英語で授業を受けているとき、先生の発言を確認する表現を教えて【226-250】

 

 「いしはらまゆみ先生の、英語質問箱」より。


まゆみの英語表現Q&A

(Q226)英語で授業を受けているとき、先生の発言を確認する表現を教えて
私は大学生で、授業はほとんど英語で行われます。
先生に質問をされた場合、大体のことはわかっていても不安で確認したいときに、You mean...,と切り出せばいいことは知っているのですが、その続きが言えません。
例えば、「38ページを読めばいいのですね」はどう言えばいいですか。
教えてください。
(京都府・CINDYさん)


英会話で、相手の言ったことを確認したり、念を押したりするYou mean, ...?を使ってみましょう

確かに、英和辞典にはYou mean, ...?の意味しか載っていないことが多いので、使い方に戸惑ってしまうかもしれませんね。
You mean, ...?はDo you mean, ...?のDoを略した形で、「(あなたが意図するのは)……ということですか」という意味です。
相手の言ったことを確認したり念を押したりするときに使います。
「……」には確認したいことを入れましょう。
授業中、先生に「38ページを読めばいいのですね」と確認するときは、You mean, I should read page 38?やYou mean, I have to read page 38? などと言います。
ただし、これは先生の指示がわかりづらく、「先生の意図するのは~のことですよね」と発言内容を明確にする状況で使うのが自然です。
例えば、今37ページの勉強をしていて、先生がCan you read the next page?(次のページを読んでください)と言った場合、the next pageが38ページを指しているのかどうかを確認するときなどに使うとピッタリです。
Can you read page 38?(38ページを読んでください)と言われた場合は、…, right?(…ですよね?)を使って、I should read page 38, right?やI have to read page 38, right? などと言った方がよいでしょう。
最後のright?は「(……ということで)正しいですよね」という意味です。



(Q227)単語のつづりや発音、意味がわからないときの調べ方を教えて
(1)suddenlyの読み方を教えてください。
またその意味は何ですか。
(2)「しっと深い」はどういうつづりですか。
辞書で探しても見つかりません。
~eyedとなるらしいのですが、「~」の部分がわかりません。
(3)作曲家のベートーベンやブラームスなど、英語圏出身でない人たちの名前は、英語ではどう発音しますか。
その調べ方も教えてください。
(広島県・Romiさん)


英和辞典や和英辞典、電子辞書、ウェブ辞書などを使ってみましょう

まずは、1つ目のご質問から。suddenlyは「サドゥンリー(サを強く言う)」と発音します。
「急に、いきなり」という意味です。
発音記号がわからないと、単語の読み方に悩みますよね。
発音記号を勉強して正しい発音を身につけるのが大切なのは言うまでもありませんが、手っ取り早い方法として、中学生用(初心者用)の英和辞典や新型の電子辞書を利用することをおすすめします。
中学生用の英和辞典には、読み方がカタカナで書いてあるものもあります。
また、最近は、英単語の発音を音声で教えてくれる電子辞書もあるので、これらを利用するのもいいですね。
2つ目の「しっと深い」はgreen-eyedと言います。
シェークスピアがgreenをしっと心の色として表現したのが始まりだとか……。
「しっと深い」のように知りたい単語の意味がわかっている場合は、和英辞典(できれば掲載単語数の多いもの)で引くと該当する英語表現が載っています。
また、~eyedのように語句の一部がわかっている場合は、わかっている部分を英和辞典で引くと熟語や慣用表現に出合えることもあります。
ほかに、電子辞書の英和成句検索やウェブ辞書(アルクのウェブサイトの「英辞郎 on the Web」ほか)などでeyeと入れて検索すると、関連表現の一覧が見られますよ。
英語圏出身でない人の名前についてですが、ベートーベンはBeethoven(ベイトゥヴン[ベを強く言う])、ブラームスはBrahms(ブラームズ[ラーを強く言う])と発音します。
これらは、掲載単語数の多い和英辞典で調べられるケースが多く、つづりがわかったらそれを英和辞典で引くと発音記号が確認できます。
国語辞典につづりが書いてあることもありますよ。
また、インターネットの検索サイトを利用するのも手ですね。
発音の仕方については、今回1つ目の質問に対する回答を参照してください。




(Q228)takeとbringの使い分け方を教えて
takeとbringの使い分けがよくわかりません。
ある英語本では、takeは「持って行く」、bringは「持って来る」とありましたが、ネイティブの人でも「傘を持って行く」と言うのに、I will bring an umbrella.と言っていました。
どのように使い分けたらよいのでしょうか。
(兵庫県・なおこさん)


takeとbringの違いは「どこへ持って行くのか」によります

takeとbringの違いは、単純に「持って行く」「持って来る」という訳の差ではなく、どこへ持って行くのかによります。
bringは、話し手または聞き手のところへ物を持って行く[人を連れて行く]、takeは、話し手または聞き手とは別のところへ物を持って行く[人を連れて行く]ことを表します。
例えば、なおこさんに息子さんがいるとしましょう。
その息子さんを近くに住むお母さんのところに預けて、一人で外出する状況を想像してください。
お母さんに電話して、「1時に息子を連れて行くわね」と言う場合は、I'll bring my son at one.と表現します。
聞き手であるお母さんのところに息子さんを連れて行くからです。例を変えて、外出先に息子さんも一緒に連れて行こうと考えているとしましょう。
そのことをお母さんに電話で話す場合は、I'll take my son with me.と表現します。
聞き手であるお母さんとは別のところに息子さんを連れて行くからです。
ご質問のI will bring an umbrella.は、「傘を持って行く」という状況でネイティブの方が使っていたとのことですが、上記の説明から、ネイティブの方が聞き手に対して電話などで、「傘を持って(そちらへ)行くからね」というイメージで使ったのではないかと推測できます。
bringとtakeの違い、おわかりいただけましたか?




(Q229)自分の仕事を紹介するときの表現を教えて
私は派遣社員として、受発注や電話対応、簡単な経理事務を担当しています。
役職はもちろん、小さな営業所なので部署もありません。
いつもはI am a temporary employee.と言ってから、会社がどんなものを売っているかという説明を少し加えるだけです。
自分の仕事を紹介するときの英会話表現を教えてください。
(静岡県・m'sさん)


英語では、どんな仕事をしているかを伝えることが大切です

自分の職業を英語で説明できるようにしておくのは、とてもよい心がけですね。
日本では職業について聞かれると、「会社員です」や「パートをしています」のように答えることが多いため、これを直訳して、I'm a company worker.やI have a part-time job.などと言ってしまいがちです。
m'sさんのI'm a temporary employee.(派遣社員です)もそうですね。
しかし、これだけではどんな仕事をしているのかが伝わりません。「職業のことをあまり話したくないのかな?」と思われてしまうことさえあります。
英語では、どんな仕事をしているのかが伝わるように話すことが大切です。
例えば勤務先を答える場合は、I work for ~.(~に勤務しています)を使います。
誰もが知っている会社の場合は、I work for Honda.(ホンダに勤務しています)のように~に会社名を入れ、そうでない場合は、I work for a travel agency.(旅行代理店で働いています)のように「a+何の会社<店>か」を入れます。
仕事の内容は、英語会話では、具体的な動詞を使って表すとよいでしょう。
I sell cars.(車の販売をしています)、I repair cars. (車の修理をしています)という具合です。
また、I'm in the sales department.(営業部で働いています)やI'm in the general affairs department.(総務部で働いています)のように、部署名を言ってもいいですね。他に、I'm a nurse.(看護師をしています)やI'm a librarian.(図書館員をしています)のように、職種を使って表現することもできます。
このように表せば、どんな仕事をしているのかが伝わりやすくなりますね。
m'sさんの場合は、I work in a small office. I place and receive orders, answer the phones, and so on.(小さな営業所で働いています。
受発注や電話の応対などをしています)と表現するとよいでしょう。
英語会話では、派遣社員であるかどうかは、言わなくてもOKです。




(Q230)英語会話では、Just like you.は、I like you.とは意味が違う?
アメリカ人の彼がときどき、Just like you.と言います。
これって、I like you.とは意味が違うんでしょうか。
(神奈川県・apさん)


違います。
Just like you.のlikeは前置詞、I like you.のlikeは動詞です

はい、Just like you.とI like you.は意味が異なります。
私たちにおなじみのlikeは、「~が好き、~を好む」という意味(動詞)で、I like you.(君のことが好きだよ)のlikeはこの意味で使われています。
一方、Just like you.のlikeは動詞ではありません。
どのような状況でこの表現を言われたかにもよりますが、「~に似た、~のような、~らしい」という意味(前置詞)で使われていると考えられます。
例えば、ある女性について彼が、She's pretty.(彼女はきれいだよ)と話していたとします。
この発言に「誰みたいな感じ?」と尋ねて、(She's) Just like you.という答えが返ってきたら、「まさに君のようにね」という意味です。
また、あなたの言動について、(It's) Just like you.と言われた場合は、「君らしいね、いかにも君のやりそうなことだ」といったニュアンスになります。
英語会話では、ほかにも、likeは、例を挙げるときに使って「例えば~のような」という意味になったり、likes and dislikes(好き嫌い)という意味の名詞にもなったりします。
一緒に覚えておきましょう。




(Q231)「そうだと思います」という意味のI think so.以外の言い方を教えて
外国人の方に質問されたときに「そうだと思います」と答えたいのですが、いつもI think so.としか言えません。
英語会話では、ほかに言い方はありますか。
(愛知県・みーさん)


I guess so.などいくつかありますが、状況によって使い分けましょう

表現にバリエーションを加えたいと思うようになったら、英会話に慣れてきた証拠。
いいことですね。I think so.(そう思います)はネイティブスピーカーもよく使うので、この表現はこれからもぜひ使ってください。
アメリカ英語では、thinkの代わりにguess([ゲス]と発音)もよく使われます。
時には、I think so.の代わりにI guess so.と言ってみてもいいですね。
このとき、自信がありそうな声で言うのがポイントです。
なぜなら、guessには「推測する」という意味があるため、自信がなさそうにI guess so.と言うと、「おそらくそうだと思いますが(何とも言えません)」というニュアンスになってしまうからです。
また、特に根拠があるわけではないけれども「そう思う」と言いたいときは、I suppose so.と言います。supposeは[サポゥズ]と発音します。
このほか、相手の意見に同意する状況なら、I agree.(私もそう思います、賛成です)と言うのもいいですね。
また、「私は~だと思うが君はどう思う?」などと聞かれた状況なら、You're right.(あなたが正しいと思います、私もそう思います)と答えてみましょう。




(Q232)目上の人にお礼を言うとき、失礼にならない表現を教えて
かなり目上の方からアドバイスを頂き、それによってとてもやる気が出たとお礼を言いたい場合、英語会話では、どう表現したらよいのでしょうか。
Thank you very much for your good advice. It motivated me to study hard.という言い方は失礼に当たりますか。
inspireを使っても失礼になりませんか。
(神奈川県・けろろさん)


目上の人にそう言っても、まったく失礼ではありません

Thank you very much for your good advice. It motivated me to study hard.(よいアドバイスをありがとうございました。
一生懸命勉強しようとやる気になりました)は十分丁寧で、目上の人に使ってもまったく失礼ではありません。
感謝の気持ちややる気になったことをより強調したければ、goodをwonderful(すばらしい)やthe most instructive(大変ためになる)などの形容詞に変えるといいですね。
また、motivatedの前にreally(本当に)を加え、hard(一生懸命に)をharder(これまで以上に一生懸命に)に変えて、It really motivated me to study harder.とすると、アドバイスがきっかけで、かなりやる気になったことを伝えられます。
motivatedの代わりにinspired(~の意欲をかき立てた)を使っても失礼ではありません。
 英語は、依頼や申し出をする場合を除き、日本語ほど上下関係によって表現を変えることはしません。
仮にあまり丁寧でない言葉を使ったとしても、言い方や顔の表情から気持ちがきちんと伝わるので、あまり神経質にならなくても大丈夫ですよ。
アメリカをはじめ、英語を母語とする国や地域では、いろいろなバックグラウンドを持った人が集まって生活を共にしています。
コミュニケーションを図る上で英語は必要ですが、完ぺきな英語でなければならないと考える人はそれほど多くありません。
どんな言葉を使うかより、“心”を込めることのほうが大切です。




(Q234)動名詞の前につくnotの使い方を教えて
私の好きなThe OffspringというバンドのAll I Wantという歌の中に、Cause I'm sick of not living to stay aliveという歌詞があります。
「ただ生きるための生活は嫌になった」という意味らしいのですが、この位置にくるnotの使い方がよくわかりません。
英会話でもこのようなnotの使い方をするのでしょうか。
(東京都・S・Tさん)


英会話でもよく登場し、「~ではないこと」という意味になります

私たちが日ごろ目にするnotは、I'm not~やI don't(=do not)~などのように動詞を否定することが多いため、I'm sick of not living~に見られるnotの位置に違和感があるかもしれません。
ですが、このようなnotは会話でもよく登場します。
 Cause I'm sick of not living to stay aliveを理解しやすくするために、前から少しずつ訳していくことにしましょう。
まず、CauseはBecause(~だから)のことです。
発音したときにBeの部分が聞こえにくくなることから、単にCause(正しくは、'Cause)と書くことがあります。
I'm sick of~は「~にはうんざりだ」という意味で、~には「うんざりしているもの、こと」が続きます。
ここではnot living to stay aliveとなっていますが、not livingは「生きて(生活して)いるのではないこと」、to stay aliveは「イキイキとした状態を保つために」が直訳です。
これでこの部分は「イキイキとした生活を送っているのではないこと」となり、全体では「活力のない生活にはうんざりだから」「ただ生きるための生活は嫌になったので」といった意味になるのです。
 このように、notは名詞句(動名詞やto不定詞を含む)の前につけて、「~ではないこと」という意味を表すことがよくあります。
例えば、I decided not to go.は「行かないことに決めた」という意味ですが、I didn't decide to go.とすると「行くことには決めなかった」となります。
notの位置によって全体の意味が異なるので注意しましょう。




(Q235)援助を求めたり、「お願いがあるのですが」と言いたいときに使える英語会話表現は?
相手に援助を求めるときはどう言えばいいですか。
(沖縄県・かーすーさん)

「お願いがあるのですが」と言うとき、Would you do me a favor?とCan I ask you a favor?はどちらも同じように使えますか。
また「旅行をしている間、私の犬の世話をしてください」と言うときは、Please look after my dog while I'm traveling.とPlease look after my dog while I go on my traveling.のどちらも同じように使えますか。


状況や相手によって、表現の使い分けが必要です

援助を求める英語会話表現と言っても、状況や相手によって使い分けが必要です。
一般的にはCan you help me?(手伝ってもらえますか)と言いますが、どちらかというとカジュアルに聞こえるので、知らない相手にはCould you help me?(手伝っていただけますか)と言うほうがよいでしょう。
ビジネスなどでは、I'd appreciate it if you could help me.(ご協力いただければありがたく存じます)とかなり丁寧に頼むこともあります。
海でおぼれかけている人が「助けてー」と言う場合などは、Help!がベスト。
緊急の場合は動詞で始めればOKです。
「お願いがあるのですが」と言う場合、Can I ask you a favor?は「お願いをしてもいいですか」、Would you do me a favor?は「お願いを聞いていただけますか」というニュアンスで、どちらも頼み事をする際の前置きとして同じように使うことができます。
英語会話では、この2文では後者のほうが丁寧ですが、前者のCan IをCould IやMay Iにすれば丁寧さの度合いが上がります。
 また、「旅行をしている間、私の犬の世話をしてください」は、Please look after my dog while I'm traveling.が正しい表現です。
while I go on my traveling(正しくはwhile I go on a trip)は「旅行先に向かっている間」という意味なので、不自然です。
「旅行をしている間」とするには、while I'm travelingやwhile I'm on my tripなど、be動詞を使いましょう。
ちなみに、ネイティブスピーカーはよく、Would you look after(=take care of) my dog while I'm away?(出かけている間、私の犬の世話をしてもらえますか)と言ったりします。




(Q236)発音のコツ、英語と日本語の違いを教えて
私は小学5年生です。今「総合」の授業で英会話の勉強をしているのですが、自己紹介やあいさつをするときに、伸ばす音や詰まる音の発音の仕方がよくわかりません。コツを教えてください。もう1つは、英語と日本語の違いです。どこがどのように違うから難しいのか知りたいです。
(香川県・ひなのさん)


伸ばす音、詰まる音に関する注意点はいくつかあります

伸ばす音に関する注意点はいくつかありますが、例えば、My name is Hinano. I like chocolate cake.(名前はひなのです。チョコレートケーキが好きです)と言うとしましょう。そのときのname(名前)やcake(ケーキ)は、[ネーム] や [ケーキ]などと音を伸ばしっぱなしにするのではなく、[ネィム] や [ケィク]のように小さな [ィ] を加える感じで発音すると英語らしくなります。
詰まる音についてですが、単語の最後が b、d、g、k、p、t などで終わっている場合は、これらの音が聞こえるか聞こえないかくらいの小さな音で言うのがポイントです。例えば、Good morning.(おはようございます)は [グッド モーニング] より、[グッモーニン] と言ったほうが英語らしいですね。
日本語と英語の違いはたくさんありますが、とくに大きな違いと言えば、文を作るときの単語の並べ方です。英語では「誰が」「どうした」「何を」「どこで」「いつ」のような順番で単語を並べていく習慣を身につけましょう。また、日本語では主語(「私は」や「あなたは」などを表す言葉)を言わないことが多いのですが、英語では省略しないことも一緒に覚えておいてくださいね。




(Q237)「駅からタクシーで1メーター」を英語で言うと?
日本語で距離を説明する際、「駅からタクシーで1メーター」と表現することがあります。これを英語ではどのように言いますか。
(神奈川県・すももさん)


「1メーター」は「基本料金内である」という意味なので、そこから表現を考えましょう

簡単そうに見える日本語でも、英語に直そうとすると戸惑ってしまうことってありますよね。「駅からタクシーで1メーター」もその1つ。「1メーターってどう表すのかな」と迷ってしまいます。ここでの「1メーター」は「基本料金内である」ことを指しているので、It's within the base fare from the (train) station by taxi.と表します。withinは「~の範囲内」、base fareは「基本料金」という意味です。
ほかにも、距離を説明する際に使える表現をいくつかご紹介しておきましょう。例えば、「ここから3キロくらいのところにあります」はIt's about 3km from here. と言います。「その病院は、ここから車で15分のところにあります」なら、The hospital is 15 minutes ride from here.となります。この場合の「車で」はride(乗ること)を用いて表していますが、The hospital is 15 minutes from here by car.と表現することもできます。「家から歩いて行ける距離のところに勤務しています」なら、I work within walking distance of my house.、「ここから~まではどのくらいの距離ですか?」は、How far is it from here to ~?と尋ねます。一緒に覚えておきましょう。




(Q238)聞き取りで英語を英語のまま理解できるようになるには、どうしたらいい?
英語を聞き取るとき、いちいち単語や表現を日本語に直してしまう癖が抜けず、長い文章になると途中でついていけなくなります。英語を英語のまま理解できるようになるには、どうしたらいいですか。
(海外・ユカタンさん)


シャドーイングやスラッシュリーディングを取り入れてみましょう

私たちの多くは、英文を日本語に正しく訳す教育を受けてきたため、英語を聞き取る際にも日本語に直してしまう癖が抜けない人が少なくありません。この方法がダメだとは言いませんが、これに慣れてしまうと、ネイティブスピーカーの速い英語で“置いてきぼり”をくい、途中で理解できなくなってしまいます。
 それを回避するには、英語教材用CDなどを使って、英語のシャワーを浴びることがよいとされています。ですが、知らない単語が多いものを聞いても理解できないので、文字で書かれた英語を見たときに理解できるレベルのものを何度も聞く練習をしましょう。少し難しいな、と感じたら、文字を見ながらCDと一緒に読む練習をしてからリスニングに入りましょう。このとき、日本語に訳そうとするのではなく、聞いた内容をイメージすると効果的です。慣れてきたら、シャドーイング(聞いた直後にまねして言う練習法)を取り入れます。英語を英語のまま理解できるようになったら、別の教材にトライしましょう。CDと一緒に読んだり、シャドーイングをしたり……といった勉強は、日本語に訳す暇を与えないため、次第に英語脳(英語を英語で理解できるようになること)になっていきます。
 日本語で意味を確認しないと不安という人は、スラッシュリーディングをしてみてはいかがでしょうか。英語を意味のかたまりごとに前から理解していく方法です。例えば、I think (私は思う)/one of the reasons(理由の1つ)/why he's improved(どうして彼は上達させた)/his English(英語を)/so quickly(そんなに早く)/is that he's not afraid (彼は恐れていない)/of making mistakes.(間違えること)という具合です。この練習法なら、英語を見たり聞いたりしながら意味を理解することができます。
 どの方法でも、単語を知らなければ意味を理解するのは困難です。語彙を増やす努力もお忘れなく。




(Q239)beingの用法を教えて
beingの用法がよくわかりません。教えてください。
(神奈川県・英語に苦労のシニアさん)


まずは「~であること」という意味の用法をマスターしましょう

確かに、beingってイマイチ使い方がわかりづらいですよね。でも、見た目から、be動詞に関係する単語かな?と推測できれば、すでに半分は理解できたことになりますよ。
beingはbe動詞の-ing形で、このbeはbe動詞(is、am、are、was、were)の原形です。-ing形の用法の1つに、「~すること」という意味があり、beingも「~であること」といった意味で使われます。
一般動詞の例から見てみましょう。例えば、I like eating.は「食べることが好きです」となります。Helping each other is important.は「助け合うことが大切です」という意味です。これらの下線部にbeingを使った表現を用いると、例えば次のようになります。I like being busy.(忙しくしていることが好きです)、Being kind to others is important.(他人に親切にすることが大切です)。このように、「~であること、すること」という意味の名詞を作る働きをするのがbeingです。
また、The new school is being built.(新しい学校が建設されています)のように受け身の進行形で使ったり、He's being kind.(彼は(今)親切にしているだけです<いつもは親切ではない>)のように、be動詞を使った文の進行形として使ったりすることもあります。ですが、この2つは用法が難しいので、まずは、「~であること」をマスターしましょう。




(Q240)go visitやcome seeのように使う動詞はほかにもある?
I go visit you in Japan.やWe'd like to come see you.のように、動詞を2つ続けて使用する例を見かけます。toを省略しているのだと思いますが、このように使う動詞にはほかにどんなものがありますか。また、書く場合、話す場合のいずれでも使われるのでしょうか。
(茨城県・yamamichiさん)


このように使用するのは、基本的にgo ~とcome ~です

「~しに行く」「~しに来る」は、go and ~やcome and ~と表します(~は動詞の原形)。これは、go to ~やcome to ~よりもくだけた言い方です。アメリカ英語では、さらにくだけてgo ~やcome ~と表現することがよくあります。
 ご質問のgo visitやcome seeも例外ではなく、go and visitやcome and seeのandが落ちた形です。ただし、日本語では「行く」となっていても、聞き手のところへ行く場合はcomeを用いるので、I go visit you in Japan.はI'll come visit you in Japan.(あなたに会いに日本へ行くよ)と表現するのが正しい文です。
 このように動詞が2つ続くパターンは、基本的にgo ~とcome ~です。~には、visit、see、meet、get、buy、ask、check、eat、talk、have、do、makeなどが続くのが一般的です。これらはくだけた言い方なので、親しい間柄での会話で用いるのはOKですが、フォーマルな状況や文書などではgo and ~やcome and ~と略さないで表現するほうがよいでしょう。




(Q241)肯定文ではsome、疑問文や否定文ではanyのはずなのに、なぜif you have any questionsはOK?
anyの使い方について質問があります。anyは疑問文や否定文で使うと習いましたが、if you have any questionsと言う場合、疑問文でも否定文でもないことがあると思うのですが。
(海外・aymさん)


疑問文か否定文かだけで判断するのは好ましくないですね

基本的には、疑問文や否定文ではanyを使い、肯定文ではsomeを使います。ですが、このルールに当てはまらない場合もあるので、疑問文か否定文かという理由だけで判断するのは好ましくないですね。ifを使った文もその1つ。If you have any questions, feel free to ask me.(質問があったら遠慮なく聞いてくださいね)は肯定文ですが、ifに続く文では、someではなくanyを用いるのが一般的です。
 また、相手の答えがyesになるだろうと予測できる疑問文では、anyではなくsomeを使います。例えば、鏡を見ながら目をこすっている相手に「目に何か入ったの?」と聞く場合は、Do you have something in your eye?となります。
 ほかに、人に物を勧めたり、許可を得たりするときにもsomeを使います。Would you like some coffee?(コーヒーはいかがですか)、Can I have some water?(水をもらえますか)という具合です。一緒に覚えておきましょう。




(Q242)Whyで始まる疑問文の文末のイントネーションを上げたら、ニュアンスが変わる?
学校で「Why~?やHow~?の疑問文は文末のイントネーションを下げて発音する」と習いましたが、疑問文だと思うとつい文末を上げて言ってしまいます。文末を上げるか下げるかで、ニュアンスに違いが出てきますか。
(岡山県・ろみさん)


イントネーションを上げても、ニュアンスは変わりません

疑問文は、Yes/Noで答えられる質問は文末を上げて、WhyやHow、Whereなどの疑問詞で始まる質問は文末を下げて発音するのが基本ルールです。例えば、Do you like dogs?(犬は好きですか)などは上がり口調に、How old are you?(おいくつですか)などは下がり口調にします。でも、Howなどの疑問詞で始まる質問を上がり口調で発音したからといって、ニュアンスが変わったり、誤解を招いたりするようなことはありません。実際、感情の込め方によっては、本来とは異なるイントネーションで尋ねるネイティブスピーカーもいるくらいです。
 ただし、中にはイントネーションでニュアンスが異なる表現もあります。例えば、Really?は上がり口調で言うと「えっ、本当に?」と驚いた感じになりますが、下がり口調だと「へえ、そうなんだ」となり、驚きの度合いが低くなります。また、付加疑問は、下がり口調だと相手の同意を求めている感じに、上がり口調だと実際に質問している感じになります。例えば、It's a nice day, isn't it? (いい天気ですね)はisn't it?を下げて言います。相手に「そうですね」という答えを期待しているからです。一方、Hiroshi is single, isn't he?は、「ヒロシは独身ですよね?」という意味ならisn't he?を上げて言います。ヒロシが独身か否かを知りたくて質問しているからです。




(Q243)「~してしまった」は、英語でどう表現すればいい?
「間違えて先月のテキストを持って来てしまった」や「昨日ドラマを見忘れてしまった」など、意図していないのに起こってしまったことを表す「~してしまった」は、英語でどう表現すればいいでしょうか。
(海外・ゆうきさん)


英語では単に「~した」と表現し、「~してしまった」というニュアンスは状況から汲み取ります

日本語の「~してしまった」は、完了の意味を表すほかに、意図していないことや好ましくない結果について述べる際に用いることがありますが、英語では、単に「~した」と表現することが少なくありません。「~してしまった」というニュアンスを含むかどうかは、そのときの状況から判断できることがほとんどだからです。例えば、「先月のテキストを持って来てしまった」は、I've brought last month's textbook.と言います。「昨日ドラマを見忘れてしまった」なら、I forgot to watch the (TV) drama.となります。会話なら、顔の表情や声のトーンなどで「~してしまった」感がうまく伝わるでしょう。
どうしても、「~してしまった」を明確に表現したい場合は、「意図したわけではない」という意味を持つ表現を付け加えます。例えば、I've brought last month's textbook by mistake.(間違えて先月のテキストを持って来てしまった)や、I've carelessly brought last month's textbook.(うっかり先月のテキストを持って来てしまった)、I forgot to watch the (TV) drama yesterday. I'm so disappointed.(昨日ドラマを見忘れちゃった。がっかりだな)などです。




(Q244)「いつも子供がお世話になっています」はどう言う?
子供の塾の先生や夫の会社の上司、親の知り合いなどに会った際、「いつも(私の子供/夫/親が)お世話になっています」などと言いますが、これは英語でどう言うのでしょうか。こういったときに使えるあいさつ表現を教えてください。
(岩手県・ぼんぼんさん)


英語には「お世話になっています」というあいさつ表現がありません

英語には、「いつもお世話になっています」というあいさつ表現がありません。「世話になっている」という概念がないからでしょう。よって、「いつもお世話になっています」という表現にこだわらず、その場に適した挨拶表現に変えたり、伝えたいことを具体的に表したりするのが自然です。
例えば、初めて会った場合なら、Nice to meet you.(はじめまして)が適切です。以前にも会ったことがある相手には、Nice to see you again.(またお会いできてうれしいです)と言いましょう。夫の上司や同僚に対しては、I've heard a lot about you from my husband.(主人からいろいろお話は伺っております)や、My husband always tells me how nice you are.(主人がいつも素晴らしい方だと申しております)などと表現することがよくあります。子供の塾の先生に対するあいさつなら、My son enjoys your class.(息子が楽しんで授業を受けています)と感想を述べたり、How's my daughter doing in your class? (うちの娘は授業中どうですか=しっかり勉強していますか)のように質問したりするといいですね。




(Q245)「旅行をする」を英語で言うと?
「アメリカ旅行に行きました」や「北海道に行きました」などと言う場合の「旅行に行った」は、went to tripですか。それともwent to travelでしょうか。
(大阪府・TINOさん)


go on a tripと表現するのが一般的です

アメリカや北海道など、旅行した場所について述べるときは、go on a tripと表現するのが一般的です。go to trip(×)やgo to travel(×)としたくなりますが、これは誤りです。これらは「旅行に行く」を直訳したものと思われますが、そもそも「旅行に行く」という日本語が適切ではありません。正しくは、「旅行をする」となります。
 tripはもともと小旅行を指していましたが、現在ではその区別はなく、「旅行」を表す最も一般的な語として使われています。比較的長い旅行にはjourneyを、観光や視察目的のために各地を回る旅行にはtourを用いることもありますが、これらの場合にもgo on a tripで代用することがよくあります。
 「アメリカ旅行をしました」や「旅行で北海道に行きました」と表現する場合は、過去形のwent on a tripに<to+行き先>を続けて、I went on a trip to America.やI went on a trip to Hokkaido.と表します。I went on a school trip to Hokkaido.(修学旅行で北海道に行った)などと応用してもいいですね。
 一方、travelは「旅行する」という意味の動詞として用いるのが一般的で、travel abroad(海外旅行をする)やtravel around the world(世界中を旅行する)などがその例です。場合によっては、air travel(飛行機旅行)のようにほかの語を伴ったり、travel agency(旅行代理店)のように形容詞的に用いたりすることもあります。




(Q246)gottenの代わりに使われるgotは何?
If I had sat in the shade, I wouldn't have got so burnt.とI asked Tom if he had got my letter.はともに完了形が使われていますが、このgotは何でしょうか。普通はgottenを使うと思うのですが。
(広島県 あかりんさん)


gottenと同じ働きをするもので、gottenと入れ替えが可能です

このgotはgottenと同じ働きをするもので、gottenと入れ替えが可能です。アメリカ英語ではgottenが、イギリス英語ではgotが使われることが多いのですが、最近ではイギリス英語でもgottenが使われるようになってきています。よって、If I had sat in the shade, I wouldn't have gotten burnt.やI asked Tom if he had gotten my letter.とすれば、よりアメリカ英語的になる、ということです。
 ただし、have [has] (~を持っている)と同じ意味で使われるhave got [has got] には、アメリカ英語でもgotを用います。例えば、 I have a cellphone.(携帯電話を持っているよ)をI've got a cellphone.と言うことはできますが、I've gotten a cellphone.は不自然です。同じように、have to [has to] (~しなければならない)も、have got to [has got to] と代用でき、この場合もgotを用います。I have to go.(もう行かなきゃ)の代わりにI've got to go.と言うことはできますが、I've gotten to go.は不自然です。ちなみに、have got/have got to のいずれの場合も、haveを「've」と短縮するのが一般的です。




(Q247)youとIの使い分けについて教えて
普通は主語が自分ならI ~となりますが、自分が主語のはずなのにYou ~と言うこともあるようで、どう使い分ければよいのか困惑しています。例えばある児童文学作品で「のどが渇いているんじゃない?」と聞かれた主人公が、I'm very thirsty. Sea water makes you thirsty.と答えていますが、Sea water makes me thirsty.とならないのはなぜですか。またある英語学習誌の中で、警備の厳しい高校に通う女の子が「まるで牢屋にいるみたい」と言う場面でも、I feel ~ではなくYou feel ~を使っていました。長年の疑問です。
(鹿児島県 ともすけさん)


youは「あなた、あなたたち」のほかに、世間一般の人を表すことがあります

確かに、自分のことについて述べる場合はIを、相手のことならyouを用いるのがルールですが、英語のyouは「あなた、あなたたち」のほかに、世間一般の人を表すことがあり、その場合、日本語に訳さないのが自然です。世間一般の人を表すyouは特定の人に限ったことではなく、一般的に誰にでも当てはまることについて述べるときに使います。場合によっては、「ほら、わかる(想像できる)でしょ?」といったニュアンスを含むこともあります。
 その児童文学作品の主人公が言ったI'm very thirsty. Sea water makes you thirsty. のI'm very thirsty.は、質問に答える形で主語をIにしていますが、海水がのどをカラカラにさせるのは誰にでも当てはまることなので、続くSea water makes you thirsty. ではyouを用いています。「のどがカラカラです。ほら、海水ってのどが渇くでしょ」というニュアンスです。仮に、I'm very thirsty. Sea water made me thirsty.と言うと、「海水のおかげで喉がカラカラだよ」と理由を強調した感じになります。
 警備の厳しい高校に通う女の子が「まるで牢屋にいるみたい」と言う場面で、I ~ではなくYou ~と表現したのも、「想像できると思うけど」といったニュアンスが強いためです。全文で表すと、You feel as if you were in prison./You feel like you were in prison.(インフォーマル)となります。もちろん、主語をIにすることもできます。




(Q248)「覚えている」と「思い出す」はどちらもrememberでいい? ほか
「覚えている」と「思い出す」はどちらもrememberでいいのでしょうか。日本語だとかなりニュアンスが違うのですが。
(神奈川県 英語勉強中さん)
メールなどで、久しぶりに連絡した友人に「私よ、覚えてる?」と書きたいのですが、It's me!でいいのでしょうか。
(長野県 よちよちさん)


rememberは「覚えている」と「思い出す」のいずれの意味でも使われます

rememberは、「覚えている」と「思い出す」のいずれの意味でも使われます。「思い出す」という意味の場合は、suddenly(突然)、just(ちょうど)、now(今)、sometimes(ときどき)、often(よく)などの言葉と一緒に用いることが多いですね。例えば、I suddenly remembered that I had an appointment with my dentist.(歯医者の予約があったことを突然思い出した)、I often remember my high school days.(よく高校時代を思い出す)という具合です。一方、「覚えている」という場合は、単に「remember+覚えている事柄」の形で用いることが多いのが特徴です。場合によっては、still(今でも)やclearly(はっきりと)などの言葉を伴うこともあります。
 久しぶりにメールや電話をしたり街で出会ったりした友達に、「私よ、覚えてる?」と尋ねる場合は、It's me, Mayumi. Do you remember me?のように言います。It's me,(私よ、)の後に自分の名前を言うほうがよいと思います。メールなどでは、I hope you remember me.(私のことを覚えてくれてるとうれしいな)と表現してもいいですね。




(Q249)I'm sorry.と言われて、I'm sorry, too.と答えると失礼になりますか?
I'm sorry.と謝られて「私のほうこそごめんね」と言いたい場合、I'm sorry, too.と言うと「謝って当然」という意味になると聞きました。どう言えばいいですか?
(東京都 なっちさん)
ぶっきらぼうな言い方でもしない限り、「私もごめんね」という意味になります


I'm sorry. は「申し訳ありません」「どうもすみません」と謝罪するときの表現としておなじみですが、「気の毒に思う」「残念に思う」という意味もあります。
I'm sorry.に対してI'm sorry, too.と返すと「謝って当然」という意味になるのでは?という意見は、「(このような行為を受けて)私も残念に思う→(だからあなたが)謝って当然」という解釈によるものかもしれませんね。でも、よほどぶっきらぼうな言い方をしない限り、I'm sorry, too.は「私もごめんね」という意味として理解されるはずなので、それほど心配する必要はありません。
 「私のほうこそごめんね」のニュアンスを出したいなら、I'm the one who should apologize.と言うのがベストです。このoneはperson(人)のことで、関係代名詞のwhoを用いて「謝罪するべき人は私である」と表現しています。apologizeは[アパロヂャイズ]と発音しますが、難しければI'm the one who should say sorry.と言ってもOKです。<I'm the one who should+動詞の原形>は「~するのは私のほうです」という意味の構文です。覚えておきましょう。




(Q250)時間がたつと習ったことを忘れてしまうのですが、どうすればいいでしょう? ほか
長年英会話に時間とお金をかけてきましたが、進歩が感じられません。特に文法と単語は、時間がたつと忘れてしまうことが多いです。すでに30代なので年齢の影響もあるかもしれませんが、語学の習得にはもともとの頭のよさや耳のよさも関係するのでしょうか。
(大阪府 ちゃっきーさん)
留学して6カ月たったところですが、英語があまり上達しません。どうしたら早くうまくなれるでしょうか。
(海外 アメリカさん)
TOEICテストの勉強を自宅で始めたいのですが、教材を選ぶのに困っています。おすすめはありますか。
(広島県 じゅんこさん)



自分のものにするには、習ったことを発信していくことが大切です

まずは、ちゃっきーさんのご質問から。単語や文法は“習っておしまい”では時間と共に忘れてしまいます。自分のものにするには、習ったことを発信していくことが大切! 習った表現を英会話レッスンや英語日記で使ったり、何度も音読練習をするなどして、どんどん発信していきましょう。語学の習得に頭のよさは多少影響するかと思いますが、何よりも大切なのは楽しみながら勉強すること。カラオケが好きなら英語の歌を練習するとか、本が好きなら英語の絵本や日本の物語の英語版を読むなど、自分の得意な方法で力を入れてみると、苦手なことも克服しやすくなりますよ。場合によってはいつもと違う先生のレッスンを受けて、気分をリフレッシュするのもよいかもしれませんね。
 アメリカさんのように留学生活を送っている人は、日本で学習している人に比べて英語に触れる時間がぐっと多いので、実際はリスニング力やコミュニケーション力がかなりアップしていることと思います。英語があまり上達していないというのは、スピーキング力のことでしょうか? スピーキング力をアップさせるには積極性を養うことが非常に大切で、これは海外にいても日本にいても同じです。ネイティブスピーカーと話すことがプレッシャーなら、韓国人やフランス人など、ノンネイティブの人と英語を話す機会を持つとよいでしょう。彼らも英語の学習者なので、完璧な英語でなくても気にならないはずです。慣れてきたら、ネイティブとの会話にチャレンジしましょう。
 じゅんこさんのご質問、「TOEICテストの勉強法」については、模試系の教材をおすすめします。なかでも、解説のポイントが分かりやすいものを選ぶといいですね。TOEICテストでは200問(リスニング100問+リーディング100 問)を2時間で解かなくてはなりません。速いペースで設問に答えていかないと時間がなくなってしまうため、とにかく解答の時間配分に慣れることが大切。本番同様に時間を計りながら模擬テストをし、答え合わせをして解説で重要ポイントを学習したら別のテストに挑戦する――この繰り返しで点数が徐々にアップしていくと思います。回数をこなすと、出題の特徴などが見えてきますよ。
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【英語脳】とは何?

英語が日本語を中継せずに、そのまま理解できる能力が英語脳です。
バイリンガルや優れた通訳者が持つ、日本語に訳さなくても、ダイレクトに英語が分かる能力です。

英文を読むだけ・書くだけなら、英語脳は必要ありません。
自分のペースで作業ができるし、わからないことは辞書を引いたり、意味を確認する時間があるからです。

ところが、英会話は相手とのキャッチボール。
相手が話したことを、脳内で日本語に変換していたら、とても会話になりません。
相手の言っていることを瞬時に理解し、かつ英語で答えるのが英会話、コミュニケーションだからです。

この意味で、英語が使えるということは、日本語に置き換えることなく、ダイレクトに英語が理解できる力を身につけることを意味します。

30日間英語脳育成プログラム 教材のポイント

英語脳育成のためには、次の5点が重要だと考えられています。
30日間英語脳育成プログラムは、これらの理論を取り入れ、効率的な学習ができるように作られています。

1・ナチュラルスピードで聞き取れること

日本人には、欧米人の会話はかなりハイテンポに感じられます。
しかし、彼らにすれば普通のナチュラルスピードなんです。
ということは、そのスピードに慣れることが英会話上達一番の近道。
日本人向けにカスタマイズされたスローイングリッシュではなく、ナチュラルスピードの英語を聞き取ることが大切です。
30日間英語脳育成プログラムは、このスピードに慣れるため、リスニング重視のカリキュラムになっています。

2・耳で英語をインプットすること

30日間英語脳育成プログラムによると、聞き取りができない原因は、目、つまり視覚情報に頼るリスニングをしているから。
テキスト見ながら聴くなど、目を使ったリスニングが聞き取れない理由だとい言います。

3・音と文字を一致させること

can という助動詞があります。これをキャンと読んだと思います。
ところが、実際の会話でキャンと発音されることはなく、[kn]クン・canカンと発音されるのが一般的。
こうした文字と音の不一致を正すことが、英会話をスムーズにするポイントです。

4・語順のまま頭から理解すること

日本人の場合、英文和訳の弊害で、どうしても英語を日本語に置き換えて理解しようとしてしまいます(返り読みの問題)。
例えば、I have a car. という英文を理解するとき、

I have a car.
① ③ ②
I → a car → have.

私は→車を→持っている

という語順で理解しようとしてしまいます。
読み返しができるリーディングなら対応できますが、実際の英会話では、このような「日本式英語」では追いつきません。
なぜなら、声は音が聞こえた瞬間消えてしまうからです。
このようなメソッドで英語を理解するのではなく、聞こえた語順のまま、順番に理解できる力が必要です。

30日間英語脳育成プログラムでは、語順のまま理解できる訳読法になっています。
このプログラムは、返り読みの矯正ができる数少ない英会話教材なので、手順に従ってトレーニングをするだけで、日本語なしで英語が理解できるようになります。

この英会話勉強法のメリットは「英語が聞き取れない」原因を消し去るだけでなく、スピーキングの上達、リーディングの読解スピードアップなど、様々な英語上達効果も付随してきます。

5・練習を積んでいくと・・・

繰り返し練習していると、無意識にできるようになります。
体が方法を覚えてしまえば、後は面白いように英語脳の進化が進んでいきます。
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