英語会話 独学Q&A 181~185


  

「まゆみ先生の英会話質問箱」より。



(Q181)「○○泣かせ」は英語でどう言えばいいですか?
石原先生、はじめまして。「コンビニ店員泣かせ」とか「下請け泣かせ」などの「○○泣かせ」はどのように表現すればいいですか? よろしくお願いします。
(長野県 みたきちさん)



nuisance、problem、painといった語でニュアンスを伝えましょう

英語には、「~泣かせ」にぴったりの表現がありません。
したがって、意味の近い言葉で妥協したり、説明的な表現で表したりすることになります。
その中で使えるのは、「手を焼く人(物)」を表すnuisance、「悩みの種」を表すproblemやpainなどです。
例えば、「人泣かせの雨だ」と言いたいなら、This rain is a pain.となります。
This rain is a real pain. とrealを入れて強調してもいいですね。
「医者泣かせの患者」はnuisance patient for a doctorとなります。
「親泣かせの息子」なら、a son who is a problem to his parentsと表します。
親が他人に自分の息子のことを、「親泣かせの息子でして……」と言う場合は、He's a problem son. と表現するとよいでしょう。
この場合のproblemは「問題の、始末に負えない」という意味の形容詞です。

ご質問の「コンビニ店員泣かせ」はa nuisance to convenience store staff、「下請け泣かせ」は、a nuisance to subcontractorsのように表してはどうでしょう?
 nuisanceを形容詞で用いて、a nuisance customer to convenience store staff(コンビニ店員泣かせの客)や、a nuisance parent company to subcontractors(下請け泣かせの親会社)などと具体的に表しても、はっきりしていいですね。



(Q182)It could have been worse.の意味は?
It could have been worse.の意味を教えてください。
また、英語で現在完了にbeenがつくのは、どのような場合ですか?
(香川県・まつんさん)



「そのぐらいで済んでよかった」「まずまずだった」という意味です

英語の、It could have been worse.は直訳すると「もっとひどくなり得た」で、そこから「(もっとひどくなり得たけれども、実際は)そう大したことなかった」、「そのぐらいで済んでよかった」「まずまずだった」などといった意味に広がります。

現在完了のbeenについては、<have been(+冠詞)+名詞>、<have been+形容詞>、<have been+動詞の-ing(進行形)>、<have been+動詞の過去分詞形(受け身)>を覚えておくとよいでしょう。
名詞の例: It has been a pleasure to talk with you.(お話できて楽しかったです)、 形容詞例: I have been busy.(私はずっと忙しい)、動詞の-ingの例: I have been studying English for 10 years.(私は英語を10年勉強しています)、動詞の過去分詞の例: I have been invited to the party.(私はそのパーティーに招待されています)という具合です。

ちなみに、It could have been worse.は形容詞のworseが続いているパターンですね。
これはIt could be worse.(もっとひどくなり得る→大したことない、まずまずだ)を過去形にしたものです。




(Q183)友達に「今日は何時に帰るの?」と聞きたい
友達に英語で「今日は何時に帰るの?」と聞くとき、どう言えばいいですか?
また、go home, go back home, get homeの違いは何ですか?
(海外 yuriさん)



What time are you going (back) home today? でOKです

友達に、英語で「今日は何時に帰るの?」と尋ねるには、What time are you going back home today?と表現します。
What time are you going home today? と言ってもOKです。

backが入ると「(家に)戻る」というニュアンスが多少強くなりますが、基本的にはどちらも同じように使えます。
get homeは「家に帰る」というより「家に着く(到着する)」という動作が強調されます。
よって、What time are you getting home today? と聞くと、「今日は何時に家に着きますか(着く予定ですか)?」というニュアンスになり、あまり自然とは言えません。
get homeがピッタリくるのは、Can you e-mail me when you get home.(家に着いたら電話してね)やI got home 10 minutes ago.(10分前に家に着きました)のような状況です。
ちなみに、What time are you -ing? の代わりに、What time are you going to+動詞の原形? とすることもできますが、その日の帰宅時間を既に決めてあると仮定して尋ねているので、What time are you -ing? がより適切です。

もう2点補足すると、英語で「今日は何時に帰るの?」と家に残る家族がこれから出掛ける家族に尋ねる場合は、What time are you coming (back) home today? となります。
また、「今日」が「今夜」を指している場合は、todayをtonightにした方がよいことも一緒に覚えておきましょう。



(Q184)besideとexceptはどちらも「~以外に」という意味?
英語のbesideとexceptはどちらも「~以外に」という意味ですが、どのような違いがありますか。
(岡山県・MAさん)



besidesは通常、否定文や疑問文で用います

besideとexceptの違いは?というご質問ですが、「~以外に」を表すのはbesideではなく、besidesです。
besideは「~のそばに」や「~と比べると」という意味になるので注意しましょう。

besidesは通常、否定文や疑問文で用います。
No one agreed besides me.(私以外は誰も賛成しなかった)、Who is your favorite actor besides Brad Pitt?(ブラッド・ピットのほかに好きな俳優は誰ですか?)という具合です。

一方、exceptはevery, all, each, any, noなどが前にくるのが一般的です。
例えば、The store is open every day except Monday.(その店は月曜日を除いて毎日開いています)や、All the friends except Sara are single.(サラ以外の友達はみな独身だ)という具合です。
ちなみに、exceptの代わりにbutを用いることもできます(exceptの方が除外のニュアンスが強い)。



(Q185)英語会話での、仮定法過去完了について質問です
仮定法過去完了について質問です。
日本語でも「早く走れていたら」や「上手に泳げていたら」と言うことがありますよね。
Ifの後に続くのは原則、had+過去分詞ですが、ここに、If you could've run faster, you could've... のように助動詞を入れることはできますか。
もし、この形が不可でしたら、If you had been able to run faster, you could’ve... は可能ですか?
(福岡県 ルミさん)



英語会話での、仮定法過去完了のパターンを理解しておきましょう

仮定法過去完了がよく分からないという学習者の方のために、まず、パターンを見ておきましょう。
英語会話での、仮定法過去完了は一般に、<If+主語+had+過去分詞形, 主語+would've [could've/might've] +過去分詞形.>という形を取り、「(あの時)~していたら、……だっただろう[できていただろう/だったかもしれないのに]なぁ」を表します。
例えば、If I had studied hard, I could've passed the test.([あの時]しっかり勉強していたら試験に合格できていただろうになぁ)という具合です。

ご質問は、このIf節で<had+過去分詞形>の代わりに、<could've[could have]+過去分詞形>が使えるかどうかということですが、答えは、「使えます」。
つまり、If you could've run faster,で、「(あの時)あなたがもっと早く走れていたら」を表すことは可能です。
そして、If you had been able to run faster, も可能です。
ひとことで言うと、「(あの時)~できていたら」と表す場合、<If 主語 could've+過去分詞形,>と<If 主語 had been able to+動詞の原形,>のいずれも可能です。
英語会話では前者の方がよく使われます。


お分かりいただけましたか?


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