まゆみの英会話学習Q&A Q126〜Q130


石原真弓先生

「石原真由美先生の英会話質問箱」より。


(Q126)whoの質問文で、
 1.「誰がするのか?」の場合、Who opened this letter?
 2.「誰をするのか?」の場合、Who did you invite to the party? などとなりますが、
 1.の場合、openは動詞なのにどうしてdidを使わないのでしょうか?

 
また、これはwh疑問文すべてに当てはまるのでしょうか?

(大阪府・はなうさぎさん)



疑問詞で始まる質問文は、主語を尋ねているのか、目的語を尋ねているのかで変わってきます

英語会話では、whoやwhatといった疑問詞で始まる質問文は、主語を尋ねているのか、目的語を尋ねているのかによって文の作り方が異なります。
例えば、whoを使った疑問文の場合、Who did you invite to the party?(誰をパーティーに招待しましたか?)のように「誰を[誰に]〜ですか?」と目的語を尋ねるときは、Who+疑問文?となります。
Who did you call?(誰に電話したの?)、Who are you waiting for?(誰を待っているの?)という具合です。
一方、Who opened this letter?(誰がこの手紙を開けたの?)のように「誰が〜ですか?」と主語を尋ねる場合は、Who+動詞?となります。
Who baked these cookies?(誰がこのクッキーを焼いたの?)、Who is coming to the party tonight?(今夜のパーティーは誰が来るの?)などがそうです。

このような疑問文の作り方の違いは、wh疑問文全般について言えます。
以下、主語を尋ねるパターンの例をいくつか挙げておくので参考にしてください。
What brought you here?
(何があなたをここへ連れてきたのですか?=なぜここへ来たのですか?)
When is good for you?
(いつがあなたにとってよいですか?=ご都合はいかがですか?)
How many people took part in the event?
(そのイベントには何人の人が参加しましたか?)
How many languages are taught at this school?
(この学校では何カ国語が教えられていますか?)

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(Q127)「その日に限って」とか、「こんなときに限って」は英会話では、何と言うのでしょうか? 
友達と旅行に出掛けたとき、船上でコーヒーをこぼしてしまい、その日に限って白いワンピースを着ていたため、午前中からホテルに戻るまでとても恥ずかしかったです。
(茨城県・ティーカップさん)



Just when 〜、A, of all 〜 などを使って言い換えてみましょう

せっかくおしゃれをして出掛けたのに、染みが気になって仕方なかったでしょう。
大変な1日でしたね。さて、ご質問の「こんなときに限って」を英訳するには、もう少し具体的に表す必要があります。
「白い服を着ているときに限って(服を)汚してしまう」という意味で解説しますね。

英語会話では、いくつか表現が可能ですが、Just when 〜, I ...(ちょうど〜のとき[に限って])…する)を用いて、(Oh!) Just when I’m wearing white, I spill coffee [something] (on my dress). ([ああ!] ちょうど白い服を着ているときに、コーヒーを[ 何かを ] (ワンピースに)こぼしてしまう )と表すとよいでしょう。このinは「〜を着て」という意味です。

他に、whenever 〜(〜のときはいつでも)を使って、Whenever I’m in white clothes, I spill something on them. と表すこともできます。また、A, of all 〜 (数ある〜の中でA、よりによってA)を用いることで、それをより強調することができます。例えば、white, of all colors(よりによって白)のように用い、全体で、Just when I’m in white, of all colors, I spill something on my clothes.となります。
ちなみに、A, of all 〜 は、today, of all days(今日に限って)、on my birthday, of all days(よりによって誕生日に)、I, of all people(よりによって私が)などの形でよく用いられます。一緒に覚えておきましょう。

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(Q128)夫の海外勤務に伴い、今アメリカに住んでいます。

少しずつ英語を勉強しているのですが、発音がなかなか上達しません。
特に、workや manなどの初歩的な単語ほどうまく発音できません。どのように勉強していけばいいでしょうか?
(海外・appleさん)



二重母音、中間音、さらに似た発音の単語を比較して練習し、口の開け方も意識しましょう

英会話で、workと言ったつもりがwalkと勘違いされてしまう……。
私にもそんな経験があります。簡単な単語でも侮れませんね。
短い単語は母音を丁寧に発音してみてください。
例えば、gameは[ゲィム] が正しい発音です。日本語につられて[ゲーム]と言いがちですが、aの部分は[エィ]という二重母音です。goも[ゴー]ではなく、[ゴゥ]と軽く[ゥ]を添えます。boatも[オゥ]という二重母音を含んだ語なので、[ボゥト]と発音しましょう。[ボート]と伸ばすと、buyの過去形boughtに聞こえてしまうので要注意です。一方、スペルに引きずられてboughtを[ボゥト]と発音してしまうケースも見受けられます。このようなカタカナ語やスペルによる“思い込み発音”を1つ1つ正していくことが発音上達には欠かせません。

英語会話では、日本語にない中間音にも注意しましょう。
bookは厳密に言うと[ブ]と[ボ]の中間音で[ブック]と言います。[u]の発音は日本語の[ウ]と全く同じではなく、[ウ]と[オ]の間のような曖昧な音だと覚えておきましょう。同様に、[i]は[イ]ではなく、軽く[エ]が混じったような[イ]の音です。よって、hitは[ヘット]に近い感じで[ヒット]と言うのがポイントです。このように、一見簡単な単語でも、発音記号に忠実に発音することでだいぶ改善されるはずです。

fan / fun、heard / hard、law / low、right / light、see / sheなど、発音の似ている単語を意識的に比較しながら練習するのもおすすめです。
また、口先でボソボソッと話すのではなく、口を大きく開けるべきところは大きく開ける、thは舌を上下の歯の間に挟んで発音するなど、口の動きを意識することも大切です。
口の動きとともに発音の仕方を詳しく説明した英会話辞書や書籍もあるので、確認してみてください。
それから、英語は腹式呼吸の言語ということも覚えておきましょう。おなかから声を出し、強弱をしっかりつけて発音するとネイティブスピーカーの英語に近づきます。小さなことを1つ1つクリアして、理想の発音を習得してくださいね。

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(Q129)「私はまだ彼女と話をしていません」がなぜ、I haven’t talked to her.になるのでしょうか? 
I haven’t talk to her.ではダメなのでしょうか? 
まだ話をしていないのにtalkにedが付くのがよく理解できません。
初歩的な質問ですみません。
(沖縄県 KIRIさん)



「have / has+過去分詞形」で現在完了形となります

確かに、edが付くと過去のような印象を持ってしまうかもしれませんね。
ですが、このtalkedは過去分詞形という名前ではあるものの、過去のことについて用いるとは限らず、「現在完了形や受け身の文で使う形」なのです。
現在完了形は、「have / has+過去分詞形」で表す文のことで、経験や継続、(動作の)完了などを表します。

動詞には、原形、現在形、過去形、過去分詞形、現在分詞形(=ing形)があります。例えば、「見る」の原形はlookで、look、looked、looked、lookingと変化します。
「〜に会う」は原形がmeetで、meet、met、met、meeting、「〜を食べる」の原形はeatで、eat、ate、eaten、eating、「話す」の原形はtalkで、talk、talked、talked、talkingとなります。
いずれも、後ろから2つ目が過去分詞形で、I haven’t +過去分詞形(+ yet). で「私は(まだ)〜していません」という動作の未完了を表す文になるのです。例: I haven’t finished the book yet.(まだその本を読み終えていません)

ご質問の文は、現在完了形の文です。
つまり、I haven’t talked to her. が正しく、I haven’t talk to her.(×)とすることはできません。
英語会話では、edに惑わされて過去のことのように感じるかもしれませんが、機能上の形と覚えておきましょう。

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(Q130)英語で、I’ll drive you home.のhomeが副詞ということにすごく驚いたのですが、他にもこのような副詞で使える意外な単語はありますか?
(大阪府・usakyo88さん)
homeには「家(名詞)」、「家に、自宅へ(副詞)」などの用法があり、副詞の場合はtoやinなどの前置詞は不要です



はい、あります。
それらを挙げる前に、まずはI’ll drive you home.のhomeについて解説しておきますね。
homeには「家(名詞)」の意味もあるのですが、driveのような方向性のある動作を表す動詞とともに用いる場合は「家に、自宅へ(副詞)」として用いることが多いため、toやinなどの前置詞は不要です。
drive 〜 home(〜を車で家まで送る)の他にも、次のような動詞とともによく用いられます。
get home(家に着く)、go home(帰宅する、本国に帰る)、write home(家に手紙を書く)など。
また、be home(家にいる)やon the way home(帰宅途中に)も使用頻度が高いので覚えておくとよいでしょう。

さて、ご質問への回答ですが、英語会話では、upstairs(上の階へ[で、に])、downstairs(下の階へ[で、に])、abroad / overseas(海外へ[で、に])、downtown(繁華街[で、に])なども副詞として使われることが多い単語です。
My husband and I sleep upstairs.(夫と私は2階で寝ます) 、Will you wait downstairs?(下で待っていてくれますか?)、I want to live abroad.(海外に住みたい)、I went shopping downtown.(繁華街へ買い物に行った)という具合です。
また、there(そこへ[で、に])やhere(ここへ[で、に])も副詞なのでtoは不要です。
英会話で、I went to there.(×)やCome to here.(×)などと言わないように気を付けましょう。



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