まゆみの えいご教材〜英語質問箱 part20


石原真弓先生

「石原真弓先生の英会話質問箱」より。

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(Q67)I worry about .... とI'm worried about .... の使い分け方を教えてください

Don't worry! という表現から、worryを動詞だと思って I worry about .... と使用してきましたが、友達はI'm worried about .... だと言います。調べたらどちらも正しいようですが、どうやって使い分けたらいいですか?
(京都府 Nanakoさん)



常に気になっていることならworry about 〜、今心配に思っていることならbe worried about 〜を使います

I worry about ….とI'm worried about ….は文法的にどちらも正しく、次のように使い分けます。

worry about 〜
・「〜のことを心配する」(動作)
・「〜のことを(常に)心配している」(状態)

be worried about 〜
・「〜のことを(今)心配している」(状態)

これらの訳からも分かるように、「〜のことを心配する」という動作には、worry about 〜を用います。Don't worry.(心配ないよ)、Thank you for worrying about me.(心配してくれてありがとう)、You should worry about yourself.(<人のことなど心配しないで>自分の心配をしたら?)という具合です。

「〜のことを心配している」と状態を表す場合は、常に気になっている事柄ならworry about 〜を、今心配に思っている具体的な事柄ならbe worried about 〜を使います。I'm worried about the test results.(検査の結果が心配だ)やI'm worried about tomorrow's weather.(明日の天気が心配だ)などは今心配していることなのでbe worried aboutで表すのが自然です。健康や将来などに対する不安は、常に気になっているのか今気になっているのかによって、I worry about my health<future>. / I'm worried about my health<future>.のいずれも可能です。



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(Q68)どうしたらネイティブのような英語を話せますか?

カナダに留学中です。ネイティブのように、きれいな英語を話したいのですが、なかなかできません。その理由の一つとして、日本人特有の、強弱のない英語を話してしまいます。例えば、ネイティブは、one of を[ワン オブ]と発音しないで、[ワナブ]のように発音します。他にも、in itやon itを [イニット][オニット]と発音するように思います。このような、前置詞や短い音の連結や、連結することによって音が多少変わってしまうものなどはどのように学べばいいでしょうか? そろそろ日本人っぽい英語から抜け出したいです。
(海外 しおしおさん)



文字で見る発音より、耳から入ってくる発音をまねしましょう

「意識」と「まね」に尽きると思います。私はアメリカ留学中にこの2点をかなり心掛けて、現地の人に褒めていただける程度の発音を身に付けました。英語は、音が連結したり、脱落したり、あるいは、変化したりする言語です。特に、アメリカやカナダで話される英語はイギリス英語と比べて、その傾向が強いと言えます。せっかく留学しているのですから、文字で見る発音より、耳から入ってくる発音を意識的にまねするようにしてください。そうすると、単語の結びつきによって、連結しやすい音や脱落しやすい音の傾向が見えてきます。例えば、look atは[ルックアット]ではなく[ルッカッ]と聞こえます。take itは[テイクイット]ではなく、[テイキッ]という感じです。このように<子音+母音>は連結しやすい、後ろに母音が続かない場合の[t]は促音の[ッ]になりやすいといった特徴が見えてきます。さらには、internationalが[イナナーショナォ]と聞こえたり、get itが[ゲリッ]、cut it outが[カリラゥ]、Hang in there.が[ハンギンネア]と聞こえたりするなど、文字で見る英語と耳から入ってくる発音にかなりギャップがあるものが存在することも分かります。とにかく、聞こえたとおりにまねすることが大切です。

また、抑揚をつけて話すことも意識しましょう。日本語は比較的平坦な言語のため、英語でもそれを引きずってしまう人が多いようです。発音もイントネーションも、できれば顔の表情やジェスチャーもとことんまねするくらいの気持ちが、ネイティブ英語に近づけてくれます。身近な人でも有名人でも、「この人の英語ってすてき!」と思う模範例があれば、その人の物まねをするのも効果的ですよ。



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(Q69)全否定の文が、部分否定にもなることはありますか?

I didn't take Tom to swim in the pool today.は全否定で、My father does not always walk to work.は部分否定であると習いました。一つ目の文は部分否定にもなりませんか?
(滋賀県 テルマとマテルさん)



強調する語句の有無や文脈によって部分否定になり得ます

基本的には、1文目は「今日、私はトムをプールに泳ぎに連れて行かなかった」という全否定、2文目は「父はいつも会社まで歩いて行くとは限らない(=歩いて行かない日もある)」という部分否定で正しいです。全否定は、「〜ではない」という全体的な否定を表し、部分否定は「〜というわけではない」という部分的な否定を表します。部分否定は通常、notの直後にalways(いつも)、all(すべて)、every(どの〜も)、both(両方の)、completely(完全に)などの「全体」を表すような語句が続き、not always(いつもではない)、not both(両方ではない=どちらか一つだ)のように使います。まれに、All that glitters is not gold.(光る物が必ずしも金ではない)のようにnotがallの直前に来ていない文もありますが、これは、ことわざなどの慣用表現として定着しているもので例外です。

さて、「I didn’t take Tom to swim in the pool today.が部分否定になるのでは?」という点についてですが、部分否定になり得ると言えます。会話では、普通に言えば全否定の文でも、否定したい語句を強調することで、そこを部分否定にすることができます。例えば、 Iを強く言えば、「私」は連れて行かなかった=他の人が連れて行った、となります。Tomを強調すれば、「トム」を連れて行かなかった=他の人を連れて行ったことを表し、to swimを強調すれば「泳ぎに」連れて行ったわけではなく、他のことをするために連れて行った、となります。また、前後関係から部分否定だと判断できる場合もあります。まとめると、基本的には全否定となる文でも、強調する語句の有無や文脈によって部分否定になり得る、ということです。

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(Q70)「物心ついたころから」は、どのように表現しますか?

外国人からの「日本人はなぜピースをするのか?」という質問に、「物心ついたころからしていた」と答えたいのですが、どのように表現するのか分かりません。教えてください。
(大阪府 とまとさん)



「物心」は、説明的に表現します

英語には「物心」にぴったりな言葉がないため、説明的に表現します。「物心ついたころから」は、例えば、ever since A can remember(Aが思い出せるとき以来ずっと)と表すことができます。ever sinceは「〜以来ずっと」という意味で、Aには「人」を入れます。
We’ve been making peace signs at the camera ever since we can remember.(物心ついたころから、私たちはカメラに向かってピースサインをしていました)という具合です。

他にも次のような表現が可能です。ever since A was old enough to think for himself / herself(Aが自分で考えられるような年頃になってからずっと)、ever since A was old enough to understand things(物事が分かる年頃になってからずっと)、ever since A reached the age of reason(道理の分かる年齢になってからずっと)などがあります。最後の表現は少し硬い印象です。ちなみに私なら、… at the camera for no reason since childhood.(子どものころから<=物心ついたころから>特に理由なくカメラに向かって…)と表します。




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