてきたからこそ、
あなたの英語力は随分と伸びているはずです。
英語英会話では、日本語を話すよりも口周りの筋肉が必要だと言われています。
このフェーズでたくさん話して、口をならしましょう。
シャドーイングこそがボキャブラリーを増やす
シャドーイングという言葉を知っていますか?
これは、誰かが話している際、少し遅れながら同じように発音することです。
「独学の英語英会話上達法6」までで培った、英語のリスニング力を駆使して、
まったく同じようなリズム・発音でシャドーイングしていきましょう。
このステップをクリアしたい人向けの英会話勉強法
ここまでくれば、教材は自由に選んでもらって構いません。
すでに、おおよその英語を理解することができるはずです。
思い切って、映画なんかにチャレンジしてもいいかもしれません。
お手頃なのはポッドキャストですね。
お風呂でポッドキャストを流しながら、シャドーイングなんていいかもしれません。
無理なく上達する英会話勉強法 Step【8】
独学の英語英会話上達法8|単語ひとつずつではなく3語程度のまとまりで理解する
チャンク読みを体得する
チャンク読みというテクニックを知っていますか?
これは、3 – 4つくらいの単語をひとまとまりとして英語を読むテクニックです。
ちなみに、チャンクは、「かたまり」という意味です。
主語ではなく「主節」というように、かたまりで捉えていきましょう。
するとこれまで以上にすごく早く、英語を聴きとる、読むことができるでしょう。
少し訓練が必要ですが、慣れれば大したことはありません。
これは、TOEICで高得点を出すためにも有効な手段と言われています。
スキミングを駆使する
ちょっとくらい単語がわからなくても飛ばして、ざっと読んでいきましょう。
そのようなスタイルのことをスキミングと言います。
少し高度な文章、古い文章を読むときに有効だといえます。
まだまだ、たくさんの英語に触れていくことを優先したいフェーズです。
小難しい単語はすっ飛ばしてしまいましょう。
スキャニングで訓練する
日本語でも、なにかを調べているとき、
調べ事以外について書かれている箇所を飛ばしますよね?
前もって調べたいことが明確だからですよね。
スキャニングとは、これを意識的に行う勉強法です。
得るべき情報を定めておいたうえで聴いたり、読んだりするのです。
ただ長く、たくさんの文章を読むのではなく、 目的を持って文章を読むことで、英語の文章の構造を理解することにも役立ちます。
たいてい、結論的なことは前の方にあると身をもって感じられると思います。
このステップをクリアしたい人向けの英会話勉強法
興味があることをネットで調べていくといいと思います。
たとえば、ニューヨークで一人暮らしをするためにかかる費用を調べてみてください。
ときには電話で問い合わせてみてもいいかもしれませんし、
日本で暮らすアメリカ人に聞いてみてもいいかもしれませんね。
無理なく上達する英語会話勉強法 Step【9】
独学の英語上達法9|本格的にスピーキングをスタートする<>
心理的バリアをなくすためにたくさんの外国人と会う
英語会話勉強法8までクリアしたあなたであっても、
おそらく苦労するのが心理的なバリアです。
どうしても、外国人に対して怖いなという印象を持ってしまいますよね。
仕方ないことなので、練習して慣れていく他ありません。
たくさん会って、たくさん話しましょう!
目的を思い出して深い話ができるパートナーを見つける
とはいえ、ただ色んな人と話していてもつまらなくなります。
初対面ばかりだと、話すことに、内容がなくなりがちになるからです。
これは、Skype英会話がつづかなくなる理由のひとつですよね。
なので、ぜひあなたにマッチするパートナーを見つけるべきです。
半年以上、ずっと話し合えるようなパートナーを見つけましょう。
色々な国の人と英語で話してみる
さらにオススメなのが、英語圏以外の人とも話すことです。
英語圏の人以外が話す英語は、それぞれに癖があり、ユニークです。
あなたが将来的に関わる外国人のなかには、
英語圏以外の人もたくさんいることでしょう。
いまのうちから、色々なバックグラウンドの外国人と英語で話してみましょう。
とても有効な上達法だと思います。
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