キレイ事一切なし!正しい学習法を徹底解説(2)

(2)日本人が英語が苦手なのは日本語の性質上、仕方なし

「ゴトーのブログ」さまより。





これを言うと反感を買ってしまうかもしれませんが、「英語を話せるようになりたい」と息巻きながら、英単語帳を買って1日10語ほど進めて、1週間後には放り投げている、なんていう人を見たことはないでしょうか?

大変申し訳ありませんが、その程度のモチベーションと努力で英語が話せるようになるわけがないのです。

少し話は変わりますが、欧州圏では第二外国語として英語を習得することは当たり前で、それこそしっかり教育を受けていないギャングのような人ですら流暢と言えないまでも、英語でコミュニケーションを取ること自体はできます。

では英語を習得するのに涙ぐましい努力はいらないのでは?

と思われるかもしれませんが、ここに日本人の英語学習における最大の障壁があります。





日本語と英語とでは文字も文法も、作法も何もかも異なり、欧州圏の母国語よりも遥かに言語間の相違があるために、日本人が英語を習得するのは、欧州圏の人々のそれよりも多大な労力を強いられることになります。

●それは、英語、中国語など世界中の多くの言語と違って、実は日本語だけが、独自のガラパゴス進化の言語であることです。

まず、日本語は語順が特殊なので、「I love you.」という英文を、わざわざ返り読みを駆使して「私は あなたを 愛しています。」と訳すから、理解にもたついて【ネイティブは早過ぎ!!】と感じてしまってたんです。
これは、高校時代に苦労させられた中国由来の漢文も、そうでしたよね。
わたしは、原文の語順通りに「私は 愛します あなたを」と、頭から順に受け入れていくように心掛けて勉強するようになってドンドン聞き取れるようになりました。

次に、日本語にはアクセントが殆ど無くて、平板に話します。
もちろん、少しは日本語的アクセントは有りますが、アクセントがおかしくても意味は通じますよね。
でも、英語、中国語など世界の多くの言葉では、アクセントを間違うと全く通じないんです。
美味しい『バナナ』は、『バ ナア ナ』じゃないと、相手に伝わらないんです。

英文の流れの中でも、各単語のアクセントの部分は、ゆっくり、ハッキリと発音し、他の所はひたすら弱く軽く発音されます。。
その結果、例えば電車内のアナウンスで「The next station is Shinjyuku.」は、「ザ ネクスト ステイション イズ シンジュク」ではなく  「ザネクステイ ショニズシンジュク」
と発音され、わたしたち日本人には全く馴染みの無い独特なリズムになるんです。
この独特なリズムが、英会話での相手の話を聞き取りにくくしている原因でした。

同様に英語圏の人々が日本語を習得するのも大変です。

逆に日本語と近い言葉としては韓国語があり、日本人が韓国語を習得するのも、韓国人が日本語を習得するのも比較的容易となっています。

では言葉の質がどれほどの大きな影響なのかを考えてみましょう。

例えば「同僚」という言葉を英語でいうと「collegue」ですが、韓国語では「ドンリョ」です。

これを見ても分かる通り、英語では何十回も繰り返し口ずさんだりしなければ覚えられないのに対して、韓国語では数回ですんなり覚えることができるでしょう。

つまり言語の根本的な性質から日本人が英語を話せないのは仕方のないことであり、さらにいうと並大抵の努力では使えるようにはなれないのです。

この現状を踏まえてから、改めて英語を話せるようになるための道筋を考えてみて下さい。

20代にもなり、日本語にどっぷり浸かった人が、英語を単に聞いたり話したりするだけでは使いこなせるようになるのは難しいのが分かるかと思います。



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