英語会話質問箱 Q121〜Q125


石原真弓先生

「石原真由美先生の英会話質問箱」より。


(Q121)kind ofにはいろいろな使い方があり、判別方法が分かりません。
例えば、I kind of miss him.の場合、kind ofでひと固まりの副詞(句)ですが、(<名詞のkind+前置詞のof>などとの)判別が困難です。
前置詞ofの後に動詞missが来るのも違和感があります。
他にも似たような副詞の例はありますか?
(大阪府・Lalaさん)



使い方と言葉の結び付きで判断しましょう。

kind ofは「ちょっと、なんだか」という意味の副詞句です。
このような副詞(句)は英会話では、一般動詞の前、または、be動詞の後に来ます。
I kind of miss him.はI miss him.(彼がいなくて寂しい)にkind of(なんだか)を挿入した文で、missが一般動詞なので、I kind of miss him.という語順になっています。
ofの直後に動詞が続くことに違和感があるかもしれませんが、英会話では、正しい表現です。
He is strange.のようなbe動詞の文では、He is kind of strange.(彼はちょっと変わっている)という語順になります。

同じkind ofでも、a kind of 〜で「〜のようなもの」という意味もあります。
Okonomiyaki is a kind of pizza or pancake.(お好み焼きというのはピザとかホットケーキのようなものです)という具合で、これについては、不定冠詞の「a」の有無で判別できます。
また、It’s kind of you to give me a ride.(車で送ってくれるとは、あなたは親切ですね=ありがとう)のように、<It’s kind of+人〜>の場合は、「〜さんは親切ですね」という意味になります。
これはofの次に一般的に人が来るので判別しやすいでしょう。

英会話では、それぞれの意味や言葉の結びつきを覚えておくと、意味を正しく理解する上で大きな手助けになりますよ。
ちなみに、sort of(副詞句)もkind ofと同様に使われます。
一緒に覚えておきましょう。

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(Q122)I worry about 〜.は「(常に)心配している」とき、I worried about 〜.は「(ある状況で)心配している」ときというように使い分けるって本当ですか?
 例えば1週間など、長い間心配しているような状況でI worry about 〜.は使えませんか?
(大阪府・たこやきさん)



(be) worried aboutのworriedは形容詞で、使い方も違います。

回答する前に、ご質問の英語表現を訂正しておきますね。
2つ目のI worried about 〜.は、正しくはI'm worried about 〜. です。

意味と品詞を比較すると、worryは「心配する、気をもむ」(動詞)、(be) worriedは「心配して、不安で」(形容詞)です。
前者は常に気掛かりなことについて、後者は現在心配している具体的なことについて用いるのが英会話では、一般的です。
例えば、遠く離れた高齢の両親が元気に暮らしているかと常に心配なのは誰しも同じでしょう。
このような場合は、I worry about my parents.のようにworryで表します。
一方、屋外イベントを明日に控え、天気が気になっている状況では、I'm worried about the weather tomorrow.のようにbe worriedで表します。
ちなみに、worryを現在進行形で表すと「今心配している最中である」ことを強調でき、be worriedと同じようなニュアンスで使うことができます。
上記の天気の例は、I'm worrying about the weather tomorrow.と現在進行形で言うことも可能です。

ちなみに、次のような用例ではworryを用います。Don't worry.(心配いらないよ、気にするなって)、Thank you for worrying about me.(ご心配ありがとう)。Thank you for −ing.で「〜してくれてありがとう」という意味です。


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(Q123)ある英語文法問題で、We didn't see the big tree that (stand / stands) between the buildings. とあり、私は複数形になるわけがないと思ってstandを選択しました。
でも答えは、stands でした!! どうして複数形になるのか理由が知りたいです。
(奈良県・いもせのはるなさん)



関係代名詞の問題で、三単現の名詞に導かれた動詞だからです。

最初に、正しい英語文とその訳を確認しておきましょう。
We didn't see the big tree that stands between the buildings.
(私たちはその建物の間に立っている大きな木を見なかった)

「thatに続くstandがなぜ複数形か」というご質問でしたが、このstandは動詞なので、末尾の-sは複数形ではなく、三人称・単数・現在の-sなのです。
つまり、He plays tennis. や It looks good. と同じく、主語がhe、she、itなどの三人称・単数で、時制が現在の場合の一般動詞に付く-sです。
複数形の-sは動詞ではなく、cat(s)やbook(s)などのように数えられる名詞の語尾に付きます。

では、英語会話文の構造に目を向けましょう。
We didn't see the big tree that stands between the buildings. は関係代名詞の文です。
一番言いたいことは、We didn't see the big tree (私たちはその大きな木を見なかった)で、その木について具体的に表したのが、that stands between the buildings(建物の間に立っている)です。
このthatは関係代名詞で、the big treeと説明部分(stands between the buildings)をくっつける接着剤のような役割をしています。
先ほど、standsは名詞ではなく動詞だと確認しました。
このstandsはthe big treeにかかる動詞の役割をしています。the big treeはitで置き換えることができ、動詞(stand)が現在形なので、standsと-sが付くのです。
仮に、建物の間に木が数本ある場合は、the big trees that stand between the buildingsとなります。
the big treesは言い換えるとtheyです。
theyが主語の場合、動詞に-sは付かないので、standとなるのです。
お分かりいただけましたか?

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(Q124)日本にいながら国産バイリンガルを目指していますが、英会話で使えそうな、ネイティブスピーカーっぽい表現を覚えていても、なかなか口から出てきません。
頭の中の表現を口から出すようにするにはどうすればよいですか?
(埼玉県・moeさん)



アウトプットの練習が不可欠です。

できるだけ場数も踏みましょう。

覚えた表現を英会話で使いこなせるようにするには、アウトプットの練習を増やし、場数を踏むことが必要です。
moeさんの英語レベルや学習方法などにもよりますが、音読練習は黙読と比べて断然効果的です。
フレーズを個々に練習するのもよいのですが、会話の流れから自然な受け答えが学べるダイアローグを繰り返し音読するのもオススメです。

英会話は「口」を使うもの。
いざというときに口をついて出てくるようにするには、当たり前のことですが日頃から口を動かしての練習が必要不可欠です。
独り言をつぶやくのでもOK。
とにかく、日常生活の中で英語を発するようにしましょう。
また、応用力を付けることも大切です。
例えば、That’s the last thing I want to do.(そんなこと絶対にしたくないよ)というフレーズを覚えたら、That’s the last thing I want to say.(そんなことは口が裂けても言いたくない)、That’s the last place I want to go to.(そこへは何があっても行きたくない)、He’s the last person I want to talk with.(彼と話すのは絶対にイヤ)のように単語を入れ替えて表現の幅を広げていくのです。
こうすることで、一つのフレーズをさまざまな場面で応用して使うことができます。

英会話はある意味、車の運転と似ています。
交通ルールを覚えても、頭の中でシミュレーションしても、実際に路上を運転しなければ運転技術は上がりません。
また、とっさの状況にたじろいでしまうこともあります。
やはり全てにおいて、体で覚えて状況に慣れることが上達のカギといえるでしょう。
可能であれば、1日中英語漬けになるようなコースを受講してみるといいですね。


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(Q125)海外ドラマを見ていると、電話を受けた人が「アイママウェイ」と言う場面がよくあります。
字幕では「今行く」となっていますが、何と言っているのでしょうか?
(茨城県・ぽよんちょさん)


I'm on my way.という表現です。応用表現も覚えておきましょう。

海外ドラマで耳にしたという「アイママウェイ」は、I'm on my way.という表現かと思われます。
I'm とonが連結して「アイマ(ン)」のようになり、my(マィ)の「ィ」がほとんど聞こえなくなって、全体で、「アイママウェイ」と聞こえたのでしょう。

be on one's wayは「出掛ける」という意味の熟語で、one'sには主語に呼応した所有格の代名詞(my、your、his、herなど)がきます。
I'm on my way. / He's on his way.という具合です。
I'll be on my way.と言うこともあり、いずれも「今から出ます」「これからそちらに向かいます」といったニュアンスで使われます。

また、別れ際のフレーズ、I have to go.(そろそろおいとましないと)などに見られるgoの代わりにbe on my wayを用いて、I have to be on my way. と言うこともできます。
応用表現も一緒に覚えて英会話表現のバリエーションを増やしましょう。



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