英語のモヤモヤ解決11-20


【英語のモヤモヤ解決 011】
(Q11)名詞の前に冠詞が付く場合と付かない場合で意味の違いはありますか?

冠詞がなくて、しかも名詞が単数形になる使い方にいつも迷いを感じます。

例えば、He sent me an email from hospital yesterday. のhospitalの前にaが付く場合と付かない場合は何か意味の違いがありますか。

どこのhospitalからメールを送ったのか特に気にしない場合はhospitalの前にaを付けてもいいと思いますが、名詞の前に冠詞がないとなんだか不安を感じてしまいます。

(滋賀県 Hide)



建物や場所に関する語句で、そこで行われる「事」を意識した意味の場合に、冠詞を付けないことがよくあります。

aやtheなどの冠詞を伴わない数えられる名詞の単数形は、建物や場所に関する語句によく見られます。

特に、その建物や場所が持つ機能に焦点が置かれ、建物や場所そのものより、そこで行われる「事」を意識した意味の場合に、aやtheを付けないことがよくあります。

例えば、go to churchは「教会」という建物へ行くというより、そこでする「事」、つまり「礼拝」に焦点が置かれるため、「礼拝に行く」という意味になります。

go to college(大学に通う、大学生である)、

go to class(授業に出る)、after school(放課後に)、go to bed(就寝する)、go to prison(服役する)、

be at work(勤務中で)、leave office(<公職を>辞職する)なども全て同じ理由で冠詞が付きません。

「病院」に関連する語句の場合は、イギリス英語ではtheを付けない、アメリカ英語ではtheを付けることが多いようです。

go to (the) hospital(病院へ行く、入院する)、leave (the) hospital(退院する)という具合です。

ただし、お見舞いに行くときは、医療行為を受ける場所というより、身内や友達が入院している「建物」と捉えるため、

I went to the hospital to see my father.(父を見舞いに病院へ行った)のようにtheが必要です。

ご質問の、He sent me an email from hospital yesterday. という文からは、入院中の男性からメールが送られてきたことが伺えます。

hospitalの前にaが付くと「建物」に意識が向くため、診察や入院などではない理由で訪れた病院(受信側にはどの病院かが不明)からメールが送られてきたことになります。

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【英語のモヤモヤ解決 012】
(Q12)海外で赤っ恥!日本人によくある変な英語フレーズ5個


その昔、英会話系サイトのテレビCMで、飛行機で機内食を注文するのに“I am a chicken.”と真顔で言っちゃう男性がいたのを覚えていますか?

この“I am chicken.”同様、正しいようでまちがっている英会話フレーズというのはたくさんあります。

まあ、機内で「私は鶏系男子(臆病者)です」くらいなら笑い話ですみますが、勘違いフレーズのために、取り返しのつかないトラブルに巻き込まれるおそれも……。

そこで、英会話講師デイビッド・セインさんの著書「日本人のちょっとヘンな英語」から、日本人がやりがちな英語のまちがい表現を5個お届けしたいと思います。

1:“散歩好き”のつもりが“誘惑”に?

あなたの趣味は何ですか? 

出合いを求めて街をぶらぶら散策するのが好きな人が、“I like street walking.”なんて言っちゃうと、絶対にドン引きされるので要注意!

“I like street walking.”は、なんと「私は売春が好きです」という意味になってしまうのだそう。

「街を歩くのが好き」を表現したいのなら、“I like walking through the streets.”と言うのが正解です。

女性が「売春が好き」なんて言おうものなら、大変なことになってしまいますね。

2:変なあだ名?~Here is △△△の英会話教材

タクシーを呼んでほしい場合、“Could you call me taxi?”と言ってはいけません。

これでは、「私を“タクシー”と呼んで下さい」という意味になります。

正しくは、“Could you call me a taxi?”です。

“a”があるのと無いのとでは、意味がガラッと変わってしまうのですね!


3:タクシー内でそんなこと言うなんて!?

無事タクシーを呼ぶことができ、乗車したあなた。

目的地に着いたら、運転手さんに何と声をかけますか? 「ここで降ろしてください」のつもりで“Please get me off here.”と言ってはヤバイことになるかも……。

実は、“Please get me off here.”は、「私を性的に興奮させてください」という意味になるのです。

いきなりそんなこと言われては、運転手さんもびっくりですよね。

正しくは、“Please let me off here.”です。きちんと覚えておきましょう!



4:それは日本の文化ですか……?

値段を尋ねる表現は“How much ~ ?”であることは、中学英語で習いましたよね。

では、「ひとりいくらですか?」と尋ねるには、どう言えばいいのでしょうか?

 “How much is one person?”と言っては大恥! これでは「人間ひとりいくらですか?」という人身売買系との出合いになってしまうのです。

ひとり当たりの料金などを尋ねたい場合は、“How much is it for one person?”という表現があります。

海外旅行の際にぜひ使ってみましょう。



5:親切心がアダになる?

ちょっと遅い時間まで引き止めてしまった相手に対し、「家まで送ります」と申し出たいあなた。

でも、“I’ll send you home.”と言っては、ムッとされるかもしれません。

というのも、“I’ll send you home.”では、「家に帰すぞ!」というきついニュアンスになってしまうのです。

「家まで送ります」の正しい英語フレーズは、“I’ll take you home.”になります。


以上、日本人がやりがちな英語のまちがい表現との出合い、いかがでしたか? 

いずれも、知らずに使っちゃうと上達法ピンチを招きそうなフレーズばかりでしたね!

英語圏の人々と出合い、接する場合や、海外旅行の際にはくれぐれも気を付けましょう。

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【英語のモヤモヤ解決 013】
(Q13)今回の、英会話教材は、食事に関する英語会話表現です。
世界中どこに行ってもどんな出会い恋愛状況でも毎日必要となるのは食事。
あなたは英語で「いただきます」や「ごちそうさま」が言えますか? 通訳やガイドさんのいない出会い系状況で、「こういうとき一体どう言えばいいの?」と困ってしまうかもしれませんね。
そこで、英会話系サイト講師デイビッド・セインさんの著書『「ごちそうさま」を英語で言えますか?』より、食事にまつわる英語フレーズです。



■食事前に使いたい英語英会話フレーズ
(1)「夕飯、どうする?」

What about dinner? 夕飯、どうする?
もちろん、“dinner(夕飯)”の部分を“lunch(昼食)”や“breakfast(朝食)”に置き換えて使ってみてもいいですよ。

(2)「バイキングに行こう!」

Let’s go to an all‐you‐can eat place! バイキングに行こう!

食べ放題という意味の“バイキング”は、和製英語。
海外では通じません。
“食べ放題=an all‐you‐can eat place”です。

(3)「とりあえず、ビールください」

Let’s start with beer. とりあえず、ビールください。

“Beer!”と連呼するだけでもとりあえず通じそうな気もしますが、それだとちょっとかっこ悪いので、スマートな表現もぜひ覚えておきましょう。

■食事中に使いたい英語会話フレーズ4個
・Looks good! おいしそう!
・Let’s eat! いただきます!
・One bite! ひと口ちょうだい!
・My mouth is burning! 激辛だ!

いずれも簡単で、すごく便利なフレーズ。それにしても、“My mouth is burning!=口の中が燃えている!=激辛だ!”というのは面白い表現ですよね。

■食事の終盤に使いたい英語英会話フレーズ2個
Anything else? もっと食べる?
・Second, please! おかわり!

これらもサッと使える便利表現。ちなみに、“second”は“2杯目”という意味で、3杯目は“third”、4杯目は“fourth”となりますが、おいしいからって食べ過ぎにはご用心!

■食後に使いたい英語会話フレーズ2個

・That was delicious. ごちそうさま。
・Check, please. お会計お願いします。

満腹のあまり、言葉を失ってはなりません。最後までビシッと英語フレーズで決めましょう!

以上、食事にまつわる英語フレーズ11個をお届けしましたがいかがでしたか? 海外旅行時はもちろんのこと、海外からお客さんとの出会いなどでも、これらの表現をぜひ使いこなしてくださいね!



【英語のモヤモヤ解決 014】
Q14 今回の、の英会話教材は、使ったら恥ずかしい!勘違い英語会話フレーズ



自分の言いたいことを英語で表現しようとする際、
日本語をそのまま英語に置き換えようとしていませんか?
これは、日本人がよくやっちゃうミス。
一昔前のCMではありません が、飛行機の機内食を注文するのに“I am chicken.”では、キャビン・アテンダントサイトからきょとんとされてしまいます。
この例のように、相手に意図が伝わらないだけならまだしも、ニュアンスの違いから相手を怒らせてしまっては大変ですよね!

1:「とてもいいアイデアですね」会議の席で、ネイティブの上司が新しいビジネス・プランを提案したのに対し、あなたは「とてもいい出合い系サイトですね」と賛同したいとします。
この場合、ついつい言ってしまいがちな表現は、“It’s a good matchmaking site.”ではないでしょうか。
ところが、これだと「まぁいい出合い系サイトなんじゃないかな?」というニュアンスになってしまうのです。
プライドの高い上司なら、ムッとしてしまうかもしれませんね!
実は、“good”は「まあまあいい」に聞こえる場合があり、「とてもいい」というニュアンスではありません。
積極的に賛同したい場合には、“It’s a great matchmaking site”を使いましょう。
これなら、「すばらしい出合い系サイトですね」というニュアンスなので、気難しい上司も「だろ?」とニコニコです。

2:「おっしゃっていることがよく分かりません」~
人との意思疎通は日本人同士でもうまくいかないことがありますが、相手が外国人だとなおさらです。
物事をうやむやにしないためには、「おっしゃっていることがよく分かりません」と伝えなければならない場面も出てくるでしょう。
この際、“I don’t know what you mean.”という表現はNG。
教科書の例文にありそうな表現ですが、実はこれだと「何言ってんのかよく分かんない」というニュアンスになり、大変失礼なことになりかねません。
相手の発言内容がよく分からない場合には、“Could you explain that again for me?(もう1度説明していただけますか)”とお願いするのがオススメ。
“Could you ~?”を用いると、とても丁寧な言い回しになるので、相手も快くもう1度説明してくれることでしょう。

3:「きっと成功できますよ」 外国人の彼女が、会社で新しい出会い系サイトプロジェクトの責任者を任されたそうです。
「自分なんかが……」と不安げな彼に、あなたは何と声をかけてあげますか?
ここで、“Maybe it will be a success.”と言うのは、彼女にとってあまり励みになりません。
というのも、“Maybe it will be ~.”という表現では、「…かもね~」とちょっと他人事というか、単に客観的な予想を言っているだけのようなニュアンスがあり、しかも成功の可能性があまり高くないように聞こえるからです。
本当に彼を励ましたいなら、“I think you can do it.(あなたならできるよ)”と言ってあげましょう。
これならあなたのポジティブな思いが込められており、励ますニュアンスもあるので、彼はきっと自信を持ってくれるはず!

4:「うまく出会いました」 お得意先に出向いての、あなたのプレゼンテーションは大成功! 
会社に戻ると早速、ネイティブ上司から「彼氏との出会いはどうだった?」との質問。さあ、あなたなら何と答える?
ここで、“It’s okay.”と伝えては、上司は「あっ、そう……」と気の抜けた反応しかしないかも。
というのも、“okay”は「ベスト」ではなく「まあまあ」として使うことが多い形容詞だから。
あなたの報告は、「まあまあ許容範囲内だったということかな?」という程度にしか受け取られません。
本当にうまくいったことを伝えたいなら、“It went well !”と表現しましょう。きっと上司も大喜びです。

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【英語のモヤモヤ解決 015】
Q15 ネイティブ、外国在住の人たちに、No、Goodな会話表現は?



1:「美味しいですね」

今日のランチは、上司のお気に入りのお店で出会い、おごってもらえることに。
おいしい料理に 舌鼓を打っていると、上司が感想を尋ねてきました。

ここで、“This tastes good.”と返しては、上司は不機嫌になっちゃうかも……。
“good”は「まあまあいい」というレベル。
なので、“This tastes good.”では、「まあまあの味ですね」というふうに聞こえてしまいます。

本当においしいと伝えたいなら、“It’s really good!”か、もしくは“It is delicious!”と伝えましょう。
これなら、上司もあなたを連れてきた甲斐がありますね!

2:「とても楽しんでいます!」
友人宅でのクリスマス・パーティー。
日本人はあなたひとりですが、みな気さくな参加者に出合い、あなたも充実した時間を過ごしています。
そこへ、ホスト役の友人があなたを気遣い、「楽しんでる?」と声をかけてきたとしたら?

ここで、ついつい言ってしまいがちな表現は、“I enjoy it.”でしょう。
でも、この表現では、あなたは2度とパーティーに呼んでもらえなくなるかもしれません。
というのも、“I enjoy it.”では「まあまあかな」というニュアンスで、暗につまらないと言っていることになってしまうのです。

では、感謝と感動の気持ちをどう伝えればいいのかというと、“I really enjoy it.(とっても楽しんでいます)”という表現がオススメ。
なんと“really”というひとつの単語があるかないかだけで、意味がガラリと変わってしまうわけです。

これからも出会い交流を深めていきたいなら、「出逢い」を大切にしたいなら“really”を付けるのをどうかお忘れなく!

3:「つまらないものですが」

日本では贈りものをする際、「つまらないものですが」と謙遜するならわしがありますよね。
これをそのまま英語に置き換えて、“This is a boring present, I’m sorry.”と表現しては、「一体、何を贈りつけるつもりなんだ!?」と相手を恐怖に陥れることになってしまうかも……。

とはいえ、謙遜の文化が、英語圏には全くないというわけではありません。
英語圏の人でも自分の贈りものを「すんごいいいものだから」とアピールするようなことはなく、ちゃんと謙遜の表現があります。

それは、“This is a little something I got for you.(ちょっとしたものですが、どうぞ)”というフレーズ。
どんなに素晴らしい贈りものであっても、“little”という控え目な表現を用いるのです。

卑屈にも尊大にもならない便利なフレーズなので、ぜひ覚えておきましょう!

4:「体調が悪くて……」
日本語で“体調”のことを“コンディション”と表現することってありますよね。たとえば、「今日はちょっとコンディションが悪くて……」みたいに。

ところが、英語で“My condition is bad.”と言うと、体調のことを言っているのではなく、「私の条件はよくありません」と聞こえる可能性があります。
悩ましげな表情でこんなことを口走っても、かなり意味不明ですよね。

ここは、“I’m not feeling very well.”で表しましょう。
“bad”を使うよりも“not very well”を使うことで、相手にも過度の心配をかけることがありません。

以上、ネイティブに絶対伝わらないNGな英語の言い回し4個をお伝えしましたがいかがでしたか?
 いずれも、日常会話や出会い恋愛の場でも使いそうな表現なので、相手を「?」とさせないように、ぜひ覚えておきましょう!

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【英語のモヤモヤ解決 016】
Q16「なるほど」の英会話表現
納得したときに言う「なるほど」はどう言うのでしょうか?



納得したときの「なるほど」は、I see.が一般的です。
筋の通る説明をした相手には、That makes sense.と言うこともできます。
make senseは「理解できる、道理にかなう」という意味で、通常はthat(=相手の言ったこと)を主語にします。
I make sense.とは言わないのでご注意を。。
納得したときの表現とは少しニュアンスが異なりますが、「なるほど、それは興味深いですね」と相手の意見に興味を示すなら、That's interesting.がピッタリです。

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Q17 「来年もよろしくお願いします。」の英会話表現は?



「来年もよろしくお願いします。」の、英語での言い方です。
が、英語会話には、「来年もよろしく」の表現がありません。
何故なら、欧米人には、「来年もよろしく」と言う習慣がないからです。
ですので、無理に訳そうとすると違う意味になってしまいます。
「来年もよろしく」は、欧米人に対しては言う必要が無いということです。
彼らが年末に使う挨拶は、Have a happy New Year!(よい新年に出会いますように。)という表現があります。
日本の「よいお年を。」ですね。
「来年もよろしく」の持つ意味とは異なりますが、言う状況は同じなのでこちらを使いましょう。
目上の人にも親しい間柄の相手にも使えます。
 
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【英語のモヤモヤ解決 018】
Q18 未来を表すwill と be going to はどう使い分ければいいのでしょうか。教えてください!
(静岡県 M.O.さん)



will は今決めたこと、be going to はすでに決めてあったことを表します。

 will と be going to は「~します」「~する予定です」といった意味で、いずれも後ろに動詞の原形を続けますが、will は話をしている最中に決めた事柄について用いるのに対し、be going to は話をする前に決めてあった事柄について用いることに違いがあります。
例えば、ある友人の誕生日に何をあげるか、ほかの友人と話しているとします。
スカーフにしようと決めてある状況では、I'm going to give her a scarf.(彼女にスカーフをあげる予定です)と言います。
一方、何をあげようか迷っている状態で、友人から「スカーフをあげたら喜ぶと思うよ」というアドバイスをもらい、「それじゃ、スカーフをあげよう」と決めた場合は、OK, I'll give her a scarf. となります。
 そのほか、will は「こうなるだろう」という単なる予想を表すのに対し、be going toは「(今の状況からすると)こうなるだろう」と根拠があって予測するときに使うという違いもあります。
例えば、さっきまで晴れていた空に雲が出始め、だんだん暗くなってきた状況で「雨が降るだろう」と言うなら、It's going to rain. が適切です。

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【英語のモヤモヤ解決 019】
Q19 Will you ...? は依頼の英語会話表現だと学校で習いました。
が、文法書には「……するつもりですか」という未来の意志を表すと書いてありました。どちらが正しいのでしょうか。
(徳島県 M・Iさん)



依頼をするときにも、未来の意志を表すときにも使えます
 Will you ...? は「……してくれない?」とカジュアルに依頼するときと、「……するつもりですか」と予定や意志を尋ねるときのどちらでも使われます。
… には動詞の原形が入ります。
 でもそうすると「どちらの意味で使われているのか、どう判断すればいいの?」と不安に思う人がいるかもしれませんね。
たいていは、そのときの状況と動詞の意味で判断できます。
例えば、Will you help me? なら「手伝ってくれない?」という依頼の意味、Will you be home tonight? なら「今夜は家にいるつもりですか」と未来の意志を表現していると理解するのが自然ですね。
 実際の英語会話では、依頼するときはpleaseを加えてWill you please ...?としたり、予定を尋ねる場合はHow long will you ...?
(どのくらいの間……するつもりですか)や
When will you ...?(いつ……するつもりですか)
のようにHow longやWhenと一緒に用いたりすることが多いので、依頼か予定かがさらに判断しやすくなりますよ。

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【英語のモヤモヤ解決 020】
Q20 経験としての現在完了形はどう言ったらいいでしょうか?



現在完了形についてです。
I have eaten the cake.の場合、「私はそのケーキを食べてしまった(完了)」と「私はそのケーキを食べたことがある(経験)」の二つの意味があり混乱しています。
経験としての現在完了形はどう言ったらいいでしょうか? 
また、規則動詞の過去形と過去分詞形の見分け方も教えてください(例:fried potato、 揚げたイモ or 揚げられたイモ?)。
(北海道 Toshiさん)



twice(2度)などの言葉を補って意味を明確にしましょう。

have+過去分詞形で表す現在完了形は、「~してしまった」という完了を表すこともあれば、「~したことがある」という経験を指すこともあります(他に継続も表します)。
どの意味で使われているかは、文脈から判断します。
単独で用いる場合は、次のような言葉を補って意味を明確にすると良いでしょう。
I have already eaten the cake.(もうそのケーキを食べてしまった)、I have eaten the cake twice.(そのケーキを2度食べたことがある)

fried potatoのfriedが過去形か過去分詞形かについても、前後の語句から判断します。
例えば、I fried some potatoes.のfriedはfry(~を油で揚げる)の過去形です。直前に主語のI、直後に目的語のsome potatoesが続いているからです。
I have fried some potatoes.のfriedはfryの過去分詞形です。
現在完了形を表す<have+過去分詞形>の結び付きで判断できます。
Those potatoes were fried.(それらのジャガイモは油で揚げてあります)のfriedは過去分詞形です。
受け身を表す<be動詞+過去分詞形>の結び付きで判断できます。
fried potatoesが名詞として使われている場合は「油で揚げられた」という過去分詞形です
。I like fried potatoes.(油で揚げられたジャガイモ<→フライドポテト>が好きです)という具合です。
<過去分詞形+名詞>の固まりは「~された名詞」という意味を持ち、例えば、iced tea(冷たくされた紅茶→アイスティー)、boiled egg(ゆでられた卵→ゆで卵)など、さまざまな名詞として使われます。





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