Who opened this letter?で、openは動詞なのに何故didを使わないの?【英語質問No.126-150】

 
 

「いしはらまゆみ先生の、英語英会話質問箱」より。


No.126
(Q126)whoの質問文で、1.「誰がするのか?」の場合、Who opened this letter? 2.「誰をするのか?」の場合、Who did you invite to the party? などとなりますが、1.の場合、openは動詞なのにどうしてdidを使わないのでしょうか? 
また、これはwh疑問文すべてに当てはまるのでしょうか?
(大阪府・はなうさぎさん)


疑問詞で始まる質問文は、主語を尋ねているのか、目的語を尋ねているのかで変わってきます

whoやwhatといった疑問詞で始まる質問文は、主語を尋ねているのか、目的語を尋ねているのかによって文の作り方が異なります。
例えば、whoを使った疑問文の場合、Who did you invite to the party?(誰をパーティーに招待しましたか?)のように「誰を[誰に]~ですか?」と目的語を尋ねるときは、Who+疑問文?となります。Who did you call?(誰に電話したの?)、Who are you waiting for?(誰を待っているの?)という具合です。
一方、Who opened this letter?(誰がこの手紙を開けたの?)のように「誰が~ですか?」と主語を尋ねる場合は、Who+動詞?となります。Who baked these cookies?(誰がこのクッキーを焼いたの?)、Who is coming to the party tonight?(今夜のパーティーは誰が来るの?)などがそうです。

このような疑問文の作り方の違いは、wh疑問文全般について言えます。
以下、主語を尋ねるパターンの例をいくつか挙げておくので参考にしてください。
What brought you here?
(何があなたをここへ連れてきたのですか?=なぜここへ来たのですか?)
When is good for you?
(いつがあなたにとってよいですか?=ご都合はいかがですか?)
How many people took part in the event?
(そのイベントには何人の人が参加しましたか?)
How many languages are taught at this school?
(この学校では何カ国語が教えられていますか?)



No.127
(Q127)「その日に限って」とか、「こんなときに限って」は何と言うのでしょうか? 
友達と旅行に出掛けたとき、船上でコーヒーをこぼしてしまい、その日に限って白いワンピースを着ていたため、午前中からホテルに戻るまでとても恥ずかしかったです。
(茨城県・ティーカップさん)


Just when ~、A, of all ~ などを使って言い換えてみましょう

せっかくおしゃれをして出掛けたのに、染みが気になって仕方なかったでしょう。
大変な1日でしたね。さて、ご質問の「こんなときに限って」を英訳するには、もう少し具体的に表す必要があります。「白い服を着ているときに限って(服を)汚してしまう」という意味で解説しますね。

いくつか表現が可能ですが、Just when ~, I ...(ちょうど~のとき[に限って])…する)を用いて、(Oh!) Just when I’m wearing white, I spill coffee [something] (on my dress). ([ああ!] ちょうど白い服を着ているときに、コーヒーを[ 何かを ] (ワンピースに)こぼしてしまう )と表すとよいでしょう。
このinは「~を着て」という意味です。

他に、whenever ~(~のときはいつでも)を使って、Whenever I’m in white clothes, I spill something on them. と表すこともできます。
また、A, of all ~ (数ある~の中でA、よりによってA)を用いることで、それをより強調することができます。
例えば、white, of all colors(よりによって白)のように用い、全体で、Just when I’m in white, of all colors, I spill something on my clothes.となります。ちなみに、A, of all ~ は、today, of all days(今日に限って)、on my birthday, of all days(よりによって誕生日に)、I, of all people(よりによって私が)などの形でよく用いられます。
一緒に覚えておきましょう。



No.128
(Q128)夫の海外勤務に伴い、今アメリカに住んでいます。
少しずつ英語を勉強しているのですが、発音がなかなか上達しません。
特に、workや manなどの初歩的な単語ほどうまく発音できません。どのように勉強していけばいいでしょうか?
(海外・appleさん)


二重母音、中間音、さらに似た発音の単語を比較して練習し、口の開け方も意識しましょう

workと言ったつもりがwalkと勘違いされてしまう……。
私にもそんな経験があります。簡単な単語でも侮れませんね。
短い単語は母音を丁寧に発音してみてください。
例えば、gameは[ゲィム] が正しい発音です。日本語につられて[ゲーム]と言いがちですが、aの部分は[エィ]という二重母音です。
goも[ゴー]ではなく、[ゴゥ]と軽く[ゥ]を添えます。
boatも[オゥ]という二重母音を含んだ語なので、[ボゥト]と発音しましょう。
[ボート]と伸ばすと、buyの過去形boughtに聞こえてしまうので要注意です。
一方、スペルに引きずられてboughtを[ボゥト]と発音してしまうケースも見受けられます。
このようなカタカナ語やスペルによる“思い込み発音”を1つ1つ正していくことが発音上達には欠かせません。

日本語にない中間音にも注意しましょう。
bookは厳密に言うと[ブ]と[ボ]の中間音で[ブック]と言います。
[u]の発音は日本語の[ウ]と全く同じではなく、[ウ]と[オ]の間のような曖昧な音だと覚えておきましょう。
同様に、[i]は[イ]ではなく、軽く[エ]が混じったような[イ]の音です。
よって、hitは[ヘット]に近い感じで[ヒット]と言うのがポイントです。
このように、一見簡単な単語でも、発音記号に忠実に発音することでだいぶ改善されるはずです。

fan / fun、heard / hard、law / low、right / light、see / sheなど、発音の似ている単語を意識的に比較しながら練習するのもおすすめです。
また、口先でボソボソッと話すのではなく、口を大きく開けるべきところは大きく開ける、thは舌を上下の歯の間に挟んで発音するなど、口の動きを意識することも大切です。
口の動きとともに発音の仕方を詳しく説明した辞書や書籍もあるので、確認してみてください。
それから、英語は腹式呼吸の言語ということも覚えておきましょう。
おなかから声を出し、強弱をしっかりつけて発音するとネイティブスピーカーの英語に近づきます。
小さなことを1つ1つクリアして、理想の発音を習得してくださいね。


No.129
(Q129)「私はまだ彼女と話をしていません」がなぜ、I haven’t talked to her.になるのでしょうか?
 I haven’t talk to her.ではダメなのでしょうか? 
まだ話をしていないのにtalkにedが付くのがよく理解できません。
初歩的な質問ですみません。
(沖縄県 KIRIさん)


「have / has+過去分詞形」で現在完了形となります

確かに、edが付くと過去のような印象を持ってしまうかもしれませんね。
ですが、このtalkedは過去分詞形という名前ではあるものの、過去のことについて用いるとは限らず、「現在完了形や受け身の文で使う形」なのです。
現在完了形は、「have / has+過去分詞形」で表す文のことで、経験や継続、(動作の)完了などを表します。

動詞には、原形、現在形、過去形、過去分詞形、現在分詞形(=ing形)があります。
例えば、「見る」の原形はlookで、look、looked、looked、lookingと変化します。
「~に会う」は原形がmeetで、meet、met、met、meeting、「~を食べる」の原形はeatで、eat、ate、eaten、eating、「話す」の原形はtalkで、talk、talked、talked、talkingとなります。
いずれも、後ろから2つ目が過去分詞形で、I haven’t +過去分詞形(+ yet). で「私は(まだ)~していません」という動作の未完了を表す文になるのです。
例: I haven’t finished the book yet.(まだその本を読み終えていません)

ご質問の文は、現在完了形の文です。
つまり、I haven’t talked to her. が正しく、I haven’t talk to her.(×)とすることはできません。
edに惑わされて過去のことのように感じるかもしれませんが、機能上の形と覚えておきましょう。


No.130
(Q130)I’ll drive you home.のhomeが副詞ということにすごく驚いたのですが、他にもこのような副詞で使える意外な単語はありますか?
(大阪府・usakyo88さん)


homeには「家(名詞)」、「家に、自宅へ(副詞)」などの用法があり、副詞の場合はtoやinなどの前置詞は不要です

はい、あります。それらを挙げる前に、まずはI’ll drive you home.のhomeについて解説しておきますね。
homeには「家(名詞)」の意味もあるのですが、driveのような方向性のある動作を表す動詞とともに用いる場合は「家に、自宅へ(副詞)」として用いることが多いため、toやinなどの前置詞は不要です。
drive ~ home(~を車で家まで送る)の他にも、次のような動詞とともによく用いられます。
get home(家に着く)、go home(帰宅する、本国に帰る)、write home(家に手紙を書く)など。
また、be home(家にいる)やon the way home(帰宅途中に)も使用頻度が高いので覚えておくとよいでしょう。

さて、ご質問への回答ですが、upstairs(上の階へ[で、に])、downstairs(下の階へ[で、に])、abroad / overseas(海外へ[で、に])、downtown(繁華街[で、に])なども副詞として使われることが多い単語です。
My husband and I sleep upstairs.(夫と私は2階で寝ます) 、Will you wait downstairs?(下で待っていてくれますか?)、I want to live abroad.(海外に住みたい)、I went shopping downtown.(繁華街へ買い物に行った)という具合です。また、there(そこへ[で、に])やhere(ここへ[で、に])も副詞なのでtoは不要です。
I went to there.(×)やCome to here.(×)などと言わない
ように気を付けましょう。


No.131
(Q131)英語を書くときに、日本語から英語に訳すのはよくないといいますが、いきなり英語で書こうとしても全然英語が出てきません。
やはり最初は日本語から英語に訳すべきでしょうか?
(東京都 nonoさん)


最初はパーツごとに日本語をベースにして英訳しながら英文を作成してみましょう

最終的な目標として、英語を英語で考えることが理想ですし、私自身も授業では「英語→英語」の思考回路を作ることを心掛けています。
しかし、そのような指導を受けたり、英語の環境に身を置いたりしない限り、初級者が日本語を介さずに英作文をするのは難しいかもしれません。
よって、最初はパーツごとに日本語をベースにして英訳しながら英文を作成し、英文の基本構造を頭に定着させるようにしましょう。

英語ではまず「誰が+どうする」(主語+動詞)で文を始め、その後に「何を+どこで+誰と+どうやって+いつ」といった補足的な語句を足していきます。
この語順を意識しながら英文を書く習慣を身に付けることが大切です。
例えば、買い物についての文なら、まず、I bought(私は、買った)と主語+動詞で始めます。
その後に、何を、いくらで、どこで、いつ買ったのかといった情報を、I bought / a T-shirt / for 3,000 yen / at ALC Mart / yesterday.のように加えていきます。
最初に「昨日、ALCマートでTシャツを3,000円で買った」という日本文を用意するのではなく、英語の語順に従って英単語を付け加えていく、という感覚です。
この英作文練習と同時に、リーディングやリスニングの時間も増やしましょう。
1文ごとにきれいに訳そうとするのではなく、文頭から語句の区切りごとに解釈していきます。
常に語順を意識し、英語に触れる機会を増やすことで英語の構造にも慣れ、語彙や文法力も強化していく中で、次第に英語を英語で考える思考回路ができてきます。


No.132
(Q132)「お互いさまよ」ということを伝えたいときは、どのように表現しすればよいでしょうか?
(山口県 m.nさん)


日本語のニュアンスが伝わるように、言い換えましょう

日本語の「お互いさま」はさまざまな状況で使える便利な表現ですが、英語にはこれにぴったり合うフレーズがありません。
よって状況により使い分けます。
例えば、「困ったときはお互いさまですよ」というニュアンスなら、We should help each other in times of need.と表します。
Thank you.とお礼を言われて「いえいえ、お互いさまですよ」と言う場合は、The thanks is mutual.がよいでしょう。
mutualは「相互の、持ちつ持たれつの」という意味です。頻繁に耳にする表現ではありませんが、お礼に対する「お互いさま」を上手く表していると言えます。
ちなみに、「いえいえ、こちらこそあなたに感謝しています」という気持ちが強い「お互いさま」なら、No, thank YOU.(NoとYouを強めに言う)がピッタリです。
また、That’s what friends are for.(それが友達ってものですよ=友達なら当然ですよ)と返すのもしゃれていますね。「~なのはお互いさまです」と相手と自分が同じ状況にあることを強調するなら、We’re both ~.がよいでしょう。
We’re both busy.(忙しいのはお互いさまです)、We’re both to blame.(悪いのはお互いさまです)という具合です。

他にも、勝負事などで両者が互角になったときの「これでお互いさまだ」は、 Now we're even. と言います。
「人のことは言えないでしょ」と突き放した感じの「お互いさまでしょ」なら、 Look who's talking. がぴったりです。
例えば、「何その格好!」と服装をけなされて、「お互いさまでしょ!」というような状況で使います。
One hand washes the other. (片方の手がもう一方の手を洗う)も「お互いさま」をうまく表した表現です。
状況に応じて、これらを使い分けてみてくださいね。


No.133
(Q133)名詞の複数形に(所有格ではない)アポストロフィを付ける場合のルールを教えてください。
ネイティブに尋ねましたが、所有格と混同してよく分かっていないようでした。
例えば、80年代は80’s、80s、eighties、すべて正しいのでしょうか? また、My name, ‘Minami’ has 2 m’s and 2 i’s. / I saw 5 UFO’s last week.などのような場合、アポストロフィは必要でしょうか?
(海外・みなみさん)


誤読や紛らわしさを避けるために「s」を「’s」にしたりします

名詞の複数形は、child(単)→children(複)やfoot(単)→feet(複)などの不規則に変化するものを除き、通常は単語末尾に-(e)sを付けます。
アルファベットや頭字語、数字なども同様に、CEOs、three Rsと「s」を付けて複数形にします。
しかし、誤読の可能性があるときは「s」を「’s」にします。
例えば、Minamiさんのお名前にはmが2つ、iが2つありますが、これらに「s」を付けて「ms」や「is」とした場合、一見すると、Ms(女性の名前につける敬称)やis(be動詞)と混同しやすいですね。
こういった紛らわしさを避けるためにあえて「m’s」や「i’s」と書くことがあります。
特に、小文字表記のアルファベットを複数形にする際に「’s」を用いる人が多いようです。

UFOのような頭字語は、UFOs、UFO’sのいずれも可能です。
大文字表記の場合はUFOs、小文字表記ならufo’sという具合に「s」と「’s」を使い分ける人もいるようですが、実際は、DVDs、DVD’s、 dvds、 dvd’s……といずれの表記も使われています。

数字に関しては、例えば「80年代」の場合、80’s、80s、eighties、1980’s、1980s はすべて正しいと言えます。個人的には、80sや1980sが好んで使われる傾向にあると感じています。
とはいえ、これらはネイティブスピーカーの間でも意見が分かれるので、個人の好みや書籍などの場合、掲載する会社の表記ルールによる、というのが実状ではないでしょうか。


No.134
(Q134)英語圏の方が英語会話中にone of those ~と言ったとき、いつも「ワナゾーズ」のように聞こえるのですが、ofはちゃんと発音していないのでしょうか?
(滋賀県 Mamiさん)


英語会話での音の連結と脱落が起きているからです

まず、英語会話では音が連結したり、脱落したりすることが多いことを理解しましょう。
音の連結とは、 an egg を [ アネーグ ] のようにくっつけて発音することを、音の脱落とは、 basketball の t の音が落ちて [ バスケッボーォ ] のような発音になることを言います。

ご質問のone of thoseが[ワナゾーズ]に聞こえる理由は、音の連結と脱落が起きているからです。
ofははっきり発音すると[əv]となりますが、会話ではよく、[v] が省略されて[ə] の発音のみが残ります。
one ofの場合、one [wʌn] の [n]とofの [ə] が連結し、[v]が脱落して[ワナ]のように聞こえます。
[ə]がoneに吸収される上に[v]が脱落するため、ofをきちんと発音していないように聞こえるのです。

ちなみに、アメリカ英語では a lot ofが[アラーラ]、get out ofが[ゲラゥラ]のように聞こえることがよくあります。
これらは、ofの[v]が脱落し、[ə]が直前のtに連結、さらにこの[t]が[l]のような音に変化した結果の発音です。


No.135
(Q135)現在進行形と現在完了進行形の使い方が分かりません。
例えば、「最近、何を読んでいるの?」はWhat have you been reading? / What are you reading? のどちらが正解なのでしょうか? 
また、どのようなシチュエーションで使い分けるのでしょうか?
(青森県 HELPさん)


今やっていることは現在進行形、過去から今までの「期間」は現在完了進行形

現在進行形(be+動詞のing形)は、今に焦点をあてて「(今)~している」を表します。
一方、現在完了進行形(have/has been+動詞のing形)は、過去から今までの期間に焦点をあてて「(~の期間ずっと)~している」を表します。
現在完了進行形はよく、all day(1日中)、for a week(この1週間ずっと)、since last week(先週からずっと)といった期間を表す語句を伴います。
ご質問の「最近、何を読んでいるの?」は、「最近」という言葉が「ここのところ」という過去から現在までの期間と考えられるので、What have you been reading lately? と表すのがよいでしょう。
What are you reading? は、今読書をしている相手に「何を読んでいるの?」と尋ねているイメージです。

ほかの例で比較してみましょう。
It is raining.(雨が降っています)は単に現在の天気を述べた文、It has been raining since last week.(先週からずっと雨が降っています)は連日雨が続いていることを意識した文です。
I’m waiting for him.(彼を待っています)は「今何をしているの?」という質問に対して、単に「彼を待っている」と答えただけのイメージ、I’ve been waiting for him for an hour.(もう1時間も彼のことを待っているんです)は、待ち続けている、状況によっては待ち疲れたニュアンスになります。
お分かりいただけましたか?


No.136
(Q136)英会話の例文に、I don’t drink or smoke.という文で「お酒もたばこも嗜みません」とあったのですが、この場合のorの使い方のイメージがつかめません。つい、andを使ってしまいそうですが、意味が違ってしまうのでしょうか?
(大阪府・プンバさん)


肯定文はand、否定文はorと覚えましょう

「AもBも……だ」や「AもB……ではない」という場合、日本語では肯定文、否定文に関わらず、「AもB」と表現します。
一方、英語では、肯定文ならA and Bですが、否定文の場合はA or Bと表現します。
例えば、「私は肉も魚も好きです」はI like meat and fish.となり、「私は肉も魚も好きではありません」の場合は、I don’t like meat or fish.のように表します。
ご質問の「お酒もたばこも嗜みません」は否定文なので、I don’t drink or smoke.のようにorを用いるのです。

ちなみに、A and Bが一つのまとまりのある意味の場合は、たとえ否定文でもA and Bとします。
例えば、drink and driveは「飲酒する、そして運転する」、つまり、「飲酒運転する」という意味で、drink and driveを切り離して使うことはできません。
このような場合は、I don’t drink and drive.(飲んだら運転はしません)のように、否定文でもandを用いる点についても補足しておきます。

また、相手の発言に対して自分も同じであることを示す「私も」も注意が必要です。
肯定文には tooを、否定文にはeitherを使います。
例えば、I like cats.(私は猫が好きです)に対する「私も猫が好きです」はI like cats, too.となり、I don’t like cats.(私は猫が好きではありません)に対する「私も猫が好きではありません」なら、I don’t like cats, either.です。
このような言語間のギャップは、頑張って1つ1つ覚えていきましょう。


No.137
(Q137)exceptとexcept forの用法の違いが知りたいです。
例えば、Everyone knows it except me.は、except for meと書くと間違いなのでしょうか。
(海外 nanaさん)


後に続く語を意識して使い分けましょう

まず、ご質問にお答えします。
Everyone knows it except me.は、Everyone knows it except for me.と表すことができ、「私以外のみんながそのことを知っている」という意味です。
exceptとexcept for はいずれも「~を除いて」や「~以外は」を表し、every, all, whole, no, any, neverなどの“全体”の概念を持つ語句が前に来るときは、どちらも使えます。
例文はeveryone(みんな)という全体を表す語句があるため、except、except forのいずれも正しい文と言えます。

ただし、「~以外は」が文頭に来るときは、“全体”を表す語句があってもexcept forしか使えません。
(例)Except for Johnny, no one helped me.(ジョニー以外は誰も私を手伝ってくれなかった)

また、Your composition was perfect except for one typo.(1カ所の誤植を除けば、君の作文は完璧だったよ)のように、“全体”ではなく単一のもの(ここではyour composition)について述べるときも、except forしか使えません。

一方、except のみ可能なケースは、前置詞や接続詞の前に来る場合です。
例えば、He goes golfing except on rainy days.(雨の日以外は彼はゴルフに出掛ける)はexceptが前置詞onの前に来ています。
このような場合、except forは×です。


No.138
(Q138)What kind of ~ ? の疑問文では、ofの後ろに来る名詞はすべて単数形にするのかどうか教えてください。
例えば、What kind of sport do you like? は What kind of sports do you like? と言えるのでしょうか?
(東京都 はなさん)


くだけた英語会話では、数えられる名詞を複数形にすることもあります

What kind of ~ ? (どんな種類の~ですか?)の?には、数えられる名詞の単数形、または、数えられない名詞が来ます。
What kind of car do you drive?(どんな車に乗っていますか?)、What kind of facial cleanser do you use?(どんな洗顔料を使っていますか?)という具合です。

上記が基本ルールですが、くだけた英語会話では、数えられる名詞を複数形にすることもあります。
ご質問の「どんなスポーツが好きですか?」は、正しくはWhat kind of sport do you like? とsportは単数形ですが、くだけてWhat kind of sports do you like?とsportsを複数形にすることもあります。また、数えられる名詞の単数形には、通常冠詞をつけません。
ですが会話では、What kind of a sport do you like? と言うネイティブスピーカーもいます。
いずれも正しい用法ではありませんが、耳にすることもあるので、「くだけた用法」として覚えておくとよいでしょう。


No.139
(Q139)「一応」は英語会話でどう言いますか?
(京都府 イーマンさん)


「一応」が表す意味を別の言葉に置き換えて英語にします

日本語の「一応」はさまざまな場面で使える便利な表現ですが、英語にはこれにピッタリの言葉がありません。
「一応」が表す意味を別の言葉に置き換えて英語にします。
次の例を参考にしてみましょう。

I think he’s coming but I’ll call him to make sure. 彼は来ると思うけど、一応(=確認のため、念のため)電話してみるよ。
You should take your umbrella with you just in case. 一応(=万が一に備えて)傘を持って行った方がいいよ。
I’ll use this for the moment. 一応(=差し当たり)これを使うよ。
Let’s take an earlier train to be on the safe side. 一応(=安全策をとって)早めの電車で行こう。
I ran my eyes through the document. 一応(=ざっと)目を通した。
“Do you speak English?” “Yeah, to some extent.” 「英語を話せる?」「うん、一応(=ある程度)ね」


No.140
(Q140)日付の前置詞、atとonの使い分けについて。
最近まで、at 31/03/2011のように使ってきましたが、on Jul 19, 2011 という表記を見つけました。
どう使い分ければよいでしょうか?
また、We will reimburse you on 11 Feb 11. は正しいのでしょうか?
(海外 noriさん)


日付には、必ずonを使います

まずは、日付に関する前置詞から説明します。日付には、必ずonを使います。
at 31/03/2011のようにatを用いることはありません。
on Monday(月曜日に)、on May 10(5月10日に)、on the 11(11日に)、on Children’s Day(こどもの日に)など、「日」を表す場合はすべてonを用いると覚えておきましょう。
atは、at 9:30(9時30分に)やat noon(正午に)など、主に「時刻」を表す場合に用います。
ちなみに、「月」や「年」、「季節」にはinを用います。

次に、日付の表し方ですが、アメリカ英語では「月日, 年」、イギリス英語では「日月,年」の順で表します。
従って、31/03/2011はイギリス英語式で、2011年3月31日を指しています。一方、Jul 19, 2011はアメリカ英語式で、2011年7月19日のことです。
また、May,、June、Julyはつづりが短いため、July 19, 2011のように「月」を短縮しないのが正式です。
February → Feb.やNovember → Nov.のように短縮した場合は、ピリオドを添えるのが基本ルールであることも覚えておきましょう。

We will reimburse you on 11 Feb 11.は「2011年2月11日に返金(返済)いたします」という意味ですが、「11 Feb 11.」は適切な表現とは言えないですね。
’90(90年代)のように年代を指す場合を除き、西暦は短縮しない方がよいでしょう。
ビジネス文書なら、誤解を招かないようFebruary 11, 2011 や11 February, 2011 と書くことをお勧めします。


No.141
(Q141)He asked me to stay here.は「彼は私に、ここに泊めてくれと頼んだ」か、「彼は私に、ここに泊まるように言った」のどちらの意味ですか? 
どちらにも取れる場合、区別するにはどう書き分ければいいでしょうか?
(神奈川県 kurisuさん)


「彼は私に、(私が)ここにとどまるように頼んだ」と解釈するのが自然です

He asked me to stay here.は「彼は私に、(私が)ここにとどまるように頼んだ」と解釈するのが自然です。
「ask人to動詞の原形」は、「~に……してくれと頼む」という意味で、to以降の動詞は「人」の行為を指します。
つまり、He asked me to stay here.の場合、stay hereするのはmeということです。文型で言うとSVOCですね。
次の例を見ると、to以降が「人」の行為であることがより明確になります。

I asked her to close the door.(私は彼女にドアを閉めてくれないかと頼んだ)
My mother asked me to turn down the TV.(母は私にテレビの音量を下げるように言った)

では、「彼は私に、ここに泊めてくれと頼んだ」はどう表現すればよいでしょうか? 
この場合、He asked me if he could stay here.と表します。「ask A if B could動詞の原形」で「AにBが~させてほしいと頼む」という意味です(couldをmightにしてもOK)。
つまり、He asked meで「彼は私に頼んだ」、if he could stay here(彼がここに泊まることができるかどうか)と表現することで、stay hereがheの行為であることを示すことができるのです。
区別が難しいですが、文の構成要素を1つ1つ区切って見ていくと、語順と意味が理解できるようになってきます。


No.142
(Q142)電子辞書で、holdとhandを使って成句検索をしたら、hold sb’s handで「人の手を取る、人を励ます」とあり、hold one’s hand で「手を控える、堪忍してやる」、などとありました。
sb’sはsomebody’sの略だと思うのですが、somebody’sとone’sは何が違うのでしょうか?
(鹿児島県 AtoZさん)


somebody’sは「(その状況で指している)人の」という意味で、one’sは「(文の主語に呼応した)人の」という意味です

辞書によって表記法が異なりますが、お使いの電子辞書では、sb’sは「(人)の」を意味しています。
つまり、その状況下で指している人を「sb」の部分に入れ、「’s」で所有格を作ります。
例えば、hold sb’s hand(~の手をしっかり握る)の場合、He held my hand.なら「彼は私の手をしっかり握った」となり、I held his hand.なら「私は彼の手をしっかり握った」となります。
つまり、sb’sに来る「人」は状況によって自分を指すこともあれば、ほかの人を指すこともあるわけです。
ちなみに、ほかの辞書ではhold A’s hand、hold ~’s hand、 hold a person’s hand、hold someone’s handのように、「A’s」「~’s」「a person’s」「someone’s」と表記はさまざまです。

一方、one’sはほとんどの辞書で表記が統一されており、ちょっと難しいですが「主語に呼応した所有格の代名詞」を指します。
hold one’s hand([干渉などを]慎む)の場合、I held my hand.(私は[私が]干渉するのを慎んだ)、He held his hand.(彼は[彼が]干渉するのを慎んだ)となり、前者は主語のIに呼応してmyが、後者はheに呼応してhisが使われています。

まとめると、sb’sやA’s、a person’s などは「その状況で指している人」を、one’sは「主語に呼応した人」を入れる、ということです。
お分かりいただけましたか?


No.143
(Q143)不定詞は理解しているのですが、動名詞がよく分かりません。
I enjoy listening to the radio. のように「すること」とか、「過去のこと」とか漠然としか理解できません。
何か理解しやすい方法はありますか?
(大阪府 はなうさぎさん)


動名詞は「名詞」の役割を持った動詞と考えましょう

動名詞とは、一言で言うと「名詞」です。動詞にingを付けて名詞の形にしたもので、「~すること」という意味を持っています。
例えば、read(読む)という動詞にingを付けると、reading(読むこと→読書)という名詞になります。
swim(泳ぐ)ならswimming(泳ぐこと→水泳)、clean(きれいにする)ならcleaning(きれいにすること→掃除)となります。
これらは名詞なので、通常の名詞と同じように使うことができます。
例えば、I enjoy music.(音楽を楽しみます)のmusicの代わりに、I enjoy reading.(読書を楽しみます)としたり、Milk is good for you.(牛乳は健康にいい)のmilkの代わりに、Swimming is good for you.(水泳は健康にいい)とするなどです。

「過去のこと」というのは、to不定詞と動名詞を比較した場合のことを示しているのですね? 
例えば、forget(~を忘れる)の場合、forget to doで「~するのを忘れる」、forget doingで「~したことを忘れる」とそれぞれ意味が異なります。
to doは「これからすること」、doingは「すでにしたこと」を指すため、動名詞は「過去のこと」と覚えていらっしゃるのかと思います。
意味の違いを理解する上で「doing=過去のこと」と覚えておくのは良い方法ですが、この限りではないということも頭に入れておきましょう。
I hope to go to Italy someday.(いつかイタリアに行けたらいいな)のhopeのようにto不定詞のみをとる動詞、I already finished doing my homework.(すでに宿題をやり終えた)のfinishようにdoingのみをとる動詞、また、It started to rain. / It started raining.(雨が降り始めた)のstartようにto不定詞、動名詞のいずれでも大して意味の差がない動詞もあります。
お分かりになりましたか?

※ 動詞のing形は動名詞に限らず、現在進行形、形容詞的用法などさまざまにあります。上記の回答が、はなうさぎさんの求めていらした内容と異なる場合は、恐れ入りますが、再度ご質問をいただけますと幸いです。


No.144
(Q144)「英語が上手になったね」などと褒められたときや少し驚いたとき、Thank you. や Are you serious? と言う前にとっさに口をついてしまうのがいつも、Really? です。
ほかのバリエーションやもう少し上級な表現はありませんか?
(奈良県 くーまんさん)


Are you serious? 、Do you really think so? などが使えます

Your English is getting better.(英語が上達してるね)やYou speak good English.(英語が上手ですね)などと褒められたら、まずThank you.とお礼を言うのがベストです。
予想外の褒め言葉に、思わずReally? と言いたくなる気持ちも分かりますが、その場合も、Really? Thank you.とお礼を続けるのがスマートな受け答えです。
不適切なのは、No, no.(いえいえ、そんなことないです)といった否定表現。
謙遜のつもりでも、欧米人は眉をひそめてしまいます。
実際に自分の能力がまだまだなら、Thank you, but I still have a long way to go.(ありがとうございます。でもまだまだです)と表現してみましょう。
ですが、基本は「褒められたら、謙遜ではなくお礼」です。
I’m happy to hear that.(そう言ってもらえてうれしいです)と一言つけ加える余裕があれば言うことありません。

また、驚くようなことを耳にしたとき、ついReally? を多用してしまう人もいると思いますが、Really?を幼稚な表現だと感じたり、「疑われているのかな?」と不快に感じたりするネイティブスピーカーもいます。
代わりに、Is that right?(そうなんですか?)、That’s hard to believe.(それは信じがたいですね)、Are you serious?(本気で言っているのですか?)、You must be kidding!(まさか、ご冗談でしょう!)などを用いて表現のバリエーションを増やし、英会話のスキルアップを目指しましょう。


No.145
(Q145)Can I ~ ? の使い方に困っています。
「私は~することができますか?」はCan I ~ ? でいいのでしょうか?
私の知る限り、「~してもいいですか?」という意味になってしまうと思うのですが……。
(大阪府 takaさん)


はい、大丈夫です。
「可能」の用法、「許可」の用法ともcanを使わない言い方で置き換えて考えてみると分かりやすいですよ

canには「能力」や「可能性」「許可」など、さまざまな用法があります。
takaさんのおっしゃる「私は~することができますか?」が具体的にどのような事柄を指しているのかにもよりますが、基本的に、「私は~することができますか?」、「~してもいいですか?」のいずれにも、「Can I+動詞の原形 ~ ?」を用いることができます。
状況として、自分の能力について、「私は~することはできますか?」と人に尋ねることは少ないので、Can I ~ ? で尋ねる質問文は、「許可」
や「可能性」を表すことが多いと考えられます。
仮に、自分の能力を尋ねる場合、Can I ~ ?という直接的な表現より、Do you think I can+動詞の原形?(私に~できると思いますか)のようにワンクッション置いた表現が好まれます。
Do you think I can perform well?([プレゼンや発表会などで]私はうまくやれると思いますか?)という具合です。

「~することができますか?」のつもりで尋ねても、「~してもいいですか?」と解釈されないかな、と心配になるよう状況なら、表現を変えたり、説明を加えたりして、意味を明確にするのも1つの方法です。
例えば、絵画の展示会などで、「この絵画を買うことはできますか?」と尋ねたいとします。Can I buy this painting? だと「この絵を買ってもいいですか?」と許可を求めているようにも聞こえますね。
こう言う場合は、Is this painting for sale?(この絵画は売り物ですか?)と表現すれば、許可の意味ではなく、購入が可能かどうかを尋ねる文に限定されます。
ほかにも、Is it possible to ~ ?(~することは可能ですか?)やIs it OK to ~ ?(~しても問題ないですか?)など、can以外の表現を使うことも選択肢に入れてみましょう。


No.146
(Q146)「うらやましい」はどう表現しますか?辞書で調べても「ねたましい」という意味での「うらやましい」しか見つけられません。
例えば、海外旅行を楽しんできた人に対して、決してねたましいのではなく純粋に「いいなぁ、私も行ってみたいな」という意味での「うらやましい」を表す表現を教えてください。
(香川県 ココナッツさん)


That’s great. (それはいいですね) などと相手や状況を主にして表現し、そのあとに「自分もしてみたい」として言ってみましょう

確かに、辞書などではenvyやjealousで「うらやましい」を表現していることが多いですね。
日本人は「(私はあなたが)うらやましい」という表現を多用します。
一方、欧米人は、「(あなたは)恵まれていますね、ツイていますね」と相手を主にして、Lucky you! や You’re so lucky!(いいなあ)と表現するのが一般的です。
他にも、状況に応じて、Good for you.(よかったですね)、I’m happy for you.([あなたのことを]私もうれしく思います)、That sounds great.(それはいいですね)、I want to be able to do that.(私もそうできたらいいな)など表すこともできます。
「うらやましい」を直訳するのではなく、こうした表現で代用してみましょう。


No.147
(Q147)行った場所(映画館やデパート、観光地など)が混雑していた、すいていたというような場合、主語には何を使えばいいのでしょうか?
(神奈川県 くろふさん)


行った場所を主語にして表現しましょう。
itなどの代名詞にしてもOKです

The movie theater was crowded.(映画館は混雑していた)、The department store wasn’t crowded.(デパートはすいていた)のように、行った場所を主語にして表現しましょう。
ただ、英語会話では、I went shopping at ABC department store today. It was really crowded.(今日ABCデパートへ買い物に出掛けた。
すごく混雑していた)という感じで、出来事を述べた後に「込んでいた」や「すいていた」などの感想を続けることが多いですね。
このように、前文で行った場所に言及している場合は、主語をitに置き換えるとスッキリします。いずれにしても、crowded(込んでいる)、packed(すし詰め状態の)、not crowded(すいている)などを用いる場合は、行った場所を主語にしましょう。

また、視点を変えて、次のように表現することもできます。There were a lot of people at the movie theater.(その映画館にはたくさん人がいた→混雑していた)、I didn’t see many people there.(そこであまり人を見掛けなかった→すいていた)。迷った場合は、一つの表現にこだわらず、頭を柔軟にして考えてみるのも一案ですよ!


No.148
(Q148)otherとanotherの違いがよく分かりません。
2つの物を対象に話す場合、One is ~, the other one is ~、またはanother one is ~ではどちらが正しいでしょうか?
(神奈川県 ayanaさん)


2つの物や人を対象とする場合、One is ~, and the other is ~.が正解

2つの物や人を対象とする場合、One is ~, and the other (one) is ~.とするのが正解です。
anotherは「もう1つの、もう1人の」という意味で、不特定の物や人(単数)に対して使います。
anotherは、もともと「不特定の物に付く冠詞のan」+「other」であると考えると分かりやすいですね。
一方、単数扱いのthe otherは「残りの1つ、残りの1人」を指します。よって、One is ~, and the other (one) is ~.となるのです(ここのoneは省略可能です)。

例えば、自分には姉妹が2人いて、1人は先生、もう1人は薬剤師をしている場合は、次のようになります。
I have two sisters. One is a teacher and the other is a pharmacist.(私には姉妹が2人います。
1人は先生で、もう1人は薬剤師をしています)。
また、仮に、姉妹が3人いて、1人は先生、もう1人は薬剤師、最後の1人は看護師をしている状況なら、I have three sisters. One is a teacher, another is a pharmacist and the other is a nurse.(私には姉妹が3人います。
1人は先生で、もう1人は薬剤師で、残りの1人は看護師をしています)とします。

the otherは複数扱いすることもできます。
その場合は「残りの全部」を指します。
例えば、姉妹が3人いて、1人が先生、ほかの2人が看護師の場合は、I have three sisters. One is a teacher and the others are nurses. とします。
お分かりいただけましたか?


No.149
(Q149)初めて行った場所で会った外国人の方に、Welcome to ~(場所)! と言われました。
どのように返事をすればいいのでしょうか?
(愛知県 hongさん)


まず、Thank you. (ありがとうございます)と返し、もう一文は言えるように頑張りましょう!

例えば、Welcome to Toronto!(トロントへようこそ!)のように、訪れた先で現地の人にWelcome to ~ ! と言われた場合、まず、Thank you.(ありがとうございます)と返すのがよいでしょう。
歓迎されたわけですから、お礼を言うのがマナーです。
余裕があれば、会話を続けてみましょう。
例えば、I arrived from Japan yesterday.(昨日、日本から来ました)、This is my first [second] visit.(初めて来ました [今回で2回目です]、I like it here.(とてもすてきなところですね)、I’m enjoying Toronto.(トロントの滞在を楽しんでいます)、I’m going to Niagara Falls tomorrow. I’m excited.(明日はナイアガラの滝へ行きます。
ワクワクしています)……など。

旅先での出会いは一期一会です。文法的な正誤を気にし過ぎることなく、Welcome to ~ ! への返事から会話を弾ませて、楽しくコミュニケーションを図りましょう。


No.150
(Q150)疑問文に対する返答に省略してあるのをよく見かけますが、省略の仕方に決まりはありますか?
Who is playing the guitar? ―Mike is. / When did she come to Japan? ―Two weeks ago.これらはこの省略で大丈夫ですか?
完璧(かんぺき)に答えるのも不自然と聞いたことがあり、省略の仕方にはいつも困ります。
(富山県 めいさん)


質問の答えとなる語句のかたまりだけを言えばOKです

Who is playing the guitar? に対するMike is (playing the guitar). と
When did she come to Japan? に対する(She came to Japan) two weeks ago. は、正しい省略の返答です。
かっこ部分を省略せずに完全な文で答えると、会話では少々くどく響くこともあるので、上記のように省略して答えるのが自然です。

基本的に、質問の答えとなる語句のかたまりだけを言えばOKです。
What did you have for dinner? ― (I had) some pizza.(夕食に何を食べましたか?―ピザです)、
Where did you find it? ― (I found it) under the sofa.(どこで見つけたのですか?―ソファの下でです)
という具合です。

「誰が~ですか?」のような主語を尋ねる質問には、次のように「人+質問文にある助動詞」の形で答えます。
この場合の助動詞とはdoやdid、現在完了形のhaveやhas、can、will、should、be動詞などです。
Who baked this pie? ―I did.(誰がこのパイを焼いたの?―私です)、Who will come with me? ―Ken will.(誰が私と一緒に来るの?―ケンだよ)、Who has been to Africa? --I have. (アフリカへ行ったことがある人?―はい、あります)

Yes/Noで答えられる質問には、基本的にYes.かNo.のみで返せばOKですが、助動詞の部分まで入れて答えても構いません。
Are you tired? ―Yes (, I am). 、Can you speak Chinese? ―No (, I can’t). 、Do you know him? ―Yes (, I do). などです。
お分かりいただけましたか?

 




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まとめ

この教材はが、初心者の方が、基礎的な英語表現を短期で身に着ける目的ならば、オススメできると思います。
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30日間英語脳育成プログラムとは

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教材の内容

オンラインの英会話教材。
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英語が聞き取れない悩みを解決!

「読み書きは得意だがヒアリングが全然ダメ・・・」
英会話の学習の初心者にとって、これが最大の悩みでしょう。
30日間英語脳育成プログラムは、このような英会話の学習者が抱える悩みから生まれた教材です。

【英語脳】とは何?

英語が日本語を中継せずに、そのまま理解できる能力が英語脳です。
バイリンガルや優れた通訳者が持つ、日本語に訳さなくても、ダイレクトに英語が分かる能力です。

英文を読むだけ・書くだけなら、英語脳は必要ありません。
自分のペースで作業ができるし、わからないことは辞書を引いたり、意味を確認する時間があるからです。

ところが、英会話は相手とのキャッチボール。
相手が話したことを、脳内で日本語に変換していたら、とても会話になりません。
相手の言っていることを瞬時に理解し、かつ英語で答えるのが英会話、コミュニケーションだからです。

この意味で、英語が使えるということは、日本語に置き換えることなく、ダイレクトに英語が理解できる力を身につけることを意味します。

30日間英語脳育成プログラム 教材のポイント

英語脳育成のためには、次の5点が重要だと考えられています。
30日間英語脳育成プログラムは、これらの理論を取り入れ、効率的な学習ができるように作られています。

1・ナチュラルスピードで聞き取れること

日本人には、欧米人の会話はかなりハイテンポに感じられます。
しかし、彼らにすれば普通のナチュラルスピードなんです。
ということは、そのスピードに慣れることが英会話上達一番の近道。
日本人向けにカスタマイズされたスローイングリッシュではなく、ナチュラルスピードの英語を聞き取ることが大切です。
30日間英語脳育成プログラムは、このスピードに慣れるため、リスニング重視のカリキュラムになっています。

2・耳で英語をインプットすること

30日間英語脳育成プログラムによると、聞き取りができない原因は、目、つまり視覚情報に頼るリスニングをしているから。
テキスト見ながら聴くなど、目を使ったリスニングが聞き取れない理由だとい言います。

3・音と文字を一致させること

can という助動詞があります。これをキャンと読んだと思います。
ところが、実際の会話でキャンと発音されることはなく、[kn]クン・canカンと発音されるのが一般的。
こうした文字と音の不一致を正すことが、英会話をスムーズにするポイントです。

4・語順のまま頭から理解すること

日本人の場合、英文和訳の弊害で、どうしても英語を日本語に置き換えて理解しようとしてしまいます(返り読みの問題)。
例えば、I have a car. という英文を理解するとき、

I have a car.
① ③ ②
I → a car → have.

私は→車を→持っている

という語順で理解しようとしてしまいます。
読み返しができるリーディングなら対応できますが、実際の英会話では、このような「日本式英語」では追いつきません。
なぜなら、声は音が聞こえた瞬間消えてしまうからです。
このようなメソッドで英語を理解するのではなく、聞こえた語順のまま、順番に理解できる力が必要です。

30日間英語脳育成プログラムでは、語順のまま理解できる訳読法になっています。
このプログラムは、返り読みの矯正ができる数少ない英会話教材なので、手順に従ってトレーニングをするだけで、日本語なしで英語が理解できるようになります。

この英会話勉強法のメリットは「英語が聞き取れない」原因を消し去るだけでなく、スピーキングの上達、リーディングの読解スピードアップなど、様々な英語上達効果も付随してきます。

5・練習を積んでいくと・・・

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ちなみに30日間英語脳育成プログラムは8日間、Story.No.0まではキャンセル可能です。
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