英会話人がスタートからやっていた4つの原則Part4

口と舌には味覚や言葉の記憶力があります。


英会話が上達した全ての人がスタートからやっていた4つの英会話勉強法の原則

出典「DMM英会話」さま

最初からやっておいてよかったと思える4つのことPart4


口には記憶力があります。

普段でも、ものを口にする、ということ自体が恐るべきパワーを持っているんです。
記憶というより、まさにセカンドネイチャー、
考えずに勝手に反応するくらい、口にすることで定着していることがあるんです。

英語もまさに同じことが言えるんです。

英語を話す、というのは一から文章を英語で組み上げていく作業ではありません。

文法的に間違えないように、文章を作っていく作業でもありません。

頭にある文章がストンと出てくる、作業というより「反応」に近い。
もっと言うと「反射」に近い。

その反応を支えるのがこの「口にする」という練習なんです。

断言しますが、これをしない限り英語は話せるようにはなりません。

口を使った数、が話せるかどうかを左右します。

どれだけ文法を知っていても、単語を知っていても、
テストで正解の選択肢を選べても、
このプロセスを経てない人はまったく話せません。

そのくらい英語を話すというプロセスは「話す」ことでしかカバーできないものなのだと思います。

発音を正しく知り、そして基礎文法を学ぶ、そしてそれらを口に出す。

この3つこそが、英語をはじめたばかり、特に半年くらいは本当に大事になってきます。

単語は?
表現は?
テストは?
スラングは?

いろいろ気になるかもしれませんが、まずはこの3つ、これが最も大事な基礎です。
それをしてからでないと、これからやる全ての歯車がうまくかみ合わなくなってしまいます。

"I have a pen."
"This is a pen."



"How are you? I’m fine."

をバカにするための引き合いに使う人がよくいます。

「こんな簡単なことやってんだぜ、バカみたいだろ」って具合に。

でも、その人たちの何人くらいがそんなバカみたいな文章を正しい発音で、「使いこなして」いるでしょうか?

"This is a pen."

こんなの日常で絶対使わねー、という人がいますが、
僕は使ったことがあります。

ある企業の商品開発で海外の方とその企業に視察に訪れた時、スマートペンというタブレットなどと書いたものがリンクする最新式のペンなのですが、見た目はスティックのような棒状のもの。
先に日本語で説明を受けた僕に外国人の彼は聞きました。

"What’s that you have?"

ぼくは、ええ、答えましたとも。

"This is a pen."

(笑)

使うんです。簡単な文章だけど。

簡単、ということを決してバカにしないでほしい、
僕はそう思います。

文法を学びながら発音を学び、そして口にする機会へとつなげる。

今日あげた3つの項目は1つも落とさなければすべて同時にできることなんです。
非常に効率がいいことなんです。

『英語の力』で初めのうちに大事なのは、簡単なものをしっかり理解する力です。

今日あげた3つの大事なことはそれを支える、本当に大事なことです。

僕自身、発音でも基礎文法でも また一から始めたい気持ちを今でも持っています。

なにか疎かにしていなかったか、なにか軽視して見落としていなかったか?

今でも振り返ることがあります。

これから英語を始めようかと悩んでいる方がいたら、今日の記事をぜひ読んでほしいと思います。

そして、しっかりとした強い土台を築いてほしいと思います。

英語は楽しいですよ。
できると世界が広がります。

これはまぎれもない事実です。
当たり前なんです。

だって今まで話せなかった人と話せるんですよ、
聞こえなかったものが聞こえるんですよ、
読めなかったものが読めて、伝えられなかった人に伝えられるようになるんです、
程度の差はあれ、何かが変わるに決まってる。

でも、もう一つ言っておくべき大事なことがあります。

それはある程度できるまでは「楽しくなんかない」
ということなんです。

なんでもそうですが、「本当の楽しさ」はできるようになって初めて訪れます。

英語も同じです。
できるようになってから、身の毛がよだつほどの感動を
何度も何度も覚えるようになります。

僕なんかは、人生をリマスタリングして別の人生を歩んでいるような感覚さえあります。

そこまでの道のりで絶対に外せないポイントを今日は紹介したつもりです。

少しづつできるようになる喜びをかみしめながら、着実に、確かな歩みで進んでいってほしいと思います。

はじめが肝心です。

読んでくださった方の学習がスムーズに滑走路を飛び立てるように祈っています。

せっかくはじめる英語です。

役に立たない英会話教材・勉強法でお金も時間も無駄にしたくない気持ちはみんな一緒です。

正しい道を、正しい歩みで進んでいきましょう。
そして、思い描いた自分を自らの手で実現していきましょう。

英会話のある生活、英会話のできる人生を選んだあなたへ。

扉は開かれるのを待っています。

さあ、また一緒に楽しんでいきましょう。




ネイティブ文法的表現

英会話が上達した全ての人がスタートからやっていた4つの英会話勉強法の原則

出典「DMM英会話」さま

最初からやっておいてよかったと思える4つのことPart3

ネイティブ文法的表現





日常会話で主に使われる「文法」というのは大げさでもなんでもなく日本の中学校で学ぶ文法が使えるレベルで理解できていたら本当に問題ありません。

でも、「中学の文法理解してるけど、アメリカ映画で英会話を聞いてもまったくわかんないよ」という人が必ずいます。

これは、発音やスピードなどもあるのですが、文法ではなく「表現」によるところが大きいので、また少し文法とは違う話になってきます。

いわゆるネイティブ表現というやつで

"You can take a hint!"
(空気読めるね。)

"He has it in for me."
(あいつなんか俺に恨み持ってる。)

というように文法的にわからないのではなく、
表現自体がわからない、というものが多いんです。

あとは句動詞なんかも影響してきます。

"I’ll ask her out."

"I can make it."

"Can you get over it?"

"He said of his wife."

なんか、わかるようでわからない、
動詞+前置詞のやっかいなあいつです(笑)

これらは句動詞と呼ばれ、英語特有の非常にフレキシブルで多様なイメージを持つ、そして僕らがあまり学校で習ってこなかったものです。

意味的には

あの子に 告ってみるよ。間に合うよ。

(問題などを)乗り越えられる?

彼は奥さんの話に少し触れた。

というニュアンスになります。

この辺りは表現なので、どんどん覚えていく必要があるのですが、まず大事なのは基礎文法なんです。

三単元のSや過去形、現在形、などなど、
もう聞いただけで「いやー」ってなる人も多いと思います。

めんどくさー、と思う気持ち非常にわかります。

で、楽をしようとして、いきなり楽そうなことから始めようとしたり、ということもよくあります。

でも、ですね、もしあなたがしっかり英語をやりたいならこれだけははっきり言えます。

今回提案する3つをしっかりやることが、一番の近道なんです。

間違いないです。

飛ばしてもいいかもしれません。でもたどり着ける場所は限られています。
ブロークンでもいいんだ、というゴールを最初から掲げるのは少しもったいない。

やるなら、とことん。
もちろん時間は限られています。
その中で、とことんやる。

そして正しい手順でとことんやる。
これ以上の近道はありません。

英語の上達に残念ながら楽な道はありません。
でも確かな道はあります。

この道を行けば多少長く険しいかもしれないけれど、確実に上達する、ものにできる、という道はあります。
確かな道は楽しい道です。

「楽しい」という意味では「楽」な道はあるのかもしれませんね。

基礎文法の理解をどうか疎かにしないでほしいです。

基礎文法のおさらい系の本が沢山出ています。
僕は基本どれでもいいと思います。

基礎文法に大きな違いはないからです。

どの本を見てもほとんど大差はありません。

『しっくりくるかどうか』を基準にしてみるといいと思います。

で、基礎文法を学び直す時の大事なポイントは上でも少し触れた『使えるかどうか』に絞るといいと思います。

読んで理解して終了。では学校と変わりません。

「これがとっさの場面で口からでるか?」

僕がいつも自分に問うのはこの問いです。

とっさ、というのがポイントです。

長い時間かけて考えれば出る、では会話では使えません。

りんごが好きです、と言いたい時に

"I like apples!"

と自然に出れば十分です。

基礎文法の落とし込み方も今日からアップデートしましょう。
とっさに言えるかどうか?

これがわかっているか、の基準です。




3、声に出して読む

これが最後で、そして超大事なこと。

1、で学んだ発音と2、で学んだ基礎文法の掛け合わせです。

正しい文章を正しい発音で声にだす。

このプロセスが逃してはいけない3つめの項目です。

僕たちが英語を話せない、根本の原因がこれなんです。

少なくとも僕は教室でこれを繰り返しやったり、宿題として出されたりした記憶はほとんどありません。

逆に驚くべきことに教室で口に出したものは今でも記憶があります。

"Could you tell me the way to the station?"

この文章を繰り返し言わされた記憶があります。

そして20年以上たった今も覚えているんです。

驚異的だと思いませんか?

また学校に外国人の英語の先生が訪ねて来た時質問がある人?
と言われバスケットが大好きだった僕は持てる限りの勇気を振り絞って

"Do you know Chicago Bulls?"

と聞いたことも今でもありありと覚えています。

でも相手がなんて答えたかは覚えてないんですね、これが(笑)

口にする、という記憶をまだ英語を始めたばかりの人は知らないはずです。

でも、口には記憶力があります。

口にする、ということ自体が恐るべきパワーを持っているんです。
記憶というより、まさにセカンドネイチャー、
考えずに勝手に反応するくらい、口にすることで定着していることがあるんです。

この話をするときによく例に出すんですが日本語で一度1から10まで数えてみてください。

1(いち)、2(に)、3(さん)、4、5、6、…10、というふうに

では今度は逆に10から1まで数えてみてください

10(じゅう)、9(きゅう)、8(はち)、7(なな)…2、1

というふうに。

で、やってほしいのは4の数え方なんです。

1から10にあがる時はなんて数えましたか?

4(し)ですよね?

では10から1に下がった時は?

4(よん)

と数えませんでしたか?

これ、今まで意図的に上がるときは「し」、下がる時は「よん」と変えて読んでいた人いますか?

いないはずです。

つまり、今の今まで無意識に一つの数字である4の読み方を上がり下がりの順序によって変えていたんです。

これ、なんででしょうか?

これがつまり口の記憶、何度も何度も口にした幼い頃の経験がもう記憶に定着していて、考えないでも口から勝手に出ちゃうんです。




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