英会話人がスタートからやっていた4つの原則Part3

ネイティブ文法的表現

英会話が上達した全ての人がスタートからやっていた4つの英会話勉強法の原則

出典「DMM英会話」さま

最初からやっておいてよかったと思える4つのことPart3

ネイティブ文法的表現





日常会話で主に使われる「文法」というのは大げさでもなんでもなく日本の中学校で学ぶ文法が使えるレベルで理解できていたら本当に問題ありません。

でも、「中学の文法理解してるけど、アメリカ映画で英会話を聞いてもまったくわかんないよ」という人が必ずいます。

これは、発音やスピードなどもあるのですが、文法ではなく「表現」によるところが大きいので、また少し文法とは違う話になってきます。

いわゆるネイティブ表現というやつで

"You can take a hint!"
(空気読めるね。)

"He has it in for me."
(あいつなんか俺に恨み持ってる。)

というように文法的にわからないのではなく、
表現自体がわからない、というものが多いんです。

あとは句動詞なんかも影響してきます。

"I’ll ask her out."

"I can make it."

"Can you get over it?"

"He said of his wife."

なんか、わかるようでわからない、
動詞+前置詞のやっかいなあいつです(笑)

これらは句動詞と呼ばれ、英語特有の非常にフレキシブルで多様なイメージを持つ、そして僕らがあまり学校で習ってこなかったものです。

意味的には

あの子に 告ってみるよ。間に合うよ。

(問題などを)乗り越えられる?

彼は奥さんの話に少し触れた。

というニュアンスになります。

この辺りは表現なので、どんどん覚えていく必要があるのですが、まず大事なのは基礎文法なんです。

三単元のSや過去形、現在形、などなど、
もう聞いただけで「いやー」ってなる人も多いと思います。

めんどくさー、と思う気持ち非常にわかります。

で、楽をしようとして、いきなり楽そうなことから始めようとしたり、ということもよくあります。

でも、ですね、もしあなたがしっかり英語をやりたいならこれだけははっきり言えます。

今回提案する3つをしっかりやることが、一番の近道なんです。

間違いないです。

飛ばしてもいいかもしれません。でもたどり着ける場所は限られています。
ブロークンでもいいんだ、というゴールを最初から掲げるのは少しもったいない。

やるなら、とことん。
もちろん時間は限られています。
その中で、とことんやる。

そして正しい手順でとことんやる。
これ以上の近道はありません。

英語の上達に残念ながら楽な道はありません。
でも確かな道はあります。

この道を行けば多少長く険しいかもしれないけれど、確実に上達する、ものにできる、という道はあります。
確かな道は楽しい道です。

「楽しい」という意味では「楽」な道はあるのかもしれませんね。

基礎文法の理解をどうか疎かにしないでほしいです。

基礎文法のおさらい系の本が沢山出ています。
僕は基本どれでもいいと思います。

基礎文法に大きな違いはないからです。

どの本を見てもほとんど大差はありません。

『しっくりくるかどうか』を基準にしてみるといいと思います。

で、基礎文法を学び直す時の大事なポイントは上でも少し触れた『使えるかどうか』に絞るといいと思います。

読んで理解して終了。では学校と変わりません。

「これがとっさの場面で口からでるか?」

僕がいつも自分に問うのはこの問いです。

とっさ、というのがポイントです。

長い時間かけて考えれば出る、では会話では使えません。

りんごが好きです、と言いたい時に

"I like apples!"

と自然に出れば十分です。

基礎文法の落とし込み方も今日からアップデートしましょう。
とっさに言えるかどうか?

これがわかっているか、の基準です。




3、声に出して読む

これが最後で、そして超大事なこと。

1、で学んだ発音と2、で学んだ基礎文法の掛け合わせです。

正しい文章を正しい発音で声にだす。

このプロセスが逃してはいけない3つめの項目です。

僕たちが英語を話せない、根本の原因がこれなんです。

少なくとも僕は教室でこれを繰り返しやったり、宿題として出されたりした記憶はほとんどありません。

逆に驚くべきことに教室で口に出したものは今でも記憶があります。

"Could you tell me the way to the station?"

この文章を繰り返し言わされた記憶があります。

そして20年以上たった今も覚えているんです。

驚異的だと思いませんか?

また学校に外国人の英語の先生が訪ねて来た時質問がある人?
と言われバスケットが大好きだった僕は持てる限りの勇気を振り絞って

"Do you know Chicago Bulls?"

と聞いたことも今でもありありと覚えています。

でも相手がなんて答えたかは覚えてないんですね、これが(笑)

口にする、という記憶をまだ英語を始めたばかりの人は知らないはずです。

でも、口には記憶力があります。

口にする、ということ自体が恐るべきパワーを持っているんです。
記憶というより、まさにセカンドネイチャー、
考えずに勝手に反応するくらい、口にすることで定着していることがあるんです。

この話をするときによく例に出すんですが日本語で一度1から10まで数えてみてください。

1(いち)、2(に)、3(さん)、4、5、6、…10、というふうに

では今度は逆に10から1まで数えてみてください

10(じゅう)、9(きゅう)、8(はち)、7(なな)…2、1

というふうに。

で、やってほしいのは4の数え方なんです。

1から10にあがる時はなんて数えましたか?

4(し)ですよね?

では10から1に下がった時は?

4(よん)

と数えませんでしたか?

これ、今まで意図的に上がるときは「し」、下がる時は「よん」と変えて読んでいた人いますか?

いないはずです。

つまり、今の今まで無意識に一つの数字である4の読み方を上がり下がりの順序によって変えていたんです。

これ、なんででしょうか?

これがつまり口の記憶、何度も何度も口にした幼い頃の経験がもう記憶に定着していて、考えないでも口から勝手に出ちゃうんです。




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