まゆみの えいご教材〜英語質問箱 part16


石原真弓先生

「石原真弓先生の英会話質問箱」より。

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(Q57)ちょっと離れた所にいる人に「お電話ですよ」という言い方は?

電話を取ったら「マリアさんをお願いします」と言われ、ちょっと離れた所にいるマリアさんに「お電話ですよー!」と言いたいときはどう言えばいいでしょうか? すぐそばにいれば名前を呼んで受話器を渡せばいいかなと思うのですが。
(石川県 なおぞうえるさん)



(名前), there's a call for you. または、(名前), you have a call. のように言います

他の人にかかってきた電話を受けて、当人に「お電話ですよ」と言うときは、例えば、Maria, there's a call for you.
または、Maria, you have a call. のように表します。
「通話」の意味での「電話」は (phone) callと言います(phoneは省略可)。
telephoneやphoneは「電話機」のことなので注意しましょう。

その他の電話に関する表現を見ておきましょう。
The phone is ringing.(電話が鳴ってるよ)
Can you get the phone? (電話に出てくれる?)
He / She is out now.(今、席を外しております)
He / She is on another line now.(今、別の電話に出ております)
You have the wrong number.(おかけ間違いです)
Could you tell him / her I called? (電話があったことをお伝えいただけますか)
Could you tell him / her to call me back?(お電話いただくようお伝えいただけますか)


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(Q58)"I don't want to do anything."と"I don't want to do something."の違いは?

「何もしたいことがない」という英文をネットで調べると、下記の両方の言い方があるみたいです。"I don't want to do anything."と"I don't want to do something."。どう違うのでしょうか?
(岡山県 てっちゃんさん)



I don't want to do something. は文法的に誤りです

「何もしたいことがない」を表す英文として、I don't want to do anything. はOKですが、I don't want to do something. は文法的に正しいとは言えません。
否定文ではsomethingではなくanythingを使います。
代わりに、I want to do nothing. という英文を使って違いを説明しますね。

何かが「ない」という否定文は、次のどちらかで表すことができます。
1. 否定形の動詞+anything
2. 肯定形の動詞+nothing
つまり、@のパターンで表したのがI don't want to do anything. で、Aで表したのがI want to do nothing.です。
どちらも意味は同じですが、Aの方が否定が強調されます。
anythingやnothingの代わりに、<any+名詞> や <no+名詞>で表すこともあります。
例文でも比較してみましょう。

「何も買いませんでした」
1. I didn't buy anything.
2. I bought nothing.
「質問はありません」
1. I don't have any questions.
2. I have no questions.


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(Q59)熟語の中の代名詞の位置について教えてください

熟語の中に代名詞が入ると、その代名詞は通常は単語と単語の間に挟むものだと理解しています。
例えば、turn it off 、put it offのit のように。
しかし、代名詞でも挟むときと挟まないときがありますよね。
例えば、Go over it.、He'll get over it. など。
どういうときに代名詞を挟み、どういうときに挟まないのでしょうか?
(富山県 yoyoさん)



他動詞なのか準他動詞なのかで見分けます

まず、名詞や代名詞の位置を整理しましょう。
例えば、「電気<それ>を消す」と言う場合、turn the light off(○)、turn off the light(○)、turn it off(○)、turn off it(×)のように、the light のような名詞はturn とoff の間に挟んでも、off の後に置いてもどちらでも構いませんが、itのような代名詞は、間に挟むというルールがあります。

これは、turn offという句動詞(動詞を含む固まり)が「〜を消す」という意味の他動詞の場合に当てはまります。
「〜を延期する」という意味のput offも同様です。
従って、「試合<それら>を延期する」は、put the games off(○)、put off the games(○)、put them off(○)、put off them(×)となります。

しかし、同じような句動詞に見えるものでも、働きの異なるものがあります。例えば、look like(〜に似ている)がそうです。一見、目的語を必要とする他動詞のように見えますが、これはもともと、look(見える)という自動詞にlike(〜のように)という前置詞を続けて「〜に似ている」という意味を持たせたものであり、完全な他動詞ではありません。あくまでも、「自動詞+前置詞」から成る固まりです。このタイプは、他動詞ではないものの、他動詞のような働きをするので、「準他動詞」と呼ばれています。この準他動詞タイプの句動詞は、名詞、代名詞ともに必ず前置詞の後に置き、間に挟むことはできません。look like my mother(○)、look my mother like(×)、look like her(○)、look her like(×)とします。

get overは、他動詞、準他動詞の両方の用法があります。「(嫌なこと)を片付ける、終わらせる」という意味の場合は他動詞で、get over the presentation(○)、get the presentation over(○)、get it over(○)、get over it(×)とします。一方、「(困難)を乗り越える」という意味の場合は準他動詞なので、get over the difficulty(○)、get the difficulty over(×)、get over it(○)、get it over(×)とします。

とはいえ、他動詞なのか準他動詞なのかを見分けるのは難しいかもしれません。
その場合は、英和辞書などで確認することをお勧めします。
一部の辞書(学研の『アンカーコズミカ英和辞典』など)では代名詞を間に挟むことができるものは他動詞を表す【他】、代名詞を間に挟むことができないものは準他動詞を表す【準他】と表記されているので、これを判断基準にすると良いでしょう。
念のため、look after(〜の世話をする)、get through(〜を通り抜ける、〜を終える)、keep at(〜を根気よくやる)などを調べてみてください。【準
他】と書いてあるはずです。

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