独学でマスターするための目的別の勉強方法



出典「独学.fun」さま


目的別で身につける最短の勉強方法とは

英語初心者へ独学でペラペラになった私が教える。レベル別、目的別の勉強方法をご紹介します。
英語を勉強したい!
という方は多いのですが、どのような目的で勉強するかによって、どんなスキルを身につけるべきか。
どんな勉強をしていくべきかが大きく異なってきます。
独学で英語を勉強し、正規生としてアメリカの大学に留学し、今では英語でビジネスでのやりとりもこなせるようになりましたが、ここまで行くのに非常に苦労しました。
途中外国語を習得するための科学的な手法についての本を読みあさり勉強法として確立させ、実際に塾講師や家庭教師でも英語を教えていく過程で磨き上げた、絶対に英語が話せるようになる勉強法について解説します。
私と同じように多くの時間を試行錯誤についやすのではなく、以下で解説する方法で超速で英会話をマスターしていただければ幸いです。
以下では、まず独学でマスターするための全体像をご説明します。


1.全体像
初心者が英語会話を勉強するにあたり、どのような道順で勉強するのが最も効率的かを解説します

2.初心者から上級者まで[英会話教材][英語上達][英会話上達]
英会話初心者から上級者までおすすめの勉強方法と教材を紹介しています。
英会話初心者はまず発音、文法、基礎単語を学ぶことが重要になります。
中級者は、スピーキングのための型を叩き込むことや、リスニングで隅々まで把握するように勉強することを意識するなど、レベル別におすすめの勉強方法と教材を紹介しています。

3.目的別の勉強方法
一定のレベルを超えると、目的別の教材や勉強方法を行うことでより効率良くなります。
ビジネス英会話に必要な勉強方法と教材
日常英会話に必要な勉強方法と教材
留学に必要な勉強方法と教材
の3つのパートに分かれて説明しています。




上の図が英語会話をマスターするための全体像になります。
これだけ見ると何いってるかわからないと思うので、きちんと説明します。

英語会話ができるようになるために
「発音、文法、単語」そして「スピーキング、リスニング、リーディング、ライティング」の7つの要素に分解することができます。
さらに、それぞれの要素でも勉強方法が異なり大きく3つに分けることができます。
1つめは「発音を基礎とした、スピーキングとリスニング」のトレーニング系英会話勉強法
2つめは「文法を基礎とした、リーディングとライティング」のロジカル系英会話勉強法
3つめは「初級、中級単語、そして目的別の上級レベルの単語」の暗記系英会話勉強法

に分かれます。
以下では、それぞれの系統の勉強法のコツとなぜかの順番で勉強することが、上達につながるかについて解説します。


マスターするための最重要なこと

それでは、初心者が、これらの要素及び系統の中で英語会話を身につけるために最も大事なのはどれでしょうか?
この文章を読んでいる日本人にとっては、最も大事なのはトレーニング系に当たる、発音、リスニング、スピーキングの項目になります。
それではなぜ、この項目が最も重要なのか。
それは、日本の教育は、文法などのロジカル系と単語の暗記系に極端に偏っており、そのため本来英会話に必要なトレーニング系の練習が圧倒的に不足しているからです。

逆に、ヨーロッパ系の人はトレーニング系のリスニング、スピーキングに特化した経験を積んでいることが多く、文法はめちゃくちゃでも話せるという人が大勢います。
たまに、英語がペラペラのように話している人を見かけたことがあるかもしれませんが、結構ブロークンな人は多いものです。
けれども、英語会話に限らず、コミニュケーションのゴールは相手と意思疎通をとり、会話のキャッチボールすることですので、何も話さず何も聞き取れないよりは、カタコトでも話せたほうが圧倒的に良いと言えるでしょう。
ただ、もちろんある程度のレベルを超えると、文法や単語力も必要ですし、これらを順番通りに身につけるほうが、最終的には早く英会話をマスターすることが可能になります。
それでは、トレーニング系、ロジカル系、暗記系の順に解説していきます。



英会話初心者向けトレーニング系:
発音をマスターするとリスニングもスピーキングも上達する!



トレーニング系はその名の通り、
「ひたすらに大量のアウトプット」が重要です。
ただし、むやみやたらに勉強すると効率が悪くなってしまうので、それぞれ初級、中級、上級としたがって勉強していくことによって、無駄な後戻りをすることがなく英会話をマスターすることが可能になってきます。
それでは、なぜこの図のように、「発音→スピーキングの型化&リスニングの質→スピーキングの会話&リスニングの質」の順番で勉強するべきかについて解説しましょう。
まず、発音についてです。
発音をマスターすることによってスピーキングの能力が向上するということはわかると思いますが、リスニング能力も上がるのはどういうことでしょうか。
発音を体系的に学ぶことによって、どのような口の形で、どのように音が発生されるかのイメージがつかめるようになります。
例えば、SとShの発音、それぞれどのように口を動かしてどのような発音になるかわかるでしょうか?
発音の基本を知らないでリスニングを勉強していると違いを理解できるようになるまで非常に時間がかかります。
対して、発音学んでからリスニングの勉強をすると、音の違いに着目しつつ勉強を進めることができるようになるため、圧倒的に効率がよくなります。
このように急がば回れの精神で、発音をまず学ぶということがスピーキングにはもちろん、リスニングにも良い影響を与えていくことになります。
スピーキングについては、当たり前ですが、発音が良ければそれだけ聞き取りやすい英語を話すことができるので、英会話をマスターする過程では非常に重要なスキルとなります。
また、発音が良いと自信につながっていくので、より英語を学んでいくモチベーションにつながっていきます。
実際、管理人も発音をきちんとしたところ、帰国子女と間違えられることがあり、自信につながったことがあります。



英会話初心者向けロジカル系:
文法は中学文法で基本は十分。あとはリーディングとライティングの実践で身につける


次にロジカル系について説明します。
ロジカル系の基礎は文法になります。
この文法はどれくらい勉強すればよいでしょうか?
実際、95%以上の会話は中学英文法で十分です。
時制、関係代名詞など基礎的なことを覚えていれば、苦労することは全くありません。
当たり前ですが、シェークスピア時代のような文法で話す人は今の時代いないですし、わざわざ省略系を使って話始める人はいません笑
ですので、英会話に特化する場合は文法は中学英文法レベルで十分なのです。

中学英文法を習得した後は、リーディングやライティングを行う際に実践の中で学んでいければ良いです。
実践の中で、意味がわからない文がある。
どのように書けばいいかわからない。とつまづいたときに始めて、文法書を見返して勉強するというのがもっとも効率が良いと思います。
まずは英文法全てを完璧マスターして、リーディングやライティングをやっても良いとは思いますが、英語を実践的に使える人になりたいという観点で言えば非効率的なやり方だと思います。
実践的な中で、英文法について見返したいという時に使えるのは、こちらの総合英語Forestになります。




総合英語Forest 7th Edition
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石黒 昭博 桐原書店 2013-12
Amazon Kindle 楽天ブックス

すでに持っている方も多いと思いますが、英語がバイリンガルレベルでもこれ一冊で文法に関しては事足ります。
そう考えるとコスパが信じられないほどよい商品です
後ほど、初心者におすすめの文法の本について説明します。


英会話初心者向け暗記系:
会話で使われる単語は8割が基礎的な単語。あとは目的別に必要な単語おさえればOK



単語の暗記のポイント
ネイティブレベルは2万語必要であるものの
1. 実際の会話で必要なのは2000語程度で十分
2. 2000語以降は目的別に覚えるべき単語を選定する

最後に暗記系です。
暗記系はどのような単語を勉強すべきかという観点です。
それでは、そもそもどれくらいの単語数を知っているのが良いのでしょうか?
一般的に、ネイティブレベルであれば、20000語(2万) です!

英会話初心者が、2万語覚えなきゃだめなの!!?

と思われるかもしれませんが、それはほぼ必要ないです。
リーディングなどを完璧にするために必要なのが2万語であって、日常的な英会話勉強法では2000語知っているだけで十分に話すことができると言われています。
考えてみればそうですが、日常的に会話している内容の中ではそんなに高度な単語って使わないですよね?
大抵の場合、「食事のこと、恋愛のこと、最近の仕事や学校生活のこと、話題になっているテレビ」のように話す内容も限られると思います。そのような中で使われる単語は限られくることは容易に想像できます。

また、一つの単語が複数の意味で使われることも多々あります。
例えば「have」という単語
「〜を持っている」という意味
食事を食べる(have lunchなど)
時制でも使われる
それ以外でもすごい使いみちの多い単語です
実際、日常会話で使う単語はこういった超基礎的な2000語で完結するので、まずはその基礎を覚えることが重要です。

ただ、より発展的な会話をしたい、記事を読んだりもしていきたい。となるとやや発展的な単語を学ぶ必要が出てきます。
それが中級レベルの単語を学ぶ意味です。

また、より上級レベルの会話や記事を読みたいという場合は、目的に応じた単語を学ぶことが最も良い選択です。
留学目的での英会話勉強法なら、アカデミック(学術より)の単語を学ぶ必要があるでしょう。
例として、「vice versa」という単語がありますが、これは「逆もまた然り」という意味です。
こんな単語どこで使うの?と思われるかもしれませんが、理系の論文ではよく出てきます。

他にも、ビジネスの中で出て来る「IO」という単語はネットで調べると、
「I/O. Input/Outputの略で「入出力」を意味する。 コンピューターは、情報を入力(input)し、計算結果を出力(output)するという処理を行なっている。 これらの処理を総称してI/Oと呼ぶ。」
このように、英会話初心者が、単語を一から全て学んでいたら、時間が無限にあっても足りなくなるので、上級レベルに進む場合は、そもそもどういう目的で英語を学びたいのかという目線で単語を学習することが最短の道となります。




様々な極め方


出典「Study Hacker」さま
出典「U-Site」さま
出典「DMM英会話」さま

“ひとり勉強” の効率を上げる3つのコツ

資格取得や昇進試験、期末テストに就活など日々の生活の中で英会話勉強は欠かせません。
まとまった時間を作るのが難しい社会人や金銭的に余裕のない大学生は、独学での英会話勉強が大部分を占めるのではないでしょうか。
マニアックな分野であれば教室が開かれていないこともありますから、自力での英会話勉強は必須と言えるでしょう。
しかし独学だとなかなか捗らなかったり、継続できずに悩んだりする人も多いはず。
そこで今回は独学で成果を出す英会話勉強法を紹介します。


独学は非効率的?
独学で勉強しても成果が出ず、効率が悪いと考えている方も多いかもしれません。
しかし、独学はうまくカスタマイズすることができれば、むしろ効率の良い勉強になります。
しかし、効率の良いはずの独学が非効率になってしまう場合があります。
なぜなら継続することが難しいからです。
英会話勉強の成果は、ある程度継続しないと表れませんから、その前に挫折してしまうと意味がありません。
1人ではモチベーションを維持することは難しいものです。
勉強すべきポイントが押さえられておらず、ただ机に向かっているだけになっている場合もあるでしょう。
また、自分で勉強内容をカスタマイズできることは独学のメリットですが、下手な勉強計画では効率の良い勉強とかけ離れていく可能性が否定できません。

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独学のメリット

独学にはデメリットもありますが、メリットを活かすことができれば勉強は捗り、最も効率の良い勉強法が確立できます。
独学のメリットは何といっても勉強内容から時間や場所にいたるまで自分でカスタマイズできること。
学習塾では自分のレベルに合ったコースが見つからなかったり、都合のいいスケジューリングができなかったりします。
さらに、講義形式では集中していなくても次々と進んでしまうため勉強しているつもりになりがちです。
そして、新しい知識を学んだことで満足し、復習を怠るために結局学んだことが身につかないのです。
その点、独学は自分が好きな時に好きな場所で勉強できますし、勉強内容から内容のレベル、参考書や問題集選びまですべて自分で行います。
主体性をもって勉強に取り組むことができますし、自分にぴったりの学習計画が立てられるのです。

独学の効率を上げる方法1

独学が続かない、独学に集中できないという悩みを解決するために、達成度をその都度確認することを推奨します。
Study Hackerの人気コラム記事でも紹介されているぬり絵勉強法は独学にぴったりでしょう。
方眼紙とカラフルなペンを用意し、15分勉強したら1マス塗っていくだけです。

・Study Hacker|勉強嫌いの私が1年で3000時間勉強して京大に合格した「ぬり絵勉強法」

塗った面積がどんどん広がっていくと楽しいですし、勉強するモチベーションに繋がります。
教科ごとに色を変えれば学習時間のバランスまで見えます。
独学では管理しにくい教科バランスもしっかり管理しましょう。


独学の効率を上げる方法2
最適なスケジュールや勉強内容、レベルで勉強するために、英語勉強法の指針を作成しましょう。
独学を続けているにもかかわらず成果が出ないという人はこの英会話勉強法カスタマイズの段階で躓いている可能性大です。

押さえるべきポイントは3つ。
1.最終目標を確認する これをすることで初めて勉強の方向性が見えてきます。
医学部を目指す人と文学部を目指す人の勉強内容が違ってくるように、最終目標に照らし合わせた勉強計画は非常に重要です。

2.いつまでに達成する目標であるか 同じ医学部を目指す人であっても、今年受験する人と来年受験する人では変わってきますよね。

3.現在位置の確認
同じTOEIC800点を目指す場合でも、現在700点レベルの人と600点レベルの人では対策が異なります。

3つのポイントが確認できたら、現状からやるべきこと、期間から勉強計画を立てましょう。
まず、最終目標と現状を照らし合わせてやるべきことを洗い出します。
余裕がない時に限ってやらなければいけないことばかり目につき、やれもしない計画を立ててしまいがちですが、やるべきことに対して期間が少ない場合は優先順位を立てることも大切です。
あまり重要でないところは潔く捨てていくのも作戦でしょう。
独学ではまったくわからない範囲を対策していくのは時間も労力もかかってしまいますよね。
優先すべきは曖昧な理解の箇所を完璧にしていくこと。試験は残念ながら努力を測る試験ではありません。
すぐに得点に結びつく理解度が高いものから1つ1つ完璧にしていくようにしましょう。




英語を話す、というのは一から文章を英語で組み上げていく作業ではありません。

文法的に間違えないように、文章を作っていく作業でもありません。

頭にある文章がストンと出てくる、作業というより「反応」に近い。
もっと言うと「反射」に近い。

その反応を支えるのがこの「口にする」という練習なんです。

断言しますが、これをしない限り英語は話せるようにはなりません。

口を使った数、が話せるかどうかを左右します。

どれだけ文法を知っていても、単語を知っていても、
テストで正解の選択肢を選べても、
このプロセスを経てない人はまったく話せません。

そのくらい英語を話すというプロセスは「話す」ことでしかカバーできないものなのだと思います。

発音を正しく知り、そして基礎文法を学ぶ、そしてそれらを口に出す。

この3つこそが、英語をはじめたばかり、特に半年くらいは本当に大事になってきます。

単語は?
表現は?
テストは?
スラングは?

いろいろ気になるかもしれませんが、まずはこの3つ、これが最も大事な基礎です。
それをしてからでないと、これからやる全ての歯車がうまくかみ合わなくなってしまいます。

"I have a pen."
"This is a pen."



"How are you? I’m fine."

をバカにするための引き合いに使う人がよくいます。

「こんな簡単なことやってんだぜ、バカみたいだろ」って具合に。

でも、その人たちの何人くらいがそんなバカみたいな文章を正しい発音で、「使いこなして」いるでしょうか?

"This is a pen."
こんなの日常で絶対使わねー、という人がいますが、
僕は使ったことがあります。

ある企業の商品開発で海外の方とその企業に視察に訪れた時、スマートペンというタブレットなどと書いたものがリンクする最新式のペンなのですが、見た目はスティックのような棒状のもの。
先に日本語で説明を受けた僕に外国人の彼は聞きました。

"What’s that you have?"

ぼくは、ええ、答えましたとも。

"This is a pen."

(笑)

使うんです。簡単な文章だけど。

簡単、ということを決してバカにしないでほしい、
僕はそう思います。

文法を学びながら発音を学び、そして口にする機会へとつなげる。

今日あげた3つの項目は1つも落とさなければすべて同時にできることなんです。
非常に効率がいいことなんです。

『英語の力』で初めのうちに大事なのは、簡単なものをしっかり理解する力です。

今日あげた3つの大事なことはそれを支える、本当に大事なことです。

僕自身、発音でも基礎文法でも また一から始めたい気持ちを今でも持っています。

なにか疎かにしていなかったか、なにか軽視して見落としていなかったか?

今でも振り返ることがあります。

これから英語を始めようかと悩んでいる方がいたら、今日の記事をぜひ読んでほしいと思います。

そして、しっかりとした強い土台を築いてほしいと思います。

英語は楽しいですよ。
できると世界が広がります。

これはまぎれもない事実です。
当たり前なんです。

だって今まで話せなかった人と話せるんですよ、
聞こえなかったものが聞こえるんですよ、
読めなかったものが読めて、伝えられなかった人に伝えられるようになるんです、
程度の差はあれ、何かが変わるに決まってる。

でも、もう一つ言っておくべき大事なことがあります。

それはある程度できるまでは「楽しくなんかない」
ということなんです。

なんでもそうですが、「本当の楽しさ」はできるようになって初めて訪れます。

英語も同じです。
できるようになってから、身の毛がよだつほどの感動を
何度も何度も覚えるようになります。

僕なんかは、人生をリマスタリングして別の人生を歩んでいるような感覚さえあります。

そこまでの道のりで絶対に外せないポイントを今日は紹介したつもりです。

少しづつできるようになる喜びをかみしめながら、着実に、確かな歩みで進んでいってほしいと思います。

はじめが肝心です。

読んでくださった方の学習がスムーズに滑走路を飛び立てるように祈っています。

せっかくはじめる英語です。

役に立たない英語教材・勉強法でお金も時間も無駄にしたくない気持ちはみんな一緒です。

正しい道を、正しい歩みで進んでいきましょう。
そして、思い描いた自分を自らの手で実現していきましょう。

英会話のある生活、英語のできる人生を選んだあなたへ。

扉は開かれるのを待っています。

さあ、また一緒に楽しんでいきましょう。



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