diedとdeadの違いがよく分かりかりません!【201-225】

 

 「いしはらまゆみ先生の、英語質問箱」より。


まゆみの英語表現法Q&A

(Q201)英語での、diedとdeadの違いがよく分かりかりません!
diedとdeadの違いがよく分かりません。
「彼は昨日死んだ」は、He died last night. あるいは、He is was dead last night. のどちらでしょうか?
(東京都 mutsumiさん)



動作を表す動詞と、状態を表す形容詞です

英語では、diedは、die(「死ぬ」の意味)という動詞の過去形で「死んだ」という意味です。
He died two years ago. (彼は2年前に死んだ)や、He died of cancer.(彼はガンで死んだ)のように使います。
一方、英語では、deadは「死んでいる」という意味の形容詞です。
例えば、事故現場に駆けつけた救急隊員が、被害者について He is dead.(彼は死んでいる)のように表現するときに使います。
 ご質問の「彼は昨日(昨夜)死んだ」は、He died last night.が正解です。
He is dead last night. だと「彼は昨日死んでいる」という意味になるので、この英文は He was dead last night.とするべきですね。
しかし、isをwasに変えても「彼は昨夜は死んでいた(今は生きている)」というおかしな意味になってしまうので、自然な文とはいえません。
 ちなみに、dieは「死ぬ」という直接的な単語なので、英語会話では、pass away(亡くなる、他界する)を用いて、He passed away last night. としましょう。
同様にdeadも遺体が腐敗していく状態を表す生々しい単語です。
上記の例文のように事故現場や病院などで使うことはあっても、英語会話では、「父は既に死んでいます(=亡くなっています)」のような例で用いることはありません。
このような例では、My father is already gone.
やMy father has already passed away.
と表現するのが自然です。



(Q202)アメリカ人はshallは使わないって本当?
日本人はよく、Shall we? や Shall I? と言いますが、アメリカ人が書いた英会話本では「アメリカ人は shall は使わない」と書いてあります。
アメリカ人は Shall we dance? をどう言うのでしょうか?
(千葉県 デズモンさん)


アメリカ英語では、shallはほかの表現に言い換えられることが多いです

アメリカ英語(会話)では、shallをあまり頻繁に使わないのは事実です。
カジュアルな雰囲気を好むアメリカ人にとって、shallは堅苦しく感じられるからです。
 では、例えばShall we dance? (一緒に踊りましょうか?)をどう表現するかというと、Let's dance.(一緒に踊りましょう)とお誘い表現で表します。
日本人の感覚だと唐突な感じを受けるかもしれませんが、これでOKです。
また、「一緒に~しませんか?」という意味のWhy don't we ~? を用いて、Why don't we dance?(一緒に踊りませんか?)と言うこともあります。また、Do you want to dance with me?(私と一緒にダンスでもどう?)やWould you like to dance with me?(私と一緒にダンスでもいかがですか?)などと表現してもよいでしょう。
 文法上では、Let's ~. で始まる文の付加疑問文にはshall we? を用います。
Let's dance, shall we?(一緒に踊りましょうよ)やLet's go shopping, shall we?(お買い物に行きましょうよ)という具合です。
しかし、アメリカ英語ではshall weを用いず、単にLet's dance. や Let's go shopping.と言うのが自然です。



(Q203)duringとwhileの違いがよくわかりません!
「~の間」にあたるduringとwhileの違いがよくわかりません。
具体的に英語の例を出してご指導お願いします。
(愛知県 kai君のママさん)


意味だけでなく、後ろに続く語句の構造に意識しましょう

during、whileはいずれも「~する間(に)」という意味なので混同しやすいですが、後に続く語句を比較するとその違いがわかります。
duringは後ろに名詞などの句が続きます。
during the day(日中)、during my summer vacation(夏休み中)という具合です。
一方、whileは文や節(つまり主語+動詞があるもの)を続けて、while I was sleeping(私が眠 っていた間に)、while my mother was out(母が外出していた間に)のように表します。
この違いを文法的に説明すると、duringは前置詞、whileは接続詞ということになります。
はっきり理解するために、同じ内容で見てみましょう。
 「ロンドン滞在中に」をduringを用いて表すとduring my stay in Londonとなり、whileを用いるとwhile I stay in London 、またはwhile I’m in Londonとなります。
 また、while節の動詞がbe動詞の場合に注意点が1つあります。
次の2つの英会話文を比較してみましょう。

1.I burned my finger while I was cooking.
(私は料理をしているときに指をやけどした)
2.My husband got back home while I was cooking.
(私が料理をしているときに夫が帰宅した)

1はwhileの前と後の主語がいずれもIです。
このように主語が同じ場合、while節の主語+be動詞を省略して、I burned my finger while cooking. と表すことができます。
2の英語文の主語は、whileの前がmy husband、whileの後がIと異なるため、while節の主語+be動詞を省略できません。



(Q204)「土曜日と日曜日は英語の勉強をしません」は何て言えばいい?
「土曜と日曜は英語の勉強はしません」を英語にした場合、I don't study English on Saturday and Sunday. なのか、I don't study English on Saturday or Sunday. なのか、どちらでしょうか?
(新潟県 gollyyollyさん)



「AもBも~ない」となる文は、英語表現では、否定文でorを用いて表します

「土曜日と日曜日は英語の勉強をしません」を英語で表すと、I don't study English on Saturday or Sunday. となります。
日本語が「土曜日と日曜日」となっているため、この部分をSaturday and Sundayと考えて、I don't study English on Saturday and Sunday. としたくなりますが、否定文ではandをorに変えて、I don't study English on Saturday or Sunday. とするのが自然です。
この文は、I don't study on Saturday. I don't study on Sunday, either.(土曜日は勉強しません。日曜日も勉強しません)と置き換えられます。
つまり、「土曜日も日曜日も勉強しません」ということです。
このように、「AもBも~ない」となる文は、否定文でorを用いて表します。
 別の英語文で見てみましょう。
「肉と魚は好きではありません(=肉も魚も好きではありません)」は、I don't like meat or fish.と表します。
「酒とタバコはやりません(=酒もタバコもやりません)」はI don't drink or smoke.「歌と踊りはできません(=歌も踊りもできません)」ならI can't sing or dance. となります。
お分かりいただけましたか?



(Q205)英語会話では、just in caseと to be on the safe sideの使い分けは?
「念のために」の意味で、just in caseや to be on the safe side を使っていますが、この2つに違いはありますか?
(大阪府 Yukiさん)



「もしものときのために」か「大事を取って」くらいの違いです

just in caseとto be on the safe side(just to be on the safe sideとすることもある)は英語会話では、どちらも「念のため」という意味で、同じように使うことができます。
厳密に言うと、just in caseは「もしものときのために」、to be on the safe sideは「大事を取って」というニュアンスですが、交換可能なことが多いのも事実です。
 例えば、just in caseは、Can I get your cell phone number just in case?(念のため、携帯電話の番号を教えてもらってもいい?)のように使います。
「道に迷うといけないから」といった「もしものとき」を想定しています。
to be on the safe sideは、You should see a doctor just to be on the safe side.(念のため、医者に診てもらった方がいいよ)のように使います。
何かあるといけないから」といったニュアンスが含まれています。
しかし、後者の英語文にjust in caseを用いても問題ありません。どちらを使うかは、話し手の好みと言っても過言ではないでしょう。
日常的な事柄でカジュアルな感覚ならjust in case、「念には念を」という意識が強い場合はto be on the safe sideを使う人もいます。
例えば、「念のため、傘を持って行こう」という場合、曇りの日に駅から家までの道で雨に降られるといけないからという状況ならI'll take an umbrella (with me) just in case. 
友人の結婚式に出席するなどで、晴れた日でも大事な服をぬらしたりするようなことはしたくないなどの場合ならI'll take an umbrella (with me) to be on the safe side. と使いった感じです。



(Q206)「あなたも~しないようにね」という英会話での返事の仕方はどう考えればいい?
Do not drink too much.と言われて、「あなたもね」と英語で答えるとき、主人はYou, too. かNor you.だというのですが、You, neither. ではないのでしょうか?
(NIGEL'S WIFEさん)


You, neither、You, tooに続く意味を考えてみましょう

私たちは学校で、「私も(~だ)」はMe, too.「私も(~ではない)」はMe, neither. と習います。
よって、Do not drink too much.(飲み過ぎないようにね)と言われて「あなたも(飲み過ぎないように)ね」と答えるとき、後者の主語をyouに変えてYou, neither.とすればよいと考えます。
しかし、この英会話表現だと「あなたも飲み過ぎることはない(だろう)」というニュアンスになってしまいます。
相手にも注意を促す意味での「あなたもね」は、ご主人のおっしゃるとおり、You, too. やnor(~もまた……ない)を使ってNor you. がよいでしょう。
 では、なぜ否定文に対してYou, too.が使えるのでしょうか? それは、内容が肯定か否定かにかかわらず、主語の直後にtooを置くと「誰々も」という意味に限定することができるからです。例えば、She, too, has a Porsche.は「彼女もポルシェを持っている」となりますが、She has a Porsche, too.だと「彼女もポルシェを持っている」と「彼女はポルシェも持っている」の2通り考えられ、意味があいまいです。
「彼女も(ポルシェを持っている)」を明確にするには、She, too, has a Porsche.とするのが英会話では、よいとされます。

ご質問の英語文はDo not drink ~と命令文になっているため、理解しやすいように、意味が同じYou shouldn’t drink too much. に形を変えて説明しますね。
この英会話文を、「あなたも飲み過ぎないようにね」と表すには、You, too, shouldn’t drink too much. とします。
この最初の部分が、ご主人の言うYou, too. の出所です。
You shouldn’t drink too much, either. と表現することも可能です。
その際、You shouldn’t, either.とすれば誤解なく伝わるはずです。
You shouldn’t drink too much. と言われ、nor(~もまた…ない)を使って「あなたも飲み過ぎるべきでない」と答える場合は、Nor should you. と表現します。
くだけた英会話では、単にNor you. と言うこともあります。ご理解いただけましたか?




(Q207)最上級で使われるof all のallは単数、複数?
Tom is the tallest of all. というような最上級の表現では、ofの後に複数の意味を表す語がくると習いました。allは人を指す場合は複数扱いですが、物・事を指す場合は単数扱いとも習ったのですが、上記のような文でallが物・事を表す場合もof allとなるのでしょうか?
(神奈川県 sakiさん)


「最上級+of all」 は「すべての中で最も」という意味で人、物、事にかかわらず使うことができます

最上級の文で. . . of allを使って「~の中で一番……」と表す場合、人、物、事にかかわらず、常にof allの形で用いることができます。Tom is the tallest of all.(トムは全員の中で一番背が高い)、This ring is the most expensive of all.(この指輪はすべての物の中で一番高価だ)、It’s the most troublesome problem of all.(それはすべての中で一番やっかいな問題だ)という具合です。簡単に言うと、「最上級+of all」 は「すべての中で最も」という意味の決まった表現です。本来、最上級だけでも「最も~」を表せるのですが、of allを加えて強調した形なのです。
 allが物・事を指して単数扱いになるのは、All was lost in the fire.(すべての物が火事で失われた)や、I hope all is well with you.(<手紙などで>万事順調のことと思います)のようにallが主語になることが多いのが特徴です。また、allは響きがかたくなるため、会話ではeverythingを好んで用いる人が多いです。



(Q208)英会話での、「said to 人」の使い方に混乱しています!
I said to her Do your homework. とI said her to do her homework. という同じ意味の2つの文があったのですが、後者はherの前のtoが抜けています。
どうしてですか?
(埼玉県 ももさん)



英会話で直接言った言葉なら、「said to 人」の後に“ ”でくくって引用符をつけましょう

解説する前に、ご提示いただいた2つの文を訂正しておきましょう。
1)I said to her Do your homework.(誤)は、I said to her, “Do your homework.” が正しい文です。
2)I said her to do her homework.(誤)は、I said to her to do her homework. としなければなりません。
つまり、両者ともtoは必要ですね。
正しい文を見ると疑問が解決されたようですが、念のため、解説します。
 saidは「言った」という意味で、「~(人)に言った」を表す場合は、「said to人」のようにtoを入れます。
言った内容をそのまま引用する場合は、コンマを打ってから引用した言葉を引用符(“ ”)でくくります。「私は彼女に『宿題をしなさい』と言った」は、I said to her, “Do your homework.” となり、これを直接話法と言います。
一方、I said to her to do her homework.(私は彼女に宿題をするようにと言った)のように、言った内容を話者(ここでは「私」)の言葉に置き換える表現を間接話法と言います。
英語会話で、「~に……するように言った」は「I said to人to . . . 」と表します。
前者のtoは「said to人」のto、後者のto. . .はto不定詞(ここでは、「~するように」という意味になります)です。
 ちなみに、間接話法では、I said to her to . . . より、I told her to . . . (toldは「~に言った、話した」の意)を好むことが多いため、2文目は、I told her to do her homework.(私は彼女に宿題をするようにと言った)とする方がより自然です。



(Q209)win、beat、defeatはどう使い分ければいいでしょう?
試合などに「勝つ」と言う場合、win、beat、defeatが英語の辞書に載っていましたが、使い分けがよくわかりません。
WBCなどの試合で「日本が6-2で韓国に勝った」と言う場合は、Japan defeated Korea 6-2 in the WBC. 、あるいは、Japan won against Korea 6-2 at the WBC. など、どのような表現が一般的でしょうか?
(茨城県 yamajiさん)



後に続く目的語によって使い分けましょう

win、beat、defeatを英語の辞書で引くと、いずれも「勝つ」という意味が載っているため、使い分けに迷ってしまいますね。
これらは、動詞に続く目的語(誰に勝つのか、何で勝つのかを表す語句)が異なります。
winは、「(試合や競争など)で勝つ」という意味で、後にgame(試合)やmatch(試合)、race(競争)など、“試合や競争”を表す語句が続きます。
人や相手チームに勝つ場合には、win against ~ とします。
一方、beatやdefeatは「~(相手)に勝つ、~(相手)を打ち負かす」という意味で、後に、him(彼)やthe other team(相手チーム)、the enemy(敵)など、”相手”を表す語句が続きます。
beatとdefeatに大きな違いはありません。
また、beatとdefeatは目的語が必要ですが、winはWe won.(私たちが勝った)のように目的語なしで使うこともできます。
 「WBCで日本が韓国に6-2で勝った」と言う場合、yamajiさんが提示された、Japan defeated[beat] Korea 6-2 in the WBC.、Japan won 6-2 against Korea at the WBC. のいずれも一般的に使われます。
前者は「打ち負かした」、後者は「勝った」ことを強調した英会話表現です。



(Q210)limitation とlimitationsって意味が違うのですか?
limitation(制限)という単語を使うとき、I know my limitations.と複数形になるのはなぜですか?
ほかにも年齢制限もage limitationsとなっていますよね。
ちなみに、石原先生の英語英会話の本は好きで、日記と文法を2冊ほど現在勉強中です。
(山口県 まあママさん)



ニュアンスが違います。
英語で、limitationは「制限や限度(を設けること)」、複数形のlimitationsは「(能力や活動などの)限界や制限」と考えましょう

拙著で勉強してくださっているそうですね。
ありがとうございます! 
さて、limitationという単語についてですが、単数形か複数形かによって、微妙に意味が異なります。
単数形の場合は「制限や限度(を設けること)」という意味で、統制に重点が置かれています。
規則のような含みもあります。
一方、複数形は「(能力や活動などの)限界や制限」を指します。
I know my limitations.(自分の限界を分かっている)は、限度を設けているのではなく能力の限界を意味しているので、複数形のlimitationsが使われています。
age limitationsも、年齢制限を設けていることに重点があるのではなく、何かをする際の年齢による制限を指しているので、複数形になっています。
physical limitations(体力の限界)も同様です。
一方、制限を設けたり統制したりすることに重点が置かれた単数形のlimitationは、limitation on imports(輸入制限)のような例で使われます。
ちなみに、limitにも名詞で「限界、制限」という意味があり、これは、「超すことのできない限度」というニュアンスです。
time limit(制限時間)やspeed limit(制限速度)でおなじみですね。
age limit(年齢制限、定年)という表現もあります。




(Q211)英会話で、I'm kind of OK.とはどういう意味でしょうか?
(神奈川県・Kayさん)



「まあ、大丈夫です」という意味です。
英語会話の表現で、kind ofを入れることで、断言を避けることができます

kindは「親切な」や「種類」という意味でまず習うため、I'm kind of OK. という文は意味が取りづらく感じますね。
実はこれで、「まあ、大丈夫です」という意味になるんです。
このkind ofは「まあ」「ちょっと」「どちらかと言えば」などのニュアンスで、断言を避けるときや穏やかに言いたいときなどに使います。
kind ofを取ったI'm OK. は「私は大丈夫です」という“きっぱり表現”ですが、kind ofが入ることで「(完全に大丈夫というわけではないけれども)まあ、大丈夫です」と断言を避けた表現になるわけです。
別の英語会話例でもう1つ。
This is expensive.は「これは(値段が)高い」ですが、This is kind of expensive. だと「ちょっと高いなぁ」というニュアンスになり、やわらかく表現することができます。
kind ofはbe動詞の後か一般動詞の前に入れます。
 質問への答えとして、kind ofを単独で用いることもあります。
この場合は「まあね」や「そんなところだ」というニュアンスです。
“Do you understand ?”(理解できましたか?)、“Kind of. ”(ええ、大体は)という具合です。
いずれの場合も、英語会話ではkind ofを [カインダ]のように発音するのが一般的です。
一緒に覚えておきましょう。




(Q212)長い英語文章を話せるようになるには、どうすればいい?
長い英語文章を話せるようになるトレーニングを教えてください。
イギリス人の友達がいるので英語を話す機会は多いのですが、いつもこちらが質問したり、覚えたフレーズを使ったりするだけで、自分の意見を長い文章で話すことがなかなかできません!
(神奈川県 ペラペラさん)



単純な文にいろいろな情報を付け加えていく練習がおすすめです。
また、日ごろから自分の意見を英語でまとめる練習をするとよいでしょう

長い英語文で自分の意見を言えるようなりたいという気持ちが生ずるのは、英会話レベルがワンステップ上がり、英語を話す余裕が出てきた証拠です。
素晴らしいですね。
 長い文を話すトレーニングとして、単純な文にいろいろな情報を付け加えていく練習をおすすめします。
例えば、好きな場所を聞かれたとき、I like Kyoto.(京都が好きです)で文を止めるのではなく、
I visit there a few times a year.
I like visiting there especially in spring because the harmony of the old buildings and the cherry blossom is gorgeous.
(年に数回京都を訪れます。特に春に訪れるのが好きです。
なぜなら、古い建物と桜の花の調和がとても美しいからです)
のように、京都に関する意見や情報を付け加えていきます。
付け加える情報がなくなったら、Have you ever been there?(そこへ行ったことがありますか)と相手に質問して切り替えるのも手ですね。“
長い英語文は、1文が長いという意味ではなく、意見を長く言うと考えましょう。
文を付け加えていく上で、because(なぜなら)やafter that(その後)、for example(例えば)など、接続的に使う語句をできるだけたくさん覚えておくといいですね。
 また、自分の意見を英語でまとめる練習も有用です。
そもそも自分の意見がまとまっていなければ、それを英語で話すこともできません。
よって、ニュースや身近なできごとについて自分の意見をまとめ、それを英文にしてみるとよいでしょう。
ネイティブの会話やインタビューなどを参考にすると、意見のまとめ方のコツがつかめてきますよ。
 ネイティブスピーカーは容赦ないスピードで話すことが多いもの。
イギリス人のご友人との会話で長い文が言えないと感じる理由に、話す間がないことが挙げられるなら、Let’s see,(ええと)やHow can I put it?(どう言ったらいいかな?)などの言葉を盛り込んで今考え中であることをアピールするのも手。
Can you speak a little slowly?(少しゆっくり話してくれますか?)やCan you speak in plain English?(簡単な英語で話してくれますか?)と頼むのも悪いことではありませんよ。




(Q213)現在形と過去形が混ざった文が苦手です!
I think you were wrong.など、現在形と過去形が混ざった英語英会話の文がいま一つ分かりません。
詳しく教えてください。
(京都府・宇治さん)



1つの英語文の中の2つの節、それぞれの動詞の時制を意識して考えてみましょう

I think you were wrong. はI think (that) you were wrong. のthatが省略されたもので、「あなたは間違っていたと(私は今)思う」という意味です。
I think(私は思う)の後にその内容をthat節で(ここでは you were wrong [あなたは間違っていた] )続けた形です。
thinkは「思う」という意味の現在形で、今思っていることを表現するときに使います。
thinkに続く内容は、現在、過去、未来など、どの時制でも表せます。
I think you were wrong. は「あなたは(あの時)間違っていたと私は(今)思う」という意味ですが、I think you are wrong. とすれば、「あなたは間違っていると私は(今)思う」という意味になります。前者は過去のことを思い出しながら話しているイメージ、後者は、話し合いが現在行われているイメージですね。
I thinkを過去形にしたI thoughtは、「私は(あの時)思っていた」となり、(今思っている事柄ではなく、)過去に思っていた事柄を今、述べていることになります。
お分かりいただけたでしょうか?
※宇治さんのご質問が、上記の内容からもう一歩進んだ「時制の一致」といわれるものでしたら、さらに解説が必要となります。
その際は、改めてご質問いただければ幸いです。



(Q214)ネイティブが使っていた”Give way!”って英会話文、どういう意味?
街で、ネイティブスピーカーが前を歩く自分の子どもに、“Give way!”としきりに言っていました。
どういう意味ですか?
(茨城県 A.Oさん)



「道を空けなさい!」という注意の言葉です

ネイティブスピーカーの英語に耳を傾けるのは、とても良いことですね。
この “Give way!” は、「道を空けなさい!」という意味です。きっと、お子さんがちょこまかと動き回っていて、周囲の人の邪魔になっていたのでしょうね。
give wayは「譲歩する」「折れる」などの意味を持つ熟語で、路上では「道を譲る」「ほかの車を先に行かせる」という意味になります(Make way! ということもあります)。
また、イギリスではGive Way!(アメリカではYield!)と書かれた道路標識を見掛けることもあり、これは、「先方が優先なので止まれ」という意味です。
 体験を通して覚えた表現は忘れないものです。これからもネイティブスピーカーの会話に耳を傾けて、英語力を磨いてくださいね。
余裕があれば話し掛けてみるのもGoodですよ。




(Q215)どうしてwon’tを使うのか、教えて!
ある英会話の本に、「このジャケットは(小さくて)ボタンがかからない」をThis jacket won't meet. とありました。
なぜ、won't (will not) なのか理解できません。
ここでのwillの使用法について教えてください。
また、This jacket doesn't meet.は間違いなのでしょうか?
(東京都 苦楽賢人さん)



won'tには、「(物や人が)どうしても~しようとしない」という意味があります

私たち日本人には、「will=未来形」というイメージが強いため、今ジャケットのボタンをかけようとしている状況でwillを使うことに違和感がありますね。
確かに、willは未来の事柄に用いることが多いのですが、否定のwon't(will notの短縮形)は「(物や人が)どうしても~しようとしない」という、主語の意志を表すことがあります。
また、そのような状況に対する、話し手のいらだちを表すこともあります。
This jacket won't meet. のwon’tは、ボタンをかけようとしているのに、どうしてもかからないという「主語の意志」と「話し手のいらだち」を表しているわけですね。
このタイプのwon’tは、This door won't open.(このドアはどうしても開かない)やHe won't listen to me.(彼は私の言うことを聞こうとしない)のような例でもよく使われます。
 一方、This jacket doesn't meet. .だと「このジャケットはボタンがかからない(ようになっている)」というニュアンスです。
現在形で表す英会話文は、事実を述べているにすぎません。
ボタンをかけたいのにかからないという状況を表現するには、やはりThis jacket won't meet. が適しています。
ちなみに、meet をclose にして、This jacket won't close. と表現するのも自然です。
一緒に覚えておいてくださいね。




(Q216)「~をした」と「~をしてしまった」のニュアンスの違い、英語にもある?
日本語で「~をした」と「~をしてしまった」とではニュアンスが違いますが、英語ではこれら2つを使い分けるのでしょうか?
(埼玉県 おばちゃんlearnerさん)



時制で使い分けます。
また、「~してしまった」の表す意味を確認しましょう

はい、基本的には使い分けます。
「~した」は過去の出来事を述べるときに用い、I returned home around seven.(7時ごろに帰宅した)のように単純過去で表します。どちらかというと、事実を淡々と述べている感じです。一方、「~してしまった」は動作の完了を表し、現在完了形(have/has+動詞の過去分詞形)で表すのが一般的です。I've (=I have) done my homework.(宿題はもう終えてしまった)やHe’s (=He has) just left.(彼はちょうど出掛けてしまった)という具合です。
これらは、「宿題を終えた(だから今お茶を飲んでゆっくりしている)」や「彼は出掛けた(だから今ここにはいない)」のように、気持ちが現在に向いているのが特徴です。
現在を意識する必要がなければ、たとえ日本語が「~してしまった」となっていても、英語では単純過去で表せばOKです。
 また、「~してしまった」が表す内容によっても、表現が変わります。
「~してしまった」が好ましくない結果を表す英語会話表現は、I broke a cup.(カップを割ってしまった)のように単純過去を使います。
また、「(そうするつもりではなかったのに)~してしまった」という意思に反した行為は、I ended up -ing.を用いて、I ended up eating too much.(結局食べ過ぎてしまった)のように表現します。
お分かりいただけましたか?




(Q217)丁寧に場所を尋ねる場合の語順は?
「郵便局はどこですか?」という表現で、ある英会話テキストでCould you tell me where the post office is? となっていました。
isが最後にきているのはなぜですか?Could you tell me where is the post office? ではいけないのでしょうか?
(兵庫県 リンリンさん)



疑問詞の後ろを「主語+動詞」の語順にしましょう

英会話テキストにあったCould you tell me where the post office is? が正しい文で、Could you tell me where is the post office? は誤りです。
順を追ってご説明しましょう。
「郵便局はどこですか?」を直訳すると、Where is the post office? となります。
これは直接的な尋ね方ですが、英語で「郵便局がどこにあるのか教えていただけますか?」と間接的に丁寧に尋ねる場合は、Could you tell me where the post office is? とします。
Where is the post office? のような疑問詞を使った疑問文を、Could you tell me ~? といった英会話文に組み込むとき、疑問詞(ここではwhere)の後ろを「主語+動詞」の語順にするというルールがあります。
そのため、Could you tell me where the office is? となるのです。
別の例を見てみましょう。Where did you buy it? (それをどこで買いましたか?)は、Could you tell me where you bought it? (それをどこで買ったか教えていただけますか?)となります。
Could you tell me~?のほかに、I don’t know ~.(~を知りません)やDo you know ~?(~を知っていますか?)、I wonder ~.(~かなと疑問に思う)なども同様の語順になるので、一緒に覚えておきましょう。




(Q218)電話をかけたとき本人が不在だったら?
電話をかけたとき本人が不在なら、日本では「電話があったことをお伝えください」と言うことがありますが、これを英語で伝えるにはどのような表現があるでしょうか。
(東京都 teddyさん)



話そうとした相手が男性なら、Could you ask him to call me back?と表現します

電話で英語を話すのはドキドキするものですが、言うことがわかっていれば緊張も和らぎます。
今回は、本人が不在のときに使えるさまざまな電話表現をご紹介しましょう。ここではteddyさんがMike(男性)に電話をかけたとします。
 相手が受話器を取ったとき、This is teddy. May I talk to Mike, please?(テディといいますが、マイクさんをお願いします)のように切り出します。
マイクが不在とわかり、「電話があったことをお伝えください」と言う場合は、Could you tell him I called?と言います。
不在の相手が女性の場合は、himをherにしましょう。自分の名前はすでに伝えてあるので、I calledとすればOKですが、まだ名前を言っていない状況ならteddy calledのように自分の名前を入れましょう。
 「お電話いただけるようお伝えいただけますか」はCould you ask him to call me back?と表現します。
この後、My number is 03-1234-1234.(電話番号は03-1234-1234です)、または、He has my number.(私の電話番号はご存じです)のように言うとよいでしょう。
ちなみに、電話番号は数字を1つずつ読めばOK。zero, three, one, two...という具合です。
ほかに、伝言を頼む場合は、May I leave a message?(伝言をお願いしてもよろしいでしょうか)と言ってから伝言を続けます。
 電話の声は、周囲の状況によってかなり聞こえにくくなります。
英会話では、大きな声ではっきり話すようにしましょう。




(Q219)Can I...、Can you...、May I...、Could I...、Could you...、Would you...の使い方
調べれば調べるほど、Can I...、Can you...、May I...、Could I...、Could you...、Would you...の使い方がこんがらがってきました。
ネイティブの方はどれをよく使われるのですか。
(滋賀県 英語大好きさん)



主語がIなら許可を得るとき、主語がyouなら依頼するときに使います

わかりやすくするために、同じ主語の英会話表現をまとめて説明することにしましょう。
Can I...?、Could I...?、May I...?は、主語がIになっていることからもわかるように、「(私が)~してもいいですか」と許可を得るときに使います。
Can I...?は「~してもいい?」というカジュアルな表現で、親しい間柄でよく使います。
フレンドリーなアメリカ人は、それほど親しくない間柄でも「~してもいいですか」という感覚で使うことがあります。
Could I...?とMay I...? は「~してもよろしいでしょうか」という丁寧な表現で、ビジネスシーンでよく耳にします。
いずれも、...には動詞の原形がきます。
これらは、「援助の申し出」をするときにも使います。
Could I carry that bag for you?(バッグをお持ちしましょうか)という具合です。May I help you?(お手伝いいたしましょうか)はすでにおなじみですね。
一方、Can you...?、Could you...?、Would you...?は、主語がyouになっていることからもわかるように、「~してくださいませんか」と依頼するときに使います。
Can you...?は親しい間柄で使うと「~してくれる?」というくだけた響きになりますが、アメリカ英会話では「~してくれますか」くらいの感覚で使うこともあります。
Could you...? とWould you...?は「~してくださいませんか」という丁寧な表現です。
ネイティブの英語会話ではどれもよく使われるので、親しい間柄ならCan、かしこまった状況ならCouldやWould、May、というように使い分けるとよいでしょう。
また、軽い内容の許可や依頼(電気をつけるなど)ならCan、多少負担のかかる内容(仕事を休む、車で送ってもらうなど)ならCouldやWould、Mayを用いる、という使い分けをしてもいいですね。




(Q220)日曜大工についての表現を教えて
日曜大工の表現で質問があります。
まゆみ先生の『英語で日記を書いてみる』(ベレ出版)にはputter around the houseとありましたが、putterの意味は「ぶらぶらしている」と英語辞書にあり、あまりピンときません。
I did some home carpentry and made a box.とか、Sunday carpenteringなどのほうが理解しやすいのですが。
「久しぶりに日曜大工をした」や「日曜大工で○○を作った」と言うとき、初級者にはどんな表現が適当でしょうか。
(茨城県 yamajiさん)



「日曜大工」には、home carpentryやdo-it-yourselfがよく使われます

拙著をお使いくださり、ありがとうございます。
「日曜大工」に関する表現で理解しづらい個所があったとのこと、この場をお借りして、説明不足をおわびいたします。
putterの意味は「ぶらつく」などと英会話の辞書に載っているため、「日曜大工」とはかけ離れた感じがしますが、英英辞典のCobuild English Dictionary for Advanced Learnersには、If you putter around, you do unimportant but quite enjoyable things, without hurrying.と載っています。
これを訳すと、「putter aroundとは、重要ではないけれど楽しいことをのんびりすること」となります。
つまり、putter around the houseは、「家にいて趣味的に(気が向くままに)雑事をすること」を指し、日曜大工のイメージに近くなります。
ちなみに、putter around the gardenだと「庭いじりをする」となります。
初級者の方にはちょっと難しかったですね。
yamajiさんが提示してくださったI did some home carpentry and made a box.は正しい表現です。
Sunday carpentryもOKですが、home carpentryやdo-it-yourselfがよく使われます。
「久しぶりに日曜大工をした」は、I enjoyed doing some home carpentry for the first time in ages.と表現します。
for the first time in agesで「久しぶりに」という意味です。
「日曜大工で○○を作った」は、上記のI did...and made a box.のboxを入れ替えて使いましょう。
また、「日曜大工」という表現にこだわらず、I enjoyed making a box.と表現してもいいですね。




(Q221)「……したことがある」「……した経験がある」という意味の英語会話表現を教えて
・「彼は走り幅跳びで優勝したことがある」と「彼は走り幅跳びで優勝者になったことがある」という2つの英語表現を教えてください。(東京都 tosiさん)
・「海外で生活した経験がある」と言いたい場合、I have lived abroad.以外に、experienceを使ってI have experienced living abroad.と言うでしょうか。
(和歌山県 シーザーさん)



基本的に英語では、「経験」は現在完了形で表すことができます

tosiさん、シーザーさんのいずれも「経験」の表現に関するご質問ですね。
基本的に、経験は現在完了形(have/has+過去分詞)で表すことができます。
よって、「彼は走り幅跳びで優勝したことがある」はHe's won a long-jump championship.、「彼は走り幅跳びで優勝者になったことがある」は、He's been a long-jump champion.と言います。He'sはHe hasの短縮形です。
championshipは「優勝」、championは「優勝者」という意味で、championをwinnerにしてもOKです。
「海外で生活した経験がある」はI've lived abroad.と言います。
I've experienced living abroad.という文をご提示いただきましたが、これは文法的に誤りではないものの、あまり自然とは言えません。
experience(……を経験する)は、苦境や困難な状況、恐怖やスリルなどの感情について用いるのが一般的だからです。
現在完了形を使わずに、I used to live abroad.(以前、海外に住んでいた)と表現してもいいですね。
<used to+動詞の原形>で「以前は……していた」という意味です。
また、I lived abroad in my childhood.(子どものころ海外に住んでいた)のように、in my childhood(子どものころ)や10 years ago(10年前)などの「過去の時」を表す語句を用いれば、単なる過去形で表現することもできます。



(Q222)海外の有名人に偶然遭遇したとき、どう声を掛ければいい?
先日旅行中に海外の有名人に偶然遭遇したんですが、英語で、何と声を掛けたらいいかわからず、思わずHi, XXX!と呼び掛けてしまいました。
笑顔で接してくださいましたが、これって失礼ですよね。
こんなときはどう言えばいいのでしょうか。
「○○さんですよね」などという意味の適切な英会話フレーズを教えてください。
(愛知県 マッキーさん)



「○○さんですよね」という表現は、自分の確信の度合いによって使い分けましょう

旅行中に有名人と遭遇?! 思い出に残る経験をされましたね。
英語圏にはフレンドリーな人が多いので、Hi, XXX!と声を掛けても、日本人が思うほど失礼な響きにはならないので大丈夫ですよ。
相手の方もうれしかったと思います。
 ご質問の「○○さんですよね」は、確信の度合いによって次のように使い分けます。
おそらく間違いないだろうという場合は、Excuse me, you're XXX, right?と表現します。最後の..., right?は、確認するときの「……ですよね?」という意味です。
人違いかもしれないけれども声を掛けるという状況なら、I'm sorry if I'm wrong, but are you XXX?(間違っていたら申し訳ないのですが、○○さんでしょうか)と言うと失礼になりません。
相手が有名人だとわかったら、I'm a big fan of yours.(あなたの大ファンです)と付け加えると、喜んでもらえるでしょう。
運がよければ、May I ask you for your autograph?(サインをお願いできますか)や May I shake hands with you?(握手していただけますか)といった要望にも応えてくれるかもしれません。




(Q223)I'm worried...は「……が心配だ」ではなく「……が心配だった」という意味では?
石原先生の『新・英語日記ドリル』で日記を書いています。
Day 6にI'm worried...という表現が出てきますが、これはなぜworryではないのですか。
このままでは、「……が心配だ」ではなく「……が心配だった」になるような気がします。
(埼玉県 かおりさん)



worriedは動詞worryの過去形と思えるかもしれませんが、実は形容詞なんです

『新・英語日記ドリル』を使ってくださっているとのこと、ありがとうございます。
この本のDay 6でご紹介したI'm worried...(……が心配だ、……ではないかと心配だ)に関して、worriedだと過去の意味になるのではないかというご質問ですね。
 worriedは-edで終わっているため、一見worry(動詞)の過去形と思えるかもしれませんが、これは動詞ではなく、「心配して」という意味の形容詞なんです。
よって、「心配している」はI'm worried.、「心配していた」ならI was worried.のように、be動詞で時制を区別します(worriedの形は変えません)。
わかりやすくするために、busy(忙しい)という形容詞を使って説明しましょう。
英語会話で「忙しいです」はI'm busy.、「忙しかったです」はI was busy.と表現します。
ほら、busyの形は変えず、be動詞で現在のことか過去のことかを区別しているでしょう?
 worriedもbusyと同じように使います。
 ちなみに、Day 5のexcited、Day 8のsurprised、Day 9のdisappointedも-edで終わっていますが、worriedと同じく形容詞です。
一緒に覚えておいてくださいね。




(Q224)知人から「離婚した」と聞いたとき、自然な応答の仕方を教えて
アメリカ人の方から「離婚した」とうかがったことがあります。
このようなとき、英会話では、どのように返答するのが最も自然でしょうか。
事情があって前向きな結論だった場合などは、I'm sorry to hear that.だけでは単純すぎる気がします。
(神奈川県・まゆりんさん)



相手との関係や離婚の状況によって、かける言葉を選びましょう

離婚した人、失恋した人、試験に落ちた人などには、かける言葉を選びますね。
ましてや英語で言うとなると、自分の気持ちがきちんと伝わるかどうか心配になることもあるでしょう。
離婚した人に対して、I'm sorry to hear that.(お気の毒です)と言うのは正解です。
これだけでは淡々としすぎかなと思ったら、Are you feeling OK?(大丈夫ですか)と気持ちが落ちついてきたかどうかを確かめたり、I'm sure you've been through a tough time.(いろいろと大変だったことでしょうね)と同情の気持ちを表したりするのもよいでしょう。
離婚が前向きな結論だった場合は、I'm sure you made the right decision.(正しい決断をなさったと思います)と言ってあげると、相手は心強いと思います。
そういえば、離婚を考えていると生徒さんに打ち明けられたことがありました。
数年後、やっと離婚できたと報告してくれたとき、Am I supposed to say, "Congratulations?"(「おめでとう」と言うべきかしら)と尋ねると、Yes, I'm happy.という返答でした。
相手との関係や離婚の状況によっては、このような言葉をかけるのもアリですね。




(Q225)「どちらが好きですか」をWhich do you like?と言うだけではNG?
「どちらが好きですか」と言いたいとき、Which do you like?と言うだけではダメですか。
比較の勉強をしていたら、「最後に必ずbetterがきます」と書いてあるのを見つけましたが、比較でなければいいのですか。
答え方も、I like...でbetterをつけなくてもいいように思うのですが。それとも、whichを使ったら比べることになるのでbetterはつけなければいけないんでしょうか。
また、betterの品詞が何になるかも教えてください。
(佐賀県・クッパさん)



「どちらの方が好きですか」と言いたいなら、英会話では、比較級を用いるのがよいでしょう

まず、日本語の意味を明確にする必要がありますね。
「どちらが好きですか」という質問に対しては、「好き」なものを選んで答えます。
選ばなかった方は好みではない可能性もあるわけですね。
「どちらが好きですか」の意味するところが「どちら(の方)が好きですか」の場合は、両方とも「好き」という事実の下、「どちらの方が、より好みですか」という比較の意味になります。
例えば、日本酒もワインも両方好きだと言う人にWhich do you like?(どちらが好きですか)と尋ねるのは不自然で、この場合はWhich do you like better?(どちらの方が好きですか)としなければなりません。
答えるときも、I like wine better.(ワインの方が好きです)のように比較級を使って表現します。
I like wine.だと「ワインが好きです」となり、日本酒は好きではないような響きになってしまうからです。
ちなみに、このbetterは副詞です。
別の例を挙げましょう。
写真に2人のきれいな女性(AさんとBさん)が写っているとします。
これを見て、A is pretty.(Aさんはきれいですね)と言うとBさんはきれいではないことを暗示しかねません。
しかし、A is prettier.なら「(Bさんもきれいだけれど)Aさんの方がきれいですね」となり、2人ともきれいであることを表現できます。
このように、英会話では、比較級は「両方とも○○だけれど、一方の方がもう一方よりもっと○○」であることを表すので、やはりbetterやprettierなどの比較級を用いるのが正しいと言えるでしょう。



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「読み書きは得意だがヒアリングが全然ダメ・・・」
英会話の学習の初心者にとって、これが最大の悩みでしょう。
30日間英語脳育成プログラムは、このような英会話の学習者が抱える悩みから生まれた教材です。

【英語脳】とは何?

英語が日本語を中継せずに、そのまま理解できる能力が英語脳です。
バイリンガルや優れた通訳者が持つ、日本語に訳さなくても、ダイレクトに英語が分かる能力です。

英文を読むだけ・書くだけなら、英語脳は必要ありません。
自分のペースで作業ができるし、わからないことは辞書を引いたり、意味を確認する時間があるからです。

ところが、英会話は相手とのキャッチボール。
相手が話したことを、脳内で日本語に変換していたら、とても会話になりません。
相手の言っていることを瞬時に理解し、かつ英語で答えるのが英会話、コミュニケーションだからです。

この意味で、英語が使えるということは、日本語に置き換えることなく、ダイレクトに英語が理解できる力を身につけることを意味します。

30日間英語脳育成プログラム 教材のポイント

英語脳育成のためには、次の5点が重要だと考えられています。
30日間英語脳育成プログラムは、これらの理論を取り入れ、効率的な学習ができるように作られています。

1・ナチュラルスピードで聞き取れること

日本人には、欧米人の会話はかなりハイテンポに感じられます。
しかし、彼らにすれば普通のナチュラルスピードなんです。
ということは、そのスピードに慣れることが英会話上達一番の近道。
日本人向けにカスタマイズされたスローイングリッシュではなく、ナチュラルスピードの英語を聞き取ることが大切です。
30日間英語脳育成プログラムは、このスピードに慣れるため、リスニング重視のカリキュラムになっています。

2・耳で英語をインプットすること

30日間英語脳育成プログラムによると、聞き取りができない原因は、目、つまり視覚情報に頼るリスニングをしているから。
テキスト見ながら聴くなど、目を使ったリスニングが聞き取れない理由だとい言います。

3・音と文字を一致させること

can という助動詞があります。これをキャンと読んだと思います。
ところが、実際の会話でキャンと発音されることはなく、[kn]クン・canカンと発音されるのが一般的。
こうした文字と音の不一致を正すことが、英会話をスムーズにするポイントです。

4・語順のまま頭から理解すること

日本人の場合、英文和訳の弊害で、どうしても英語を日本語に置き換えて理解しようとしてしまいます(返り読みの問題)。
例えば、I have a car. という英文を理解するとき、

I have a car.
① ③ ②
I → a car → have.

私は→車を→持っている

という語順で理解しようとしてしまいます。
読み返しができるリーディングなら対応できますが、実際の英会話では、このような「日本式英語」では追いつきません。
なぜなら、声は音が聞こえた瞬間消えてしまうからです。
このようなメソッドで英語を理解するのではなく、聞こえた語順のまま、順番に理解できる力が必要です。

30日間英語脳育成プログラムでは、語順のまま理解できる訳読法になっています。
このプログラムは、返り読みの矯正ができる数少ない英会話教材なので、手順に従ってトレーニングをするだけで、日本語なしで英語が理解できるようになります。

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