まゆみの英語会話勉強教材 Q156~Q160


  

「まゆみ先生の英会話質問箱」より。



(Q156)
英単語の発音は、何を基準に覚えればよいでしょうか?
はじめまして、英語の初心者です。英単語を覚えようとしたら発音が分からなくて困っています。
いろいろ調べてみたら、「国際発音表記」があるみたいですが、最初それを覚えた方がいいですか?
(大阪府 あさみさん)



Answer
まずは、基礎的な英和辞典で発音記号を確認すれば大丈夫です。音声と併せて確認すると効果的です

「国際音声記号」のことですね。国際音声記号は、英語に限らず、あらゆる言語の発音を文字で表記した音声記号です。唇音、咽喉音、舌頂音、舌背音、両唇音、そり舌音、破裂音、摩擦音などと音を細分化し、さらには、声調やアクセントなどまで記号で表記したものです。ラテン文字を基盤としているため、記号そのものが難しいと感じるかもしれません。また、個人的な考えですが、多言語や音声学を専門としている人でない限り、ここまで細かく発音を意識する必要はないと思っています。
前置きが長くなりましたが、日本で英語を勉強している入門から初級レベルの学習者さんには、日本の英和辞典で使われている発音記号とその発音の仕方が書かれた本で勉強することをお勧めします。書店に行くと、さまざまな発音本や発音記号について触れたリスニング本があるので、音声と併せてそれらを参考にするとよいでしょう。また、小学生・中学生用の英和辞典には、英単語の発音が発音記号とカナの両方で表記されているものもあります。発音記号に慣れるために、そういった辞書を1冊持つのもいいですね。




(Q157)
「must have+過去分詞」と「should have+過去分詞」の訳し方の違いを教えてください!
「must have+過去分詞」と「should have+過去分詞」の訳し方の違いを教えてください。
場合によっては、どちらも「~したに違いない」と訳せますか?
(岡山県 M & Mさん))



Answer
両方とも「~したに違いない」と訳すことができます。「should have+過去分詞」は、「~しておけばよかった」「~すべきだった」という後悔の気持ちを表すこともあります

「must have+過去分詞」と「should have+過去分詞」は、いずれも「~したに違いない」と訳すことが可能です。会話では、一般的にmust'veやshould'veと短縮し、He must've left for New York. / He should've left for New York.(彼はニューヨークへ出発したに違いない)のように使います。mustとshouldを比べた場合、確信度がより高いのはmustです。よって、あえて和訳に差をつけるとすれば、「must've+過去分詞」は「きっと~したに違いない」「絶対に~したはずだ」、「should have+過去分詞」は「~したに違いない」「~したはずだ」となりますが、実際は、話者が確信の度合いによって使い分けているだけで、和訳はあまり区別しないことが多いように思います。
ちなみに、「should have+過去分詞」は、「~しておけばよかった」「~すべきだった」という後悔の気持ちを表すこともあります。I should've done it yesterday.(昨日のうちに、それをしておけばよかった)という具合です。「must've+過去分詞」には後悔の意味はありません。





(Q158)
“Would you mind my sitting here?” は間違いですか?
ネイティブの先生に、Would you mind my sitting here? は間違いで、myではなくmeだと言われました。本にはmyとありますが? また、Iは使えるのでしょうか? いつも、『新・英語日記ドリル』、『英語で日記を書いてみる』を利用して楽しく学習しています。
(東京都 でこさん)



Answer
“Would you mind my sitting here?”でも“Would you mind me sitting here?”でも大丈夫です

拙著をお読みくださり、ありがとうございます。mindの使い方について、ネイティブの先生から指摘を受けたとのことですが、Would you mind my sitting here?(ここに座ってもよろしいでしょうか?)は文法的に正しい文です。myと比べてmeはくだけているので、カジュアルな表現を好む人はmeを使うことが多いでしょう。
Iを使えるかどうかについては、myやmeと入れ替えて使うことはできませんが、mindの後に「if I+動詞」を続ければ、使えます。ただし、Do you mind if I sit here? のようにdoを用いる疑問文ではif以降が現在の文に、Would you mind if I sat here? とwouldで尋ねる場合はif以降が過去の文になることを覚えておきましょう(後者の方が丁寧)。

ちなみに、動詞の-ing形を用いるWould you mind my[me] sitting here? は「(既に座っていて)ここに座っていても問題ないでしょうか?」、「if+文」を用いるWould you mind if I sat here? は「(空いている席を見つけて)ここに座ってもよろしいでしょうか?」というニュアンスで用いる傾向があります。




(Q159)
when などの後で主語を省くはOKですか?
取引先のイギリス人が、メールなどでwhen などの後で主語を省いています。これは単なる省略なのでしょうか? それとも正式な使用法なのでしょうか?
(愛知県 マッキーさん)



Answer
when節で主語を省略するのは、正式な使用法です

when節で主語を省略するのは、正式な使用法です。「whenやif、thoughなどに導かれる副詞節の主語が、主節の主語と同じ場合、『主語+be動詞』は省略できる」というルールに基づいています。
例えば、When I'm visiting Kyoto, I always stay at my friend's house.(京都を訪れるときは、いつも友人の家に滞在します)は、when節の主語と主節の主語が同じ(ここではI)です。よって、when節の主語+be動詞を省略して、When visiting Kyoto, I always stay at my friend's house.と表すことができます。

ちなみに、主語が違う場合でも、慣用的に省略されるケースがあります。I'd like to cancel the reservation if (it is) possible.(可能であれば、予約をキャンセルさせていただきたいのですが)のような場合です。主節の主語はI、if節の主語はitなので、本来のルールではif it is possibleとするべきです。しかし、if possibleは「可能であれば」という意味の慣用表現として定着しているので、主語とbe動詞を省略することができます。ほかに、if necessary(必要なら)、when necessary(必要な場合には)、if any(もしあれば)などがあります。





(Q160)
think about -ingとthink of -ing の使い分けについて教えて
『アルク英語レスキュー・シリーズVol.1 1日1行でもOK! 英語日記ドリル』で勉強しています。この中で、「週末自分で焼いてみようと思っている」の英訳で、I'm thinking about baking … となっていますが、私の辞書にはthink of -ingの熟語が掲載されています。これらはどのように使い分けるのでしょうか?
(茨城県 KUMAさん))



Answer
think about ~ は「~のことをじっくり考える」、think of ~ は「~のことを考える」というニュアンスです

拙著をお使いくださっているとのこと、ありがとうございます。 さて、「~しようと思っている、~しようかと考えている」を表すthink about -ingとthink of -ingの使い分けですが、これらは入れ替え可能なので、基本的にどちらも同じように使うことができます。あえて違いを説明するなら、think about ~ は「~のことをじっくり考える」、think of ~ は「~のことを考える」というニュアンスを含むため、think aboutの方がより真剣にそうしようと考えていると言えるでしょう。
ちなみに、hear(聞く)やknow(知っている)についても、「about > of」の関係が成り立ちます。hear about ~は「~について詳しく聞く」、hear of ~ は「~のことを耳にする」、know about ~ は「~についてよく知っている」、know of ~ は「(そういった事実があるという程度で)~を知っている」というニュアンスです。とはいっても、ネイティブ・スピーカーの中には、これらをあまり区別せず使っている人もいるので、あまり神経質にならなくても大丈夫ですよ。



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