まゆみの英語勉強法(3)

元乳がんタレント麻木久仁子さん質問




 40代は、働き盛りに女盛り―そんな言葉が浮かぶ年代。
報道番組やクイズ番組に引っ張りだこの才色兼備タレントとして活躍中だったその時期に、麻木久仁子さんは二つもの大病との出合い系ご縁、悪縁がありました。
一つ目は脳梗塞、二つ目は乳がん、しかも左右両側のがんでした。
病気を公表して半年たった今、数年間の闘病生活を通して得た"伝えたいこと"、一人の女性、母、そして一人の人間としての思いを話してもらいました。



質問(1)
最初の病気との出会いに気づいたきっかけは?

麻木さん答え(1)
あの頃は、わたしの身辺がちょっと・・・人間関係・・・男と女の・・・っていうか不倫問題なんかでバタバタしちゃってて...

だいぶ悩んでいたんですけど・・・

ある時突然、右手と右足が震えだしちゃって。
例えば、正座して急に立ち上がると何も感じないほどしびれ切っていることがあるでしょう?
それが右手と右足だけに来る感じでした。
After a right hand and a right leg begin to tremble suddenly when having that.
For example would it finish being asleep so that nothing is felt to sit square and stand up suddenly?
That seemed to come to only the right hand and the right leg.

 歩こうと右足を踏み出そうとしても力が入らなくてカクンとなっちゃったり、鍵を開けようとして鍵穴を狙っても震えて鍵が入らない。
だから左手で腕を支えないといけなくなっちゃったりして、「これはおかしい」と思ったのが病との出合いでした。

 医療番組なんかに出ていたものだから「これは脳だわ! 右側しか来ないんだもん。
ヤバい。頭、脳に来てるんだわ」と分かって、すぐに病院へ電話して診療の予約を取ったんです。

 診察日を待つ4~5日間も、ふとした時に...一日中じゃないんですよ。
思わぬ時にしびれや震えが来る。
しかも、30秒とか長くても1分、1分半とかで止まっちゃう。
うわ、何これ~って思いながらじっとしているとフッと止まる。
で、止まれば何でもない状態になるんです。
一度は車を運転している時に来てしまって、すぐに路肩に寄せて...。
もう怖くて、しばらくは運転しませんでした。


質問(2)
48歳の時とはお若いですよね?

麻木さん答え(2)
病院に行ったら、担当の先生から「脳梗塞との出合いとしては年齢が若い」とは言われました。
You said "The age was young as a patient with cerebral infarction." from a teacher of charge at a hospital.

「普通はもっと年齢が上の人がなるんだ」って。
私の場合、人間ドックの血液検査はばっちりだったし、高脂血症(脂質異常症)なんかでもないし、血圧はもともとむしろ低い方です。
原因が思い当たらないから、もしかしたら原因不明の病かもしれないと、色んな検査をしてもらいました。

 ところが、「脳梗塞があった」「それで震えが来た」のは確かなんだけど、それ以外は何にもなかったんです。
特に脳梗塞を作る元の病気もなく、「どこから血栓が飛んだのか」って体中の動脈を見てもらっても、先生に「何てきれいな頸動脈!」なんて言われるほど(笑)
原因はよく分からないけど、先生からは「ストレス系が原因の可能性もあるから、ストレスをためないようにゆっくりしなさい」って言われました。
I don't know the cause well, but "do slowly" from a teacher so as not to accumulate stress because there is also a possibility the stress because, for, it was called.


やっぱり、自分の不倫騒動で、毎日いろいろ悩んだことが影響したのかな?


質問(3)治療は?

麻木さん答え(3)
まずは、しびれが治まる薬との出会い。
あとは、一度脳梗塞になると原因が何であれまたなりやすいからということで、血液をサラサラにするバイアスピリン。
これは今でも毎朝飲んでいます。

 しびれは今は出ていません。
先生によると「脳梗塞ができたときはいわば一つの傷みたいなもので、その傷が腫れて近くにある神経に触るんだけど、傷が治ると腫れが引くのと同じで症状も治まったんでしょう」とのこと。

 それで、ありとあらゆる検査をしてもらったから、逆にこの脳梗塞以外は全部OKで、むしろ元気じゃん! ってお墨付きをもらったみたいになって...。
そこだけ気をつければいいと思っちゃっていたかもしれません。





麻木久仁子さんへ質問(4)
脳梗塞の不安解消でほっとした途端に次の病気との出会いけい系悪縁が判明した?

麻木さん答え(4)
そうなんです。
先生によると「脳梗塞ができたときはいわば一つの傷みたいなもので、その傷が腫れて近くにある神経に触るんだけど、傷が治ると腫れが引くのと同じで症状も治まったんでしょう」とのこと。

 それで、ありとあらゆる検査をしてもらったから、逆にこの脳梗塞以外は全部OKで、むしろ元気じゃん! ってお墨付きをもらったみたいになって...。
そこだけ気をつければいいと思っちゃっていたかもしれません。

毎年、人間ドックのオプションに子宮がん検診は入れていて、乳がん検診はどうしようかなという感じだったんですよ、実は。
乳腺、乳管の中にできるんだから、イメージ的におっぱいの大きい系な人の方が細胞が多くてなりやすいんじゃないか、なんて思っていました。
Because it forms in the mammary gland and the tubuli galactophore, there are a lot of cells, and the person with a big breast may tend to be in imagining way, what did you think as?


 マンモグラフィー検査(レントゲンによる乳がん検査)でも、あっちこっちから肉を寄せて撮るでしょう?
そんな、毎回毎回、無理やり持ってきて検査してさ、こんな小っちゃいおっぱいをさ!
「えーそこも? それは脇の肉じゃないのか」なんて(笑)。
まあ、でも仕方ないかって惰性で検査を受けたら乳がんが見つかっちゃった。
しかも、両方だったんです。




質問(5)
次の病に気づいたのは?

麻木さん答え(5)
脳梗塞から2年も経っていない昨年夏、人間ドックのクリニックで。
「ちょっと影がある、怪しい」ってことで、一度MRI(磁気共鳴画像)とかECHO(超音波検査)で診てもらったら「やっぱり明らかに何かあるんだけど、乳がんとは言い切れないので精密検査した方がいい」と。


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乳がん生還麻木久仁子さんへの9個の質問9/9出会いけい波瀾万丈


質問(6)
自分では気づかなかった?

麻木さん答え(6)
全然! だって、確定診断で「がんです」って言われた後に触ってもまだ分からなかったぐらい早期の出合い系だったんですよ。
ステージゼロの非浸潤がんとの出会いけいでした。
乳管の中にがんができて、その乳管を破ってしこりを形成するんですけど、それより手前、乳管を破る前の段階。
がんと分かってからも「え? どこ?」「これはアバラ?」なんていう感じで(笑)。

 しこりって触って分かるものだと思っていたから、自分でもちょっとびっくりというか、意外でした。
●まゆみの英語勉強法●
Because I thought the stiffness was involved and was something to understand, it was unexpected whether one said surprise a little.

しかも両方だったから、それも意外で...。
ホント小さかったんですよ、1センチもなくて。
切り取った範囲も1.5センチとか1.7センチだし。

質問(7)
最初の人間ドックの先生がよく見つけてくれましたね。


麻木さん答え(7)
そうです。彼女は乳がんを見つける天才的な能力をもっているんです。
●まゆみの英語勉強法●
That's right.
She has the genius-like ability to find breast cancer.



平松レディースクリニック(東京都)の平松秀子院長。
しかも、以前に私が出ている番組で"乳がんを見つける名人"として出演された方で、その番組で撮った私のレントゲン画像を保管してくださっていたんです。
それで、二つの画像を並べてみて「違う」と。
右側が疑わしいのは私にも何とか分かりましたが、はっきりとはしない星雲みたいにぼやっとした影だから、左側なんて「ほら、ここが違うでしょ?」って言われてもよく分からなかった。

 この時点では確定じゃなかったので、がんかどうか確定させる検査を受けるために、その場で国立がん研究センター(東京都)の予約を取って、紹介状を書いてくれました。

質問(8)
言われた時にはどう感じました?

麻木さん答え(8)
やっぱり「えーっ!」という感じでしたね。
マンモグラフィーもエコー(超音波検査)も、ずっと検査をしてきていたので。
それに、さっきも話したように何となく自分は乳がんと関係ないって感じていて、自分の中では漠然と子宮がんの方が気になっていたくらい。

 先生は「まだがんかどうか分からないけど、もしがんだとしてもすごく早期だから大丈夫。
治療の選択肢はいくらでもある時期だから」と励ましてくれました。
The doctor, "I don't know whether it's cancer yet, but even if it's cancer, because it's early stage, it's quite OK. Because the choices of treatment are the time how much is which also.", you encouraged.



質問(9)
国立がん研究センターに移った後は?



麻木さん答え(9)
また一通り同じように検査をして、針の検査(針生検)もしたんですが、あまりに初期段階過ぎてしこりにもなってないから、針が刺さらない。
もちろん陰はあるんですよ。
でも、針生検では確定との出会いけいはなかったんです。
結局、切除生検(がんの疑いがある部分を一部切り取って顕微鏡などで検査すること)をすることになりました。

 切除生検の結果を聞きにいった時、担当の先生から「どっちから聞きたい?」なんて聞かれて、「じゃあ、左から」って。
左はもしかしたら違うかもしれないと言われていたので。
そうしたら、「左ね...がんでした」
「うっはー、それなら"右も"って言ってるも同然ですね?」
「はい、まあ、そうだねえ...」なんて(笑)。
明るく「え、やっぱがんだったんだ~。そうだと思った~」なんて言いながら、内心じゃフラフラしていて、心の中で「どうしよう...」とつぶやいていたんです。

 すると先生は、すぐに「どういう段階か」とか「これからどういう治療が必要か」とか、ホルモン治療や放射線治療のこととかを重々説明してくださって、「ま、長いお付き合いになりますな」なんて言ってくれました。
"長いお付き合い"ってことは...大丈夫ですよ、まだ十分治療が効く段階なんですよ、ということです。

 今思うと、説明も丁寧だし、決していい加減な幻想的なことは言わない。
下手に慰めるような、期待を持たせるようなこともしないけど、悲観的にもならない。
とにかく適切な説明をするって感じでしたね。
When I think now, the explanation is also polite and I never say an irresponsible fantastic thing.
It isn't also done to make them be in the hope comforted poorly, but it doesn't become pessimistic.
Anyway it felt like that it's explained appropriately.








麻木 久仁子(あさぎ くにこ)

 1962年、東京都生まれ。
学習院大学法学部中退。テレビ、ラジオ番組で司会者、コメンテーターとして活躍するほか、知性派タレントとして各クイズ番組を中心にバラエティー番組との出合い系ご縁も多い。
お勧めの本を紹介するサイト「HONZ(http://honz.jp/)」や産経新聞では書評を担当するなど、その活動は多岐にわたっている。


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