まゆみの英語勉強法new21


石原真弓先生

「石原真弓先生の英会話質問箱」より。

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(Q71) duringの後に動名詞がこないのはなぜですか?
前置詞の後には普通、動名詞がくるはずなのに、duringの後にはこないのはなぜですか?
(三重県 プッピリングさん)



まゆみです。
duringの後には名詞(句)を続けます。

解説する前に、1カ所訂正しておきます。
「前置詞の後には普通、動名詞がくる」とありますが、正しくは、「前置詞の後には名詞(句)が続く」です。

前置詞とは、from(~から)、with(~と一緒に)、in(~に、~で)などを指し、後ろに名詞や代名詞が続きます。
from the station(駅から)、with him(彼と一緒に)、in Mie(三重県に)という具合です。duringは「~の間ずっと、~中に」という意味の前置詞なので、during the class(授業中ずっと)やduring my stay in New York(ニューヨーク滞在中に)のように、後ろに名詞(句)を続けます。

duringと似た意味の単語にwhile(~する間、~中に)がありますが、これは前置詞ではなく接続詞です。
よって、直後に<主語+動詞>を続けます。
I prepared dinner while my husband was taking a bath.(夫が風呂に入っている間、私は夕食の準備をした)という具合です。
I watched TV while I was eating dinner.(夕食をとっている間=夕食中にテレビを見た)のように、2つの行為(ここではwatch TVとeat dinner)が同じ人による場合、whileの直後の<主語+be動詞>を省略できるため、I watched TV while eating dinner.と表すこともできます
(I prepared …の文は2つの行為が別の人によるものなので<主語+be動詞>は省略不可)。

「夕食をとっている間」をduring eating dinner(×)と表したくなるかもしれませんが、これは不自然です。
duringを使うなら、during dinnerのように名詞(句)を続けましょう。

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(Q72) Sounds fun.とSounds like fun.は同じ意味ですか?
Sounds fun.とSounds like fun.のどちらも目にします。
どちらも同じ意味でしょうか? 
Soundsの後に他の単語を続ける場合はどうでしょうか? 
likeの使い方がよく分かりません。
(東京都 tamayuraさん)



いずれも同じ意味ですが、Sounds like fun.とするのがより適切です。

(That) sounds fun.と(That) sounds like fun.について説明する前に、soundsとsounds likeの違いを見ておきましょう。
耳にした情報から「~そうですね」「~みたいだ」と言うときに、sound(~のように聞こえる)を使って、<sound+形容詞>または<sound like+名詞(句)>と表します。このlikeは「~のように」という意味です。
(That) sounds difficult.(難しそうですね)、You sound like a teacher.(あなたは先生みたい(なことを言いますね))という具合です。

funは、He's fun.(彼って面白い人ね)やIt was a lot of fun.(それはすごく楽しかった)のように、「面白いこと<人>、楽しいこと<人>」という意味の名詞として多用されるので、「楽しそう、面白そう」はSounds like fun.と表現することが多いです。
しかしくだけて、funを形容詞として用いることもあります(その場合、<fun+名詞>あるいは<It's fun to+動詞の原形.>や<It's fun+動詞のing形.>にするのが一般的)。
そのため、Sounds fun.という表現を見聞きすることもあります。
いずれの表現も可能ですが、厳密な文法的観点から言うと、Sounds like fun.の方がより適切と言えるでしょう。

ちなみに、目にした情報から「~そうですね」と言う場合は、soundをlookに変えます。(例)You look nice.(すてきな装いですね)、Her house looks like a castle.(彼女の家はお城みたい)

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(Q73)動詞の最後の子音の変化に規則はありますか?
動詞を過去形や進行形にする際、stop-stopped-stoppingのように最後の子音が二重に変化するのは何か規則があるのですか?
また、動詞の最後の子音をiにして-iesを末尾に付けるものも規則はありますか? いつもスペリングを間違えてしまいます。
(愛知県 mini chocoさん)




まゆみです。
動詞の活用のスペリングにはルールがあります。

動詞の活用のスペリングにはルールがあります。
動詞が<1つの短い母音+1つの子音字>の場合、語尾の子音字を重ねます。
stopは [スタップ]と発音しますが、この [タッ]が1つの短い母音で、語尾はp(1つの子音字)ですね。
だから、過去形や過去分詞はstopped、-ing形はstoppingのように最後の子音字(ここではp)を重ねてから-edや-ingを付けるのです。
このような動詞は他に、plan → planned / planning、admit → admitted / admitting、refer → referred / referringなどがあります。
ただし、<1つの短い母音+1つの子音字>で終わる動詞でも、アクセントが最後にない場合は、最後の子音字を重ねません。
(例) visit → visited / visiting(アクセントはvi)、limit → limited / limiting(アクセントはli)

また、動詞の語尾が<子音字+y>のときは動詞の最後のyをiに変えて、-esや-edを付けます。try → tries / tried、study → studies / studiedという具合です。
yの前はそれぞれr(子音字)やd(子音字)ですね。
しかし、語尾が<母音+y>の動詞は、yを変化させずに -sや-edを付けます。
例えば、play → plays / played、enjoy → enjoys / enjoyedなどです。いずれもyの前はaやoの母音字ですね。
-ing形に関しては、yの前が子音字か母音字かに関係なく常にyはそのままで、-ingを付けます。
(例)trying、studying、playing、enjoying


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(Q74)canとbe able toの使い分けは?
canとbe able toの使い分けを教えていただけますか?
(東京都 ポワロさん)




まゆみです。
主語や時制の違い、一緒に用いる語などによって使い分けます

「(人が)~できる」と現在形で用いる場合、canとbe able toはどちらも同じように使えますが、「(物や場所が)~できる」の場合はcanで表すのが一般的です。
(例)He can / is able to speak French.(彼はフランス語が話せる)、My bike can go very fast.(私の自転車は速く走ることができる)

canは、willなどの助動詞と用いたり、to不定詞の後に用いたりすることができません。
これらの文では、be able toを使いましょう。
(例)
彼はすぐに泳げるようになるだろう。
He will can swim soon.(×)、He will be able to swim soon.(○) ピアノが弾けるようになりたい。
I want to can play the piano.(×)、I want to be able to play the piano.(○)


ちなみに、「(人が)~できた」と過去形で表す場合、be able toを用いるのが無難です。
couldは、「過去に(継続して)それをする能力があった」を表し、一度きりの経験に対して使うことはできません。
つまり、I could dance well when I was in high school.
(高校時代は上手に踊ることができた)はOKですが、I could attend the lecture.(その講義に参加することができた)のような例はNGです。
後者の場合は、I was able to attend the lecture.のようにbe able toを使うか、I attended the lecture.と過去形で表すのが自然です。
ただし、「~することができなかった」という過去の否定は、I couldn't attend the lecture. / I wasn't able to attend the lecture.のいずれも同じように使えます。

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(Q75)関係代名詞whichの所有格はどのように使われますか?

関係代名詞whichの所有格は、whoseかof whichが用いられるって学校で習ったんですが、ある文法書を見たときに、それはあまり使われない文語体で、口語体では同伴を表す前置詞withが使われるとありました。
実際はどのように使うか教えてください。
(群馬県 ぼっくんさん)




まゆみです。
会話ではwithを使うのが自然です。

「物」について説明するときに用いる関係代名詞whichの所有格はwhose、または、of whichです。
例えば、「すごく長いタイトルの本を買った」は、I bought a book whose title is very long. / I bought a book, the title of which is very long. とします。
しかし、これらはとても文語的で響きが硬く、口語ではほとんど耳にしないのが実情です。
会話では、I bought a book with a very long title.のように、withを使って表すのが自然です。
あるいは、long-titled(長いタイトルが付けられた)という形容詞句を用いて、I bought a long-titled book.としてもよいでしょう。

whoseは、次の例のように「人」について用いるのが一般的です。
(例)I talked with a woman whose husband is a pilot.(ご主人がパイロットをしている女性と話をした)、A baker is a person whose job is baking and selling bread.(bakerとは、パンを焼いて売ることを仕事にしている人のことです)



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(Q76)彼女の髪型を褒めるときの表現は

16歳、日本人学生です。家族で父の母国であるオーストラリアに移住してきました。
先日、髪型を変えた彼女に「その髪型いいね〈Your new hairstyle is pretty good.〉」と言ったところ、「前の髪型は悪かったの!?」と強く言われました。
僕が言った英語の意味は合っていますか? また、「その髪型もいいね」はどう言えばいいのですか?
(海外 アーロンさん)



前の髪型も良かったことを付け加えて、言葉を選びましょう。

アーロンさんが彼女の髪型に対して言った、Your new hairstyle is pretty good. は何ら問題ありません。
Thanks.(ありがとう)と返答する人も少なくないと思います。

彼女の気分を害してしまった理由は2つ考えられます。
1つは、「新しい髪型は結構いい → 前の髪型はあまり良くなかった」という印象に聞こえた可能性です。
これは、Your old hairstyle was nice, and the new hairstyle is also very nice.
/ I liked your old hairstyle, but your new hairstyle is even better.
(evenはbetterを強調して「さらに」の意)などと、前の髪型も良かったことを一言加えれば解決します。
もう1つは、pretty goodを使ったこと。
もしかしたら彼女は、pretty good(結構いい)ではなく、really nice(すごくステキ)やgreat(素晴らしい)など、最高の言葉で褒めてもらいたかったのかもしれません。

次回からは、I like your new hairstyle, too.
(新しい髪型もいいね)やYou look beautiful in any hairstyle.
(どんな髪型もステキだね)、You are always so pretty.
I'm a lucky guy.(いつ見ても本当にかわいいね。僕ってラッキーだな!)
などの表現で褒めてみては? 明るい声で気持ちを込めて言うことも忘れずにねっ。

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(Q77)make a stopはstopと使い方が違う?

電車の電光掲示板に、We will soon make a brief stop at Shizuoka. と表示されました。
「間もなく静岡です」 ということは分かりましたが、make a brief stop という表現がよく分かりませんでした。
単純に考えると Soon, we will stop at Shizuoka. でよいと思うのですが、このmakeの使い方を教えてください。
(静岡県 きらきらGOさん)



make a stopの特徴を知って使いこなしましょう。

make a stopとstopの意味は同じです。
入れ替え可能ですが、<make a ~>という表現には主に次の特徴があります。

1. 名詞の前に形容詞を置いてより具体的に表せる。
make a stopの場合、stop(「停車」の意)の前に形容詞を置くことで、どのような「停車」なのかを具体的に表せます。
ここではbrief(短い)を置いて、「短時間の停車」を表しています。

2. リズムを良くする
例えば、「その列車は停車した」というとき、The train stopped. は淡々とした響きですが、The train made a stop.と表すことで英語のリズムがよくなります。
このように、リズムのバランスを取るために、<make a ~>を伴う表現を好んで使う人が多くいます。

3. 1回の動作を強調する。
stop(停車する)は停車するという動作に焦点が置かれていますが、make a stopはaからも分かるように、「1回の動作(や行為)」が強調されます。

ご質問の表現は、We will soon stop (briefly) at Shizuoka.でもよいのですが、
「ひと停車する」こととリズムの良さを考慮して、
We will soon make a brief stop at Shizuoka.
としているのでしょう。

動詞から派生した名詞で表す<make a ~>には、他にも次のようなものがあります。
make a call(電話をかける)
make a reservation(予約をする)
make a decision(決断する)
make an effort(努力する)
make a mistake(間違いをする)


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(Q78)動詞の現在形が表す意味は?

現在形は習慣、状態を表す場合に使うと教わったのですが、
I like dogs.(私は犬が好きな状態だ)
I drink some coffee.(私はコーヒーを飲む習慣がある)
としても問題ないのでしょうか?
(千葉県 kenさん)



「現在の習慣」や「現在の状態」を表します。

その通りです。現在形は「現在の習慣」や「現在の状態」を表すときに用い、I drink (some) coffee.や I like dogs. は正しい表現といえます。
「現在」の持つ時間的幅は広く、過去もそうしていて(そのような状態にあって)、これからもそうする(そのような状態が続く)ことを意味します。

通常、「習慣」を表す文では動作を表す動詞を用い、「いつするのか」や「どのくらいの頻度でするのか」を表す語句を伴うことがよくあります。
I drink coffee every morning.(毎朝コーヒーを飲みます)
I often eat out.(よく外食します)
I go to the gym three times a week.(週に3回スポーツクラブに通っています)という具合です。
また、I teach English. は「習慣的に英語を教えています → 英語の教師をしています」となります。
このように、動詞で職業を表すときにも現在形を使います。

一方、現在の「状態」や「気持ち、思い」などは、状態を表す動詞を使って表します。
be動詞(~である)
have(~を持っている)
live(住んでいる)
work(勤務している)
like(~が好きである)
hate(~が嫌いである)
want(~が欲しい)
hope(~を望む)などが日常的によく使われます。
I have a cat.(ネコを1匹飼っています)
I live in Chiba.(千葉県在住です)という具合です。
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(Q79)英語の母音と子音について教えてください

英語の母音、子音のことがよく分かりません。
詳しく教えてください。
(大阪府 ココさん)



母音は「ア・イ・ウ・エ・オ」の音を、子音はそれ以外を指します。

日本語を基準に説明すると、母音は 「ア・イ・ウ・エ・オ」の音を、子音は母音以外の音を指します。
日本語は、母音のみ、または、子音と母音の組み合わせでできています(「n=ン」を除く)。
ローマ字で表すと、例えば「か行」は、か=ka、き=ki、く=ku、け=ke、こ=ko、となります。
左側のkが子音、右側のa、i、u、e、oが母音です。
日本語の母音はこの5つですが、英語の母音は多数あります。
例えば「ア」の音1つ取っても、小さな口で発音する「ア」、口を大きく開けて発音する「ア」、「エ」と「ア」が混ざったような「ェア」、「ア」と「ウ」の中間音の曖昧な音などさまざまです。
また、「エィ」「アゥ」などの二重母音といわれるものもあります。
たいていの英和辞典には巻頭に発音記号表が載っているので、そちらも参考にするとよいでしょう。

母音か子音かの区別は、a / an ~ と表すときに大切になってきます。
「1つの」「1人の」を表すaやanは、原則として<a+子音で始まる単語><an+母音で始まる単語>と使い分けます。
「犬1匹」はa dog、「車1台」はa carですが、「りんご1つ」ならan apple、「卵1つ」ならan eggとします。

注意が必用なのは、母音で始まるかどうかはつづりではなく発音で決まることです。
例えば、hour(1時間、60分)はh(子音)で始まっていますが、「アゥア」と発音するため、「1時間」はan hourとします。
同様に、NHKは見た目はN(子音)ですが、「エネィチケイ」と発音するため、「NHKの1番組」はan NHK programとします。

また、特定のものや人を指すtheの発音についても覚えておきましょう。
theは、母音の前では(舌を上下の歯で挟むようにして)「ジ」、子音の前では「ザ」と発音します。


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(Q80)可算名詞と不可算名詞はどう区別する?

中学1年生ですが、可算名詞と不可算名詞の区別がうまくできません。
anyとsomeの使い分けもイマイチよく分かりません。
英語初心者向けでお願いします。
(埼玉県 I'm a beginnerさん)



数えることができるかどうかで区別しましょう。


可算名詞(=数えられる名詞)は、book(本)、dog(犬)、apple(りんご)など、パッと見て1つ、2つと数えることができるものを指します。
不可算名詞(=数えられない名詞)には、water(水)、rice(米)、baseball(野球)などがあります。
waterやriceなどの飲食物は、(数ではなく)量で「どのくらい」かを表します。
このように、グラスや茶わんなどの容器に入れないと数えにくいものは不可算名詞になります。
baseballのようなスポーツ名も不可算名詞です。

区別が難しい名詞は辞書で確認しましょう。
英和辞典で名詞を引くと、意味の左横に[可]=可算名詞、[不]=不可算名詞、と記してあります。
[可]の代わりに[C](「数えられる」を表すcountableの頭文字)、[不]の代わりに[U](「数えられない」を表すuncountableの頭文字)を用いる辞書もあります。
ここを見れば、可算か不可算かがすぐに分かりますよ。

someとanyは名詞の前に置く言葉で、数や量について「少し(ある)」「少しも(ない)」「何か」などを表しますが、数や量を強調するとき以外は日本語ではあえて訳さないことが多いです。
いずれも、後ろに可算名詞が続く場合は複数形にします。

someは「少し、いくらか」を表し、肯定文で使います。
(例)I have some homework today.(今日は<少し>宿題がある)、I ate some snacks.(お菓子を<少し>食べた)

anyは「少しも」を表し、否定文で使います。
(例)I don't like any animals.(動物は好きではない)

疑問文は通常anyを使って表しますが、ものを勧めるときなどyesの答えを期待するときはsomeを使います。
(例)Do you have any pets?((何か)ペットを飼っていますか)、Do you want some chocolate?(チョコレート欲しい?)


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(Q81)“how old” と “do you think” の組み合わせ方は?

How old do you think she is? を Do you think how old she is? と言えますか?
(山口県 m.nさん)




<疑問詞+do you think+主語+動詞?>の形で表します

How old do you think she is?(あなたは彼女が何歳だと思いますか)をDo you think how old she is?(×)と言うことはできません。
前者が尋ねているのはhow old(何歳か)で、「(あなたが思う彼女の)年齢」を答えます。
一方、後者が尋ねているのはdo you think(思うか)の部分です。つまり、yesかnoで答えます。
m.nさんは後者の文を、Do you think(あなたは思いますか)、how old she is(彼女が何歳であるか)と解釈し、このような表現が可能ではないかと考えたのだろうと思いま
すが、この英文は「彼女が何歳であるか、あなたは思いますか(、それとも思いませんか)」となり意味が通じません。

Do you think ~? は「~」にくる事柄についてあなたがそう思うかどうかを尋ねる疑問文なので、「~」に疑問詞で始まる文が続くことはありません。
「あなたは彼女が何歳だと思いますか」のような疑問文は、疑問詞の後にdo you thinkを持ってきて、<疑問詞+do you think+主語+動詞?>で表すと覚えておきましょう



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(Q82)take「連れて行く」の使い方は?

I took my son to the planetarium. と Someday, I will take him camping where we can sleep under the stars.
で take の後に to が付くのと付かないのがよく分かりません。
この場合のtakeの使い方を教えてください。
(茨城県 ティーカップさん)



場所を示す場合と目的を示す場合で使い分けをします。

この場合のtake(過去形はtook)は、「~(人)を連れて行く」という意味で、後に続く語句は、行き先(=どこに)か、レクリエーションなどの目的(=何をしに)かで使
い分けます。
行き先の場合は<to+場所>を、目的の場合は<動詞のing形>を続けます。
I took my son to the planetarium.(息子をプラネタリウムに連れて行った)は「プラネタリウム」が行き先です。
よって、I tookの後ろがto the planetariumとなっています。
一方、Someday, I will take him camping ...は「キャンプをしに」という目的を表しているため、campingとなっているわけです。

ちなみに、<take+人+動詞のing形>で表すものには、次のようなものがあります。
(例)shopping(買い物)、
bowling(ボウリング)、
fishing(釣り)、
hiking(ハイキング)、
skiing(スキー)、
snowboarding(スノーボーディング)、
swimming(水泳)、
sightseeing(観光)、
cherry-blossom-viewing(花見)

※ing形の後に<at+店名や施設名>や<in+地名>などを加えると、どこでそのレクリエーションをする(した)のかを具体的に表すことができます。

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(Q83)if節の中に未来形が来る場合はどのようなとき?

中学校ではif節の中は現在形、カンマより後を未来形で書くと習いました。
しかし、If I'm late, I will call you.とIf I will be late, I will call you.は両文とも文法的に正しいが意味が違うと聞きました。
if節の中に未来形が来るときと来ないときには、どのような違いがあるのでしょうか?
(和歌山県・プーチンさん)



主語の意思の有無で用法が変わります

「もし~なら……しよう」と言うとき、if節が単なる仮定を表していれば、たとえ未来のことでも<If+現在形の文, I will ~.>とif節内の動詞を現在形にします。
例えば、If the weather is nice tomorrow, I'll air my futon.(明日天気がよければ、布団を干そうっと)という具合です。
この文は、「(明日の天気は分からないけれど仮に)明日天気がよければ布団を干す」という状況で使います。
If the weather will be nice tomorrow, ...は×です。

このルールに従うと、If I'm late, I will call you.は「(遅れるかどうかは分からないけれど)もし遅れるようなら、そのときはあなたに電話しますね」という仮定を表し
ています。

しかし、if節内の内容が、「~していただければ」「~ということになるのなら」と主語の意思に関わる場合は、if節内をwillで表します。
このwillは「~する意思がある、~という状況になる」というニュアンスです。
If you will sign here, you can move in there anytime.(こちらに署名していただければ、あとはいつでも入居可能です)、If it will make him happy, I'll do it.(そ
れで彼が喜ぶなら、私はそうするわ)という具合です。

If I will be late, I will call you.はif節内をwillで表しているので、「(遅れる意思があれば=)遅れるつもりなら、そのときは連絡します」という意味になります。
ちなみに、ネイティブスピーカーによると、この場合はIf I'm going to be late, のほうがしっくりくるそうです。
いずれにしても、ご質問の例ではニュアンスの差を理解するのは難しいかもしれませんが、単なる仮定か、主語の意思かでif節の時制が変わると覚えておきましょう。

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(Q84)Hello. や How are you?を使う時間帯は?

Hello. や How are you? は1日のどの時間でも使えますか。
(北海道・blueberryさん)



1日のどの時間帯でも使えます

Hello.とHow are you? はいずれも、1日のどの時間帯でも使えます。
「Hello.=こんにちは」「How are you?=ご機嫌いかがですか」と訳されることが多いため、日中しか使えないように思うかもしれませんが、Hello.は「こんにちは」に限ら
ず、Good morning. / Good afternoon. / Good evening. の代わりになる万能表現です。
アメリカ英語では、Hello.よりHi.が多用されます。
どちらも、人と会ったときに言うあいさつで、目上、目下、初対面などにかかわらず誰にでも使えます。

また、How are you? もいつでも使うことができます。
人によっては、How are you this morning? やHow are you tonight?のように、午前中ならthis morning、夜ならtonightなどと「時を表す語句」を付け加える人もいます。
なお、How are you?の代わりにHow’re you doing?やHow's it going?と聞く人もいますが、いずれに対してもPretty good. / Not bad.などと答えればOKです。

ちなみに、別れ際に言うHave a nice day!(よい1日を!)を使うのは午後3時から4時くらいまでにしましょう。
夕方以降はdayではなく、Have a nice evening!(よい夜を!)と言うのが適切です。
夜遅い時間なら、Have a good night.(よい夜を! お休みなさい)と言うとよいでしょう。

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(Q85)by the wayとanywayの違いは?

by the wayとanywayの違いを教えてください。
またanywaysを使うネイティブスピーカーの人もいるんですが、sが付くことによって何か意味に違いはありますか?
(海外・Emaさん)



「話題の転換」と「話のまとめ」の違いです

by the wayは「ところで」「話がそれるけど」という意味で、通常、話題を変えるときに使います。
Oh, by the wayと言うと、「あっ、そう言えば」と思い出したことを付け加えるニュアンスになります。
By the way, did you hear about Yoko?(ところで、ヨウコのこと聞いた?)、Oh, by the way, I hear there will be a convenience store next to our office.(あっ、
そう言えば、うちの会社の横にコンビニができるらしいよ)という具合です。

anywayは、by the wayと同じようにまったく違う話題に変えるときに使うこともありますが、どちらかというと、「いずれにしても」「まあとにかく」と話のまとめに入った
り、大して重要でない部分を省略したり、「それはそうと」と話を元に戻したりするときに多用します。
Anyway, I did all I could, so I’ll see what’ll happen.(とにかく、できる限りのことはしたから様子を見てみるよ)のように使います。

anywayの代わりにanywaysと言う人もいますが、意味に違いはありません。
非標準英語ですが、アメリカ英語ではよく耳にします。
また、anyhowもanywayと同様に使われるので一緒に覚えておきましょう。



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(Q86)I get (got) it.とYou got it.の違いは?

I get(got) it.とYou got it.の違いを教えてください。
(千葉県・クッキーさん)



get itは「理解している」の意味で使われますが、You got it.は承諾の意味でも使われます

get itは「分かる、理解する」という意味の熟語で、口語で非常によく使われます。
understandと同義で、I get it. = I understand.(私は理解している) / You get it. = You understand. (あなたは理解している)となります。
I get it. (現在形)、I got it.(過去形)のいずれも「理解している」ことを表し、両者に大きな意味の差はありませんが、「すでに分かった」ことを強調する場合は、I got it.やI've got it.とすることがあります。
また、I got it.はくだけて主語を省略することもあります。

例えば、質問に対する回答を聞いて、I get it. / I got it. と言えば「なるほど」「分かりました」という意味に、回答をし終えた後、確認の意味で、You get it? / You got it? と聞けば、「分かりましたか」「理解できましたか」となります。

もう一点。Will you do it by Friday? (金曜日までにしておいてくれますか)などと依頼されて、「分かりました」「承知しました」などと同意する際は、I got it. / You got it.のいずれも可能です。
You got it.とyouを主語にすることに違和感があるかもしれませんが、「あなたは私の承諾を得ている=私はその依頼を引き受ける」と考えると分かりやすいでしょう。

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(Q87)How many ~?の使い方を教えてください

数を尋ねるとき、<How many+複数形?>と習いましたが、How many?だけで使うことはできますか? 
もし、How many? だけでいいのなら、how many(いくつ)do you have books?(本を持っているの?)と考えて、How many do you have books? としたら駄目ですか?
(石川県・むんすけさん)



<How many+複数名詞 ~?>が正しい言い方です

結論から言いますと、How many? はOKです。人数や物の数を尋ねる質問文は、<How many+複数名詞 ~?>で表します。
How many books do you have? (本を何冊持っていますか)、How many people took part in the seminar? (そのセミナーには何人参加しましたか)という具合です。

ただし、状況的に何を指しているかが明確なら、How many? のみでも構いません。
例えば、レストランに入ると店員に「何名様ですか?」と聞かれることがありますが、それが、How many? です。
わざわざHow many people ~? と言わなくても人数を尋ねていることが分かります。
同様に、洋菓子店でショーケースに入ったスイーツを買う際、
A) I'd like this one.(これをください)
B) How many?(おいくつ<ご入り用>ですか)
といった会話が聞かれます。

最後に、How many do you have books? が可能かどうかについてですが、これはNGです。
booksをどの固まりで用いるかがポイントです。
Do you have books? は「あなたは本を持っていますか」という意味ですが、ここで聞きたいのは「本を持っているかどうか」ではなく「何冊の本か」なので、how many booksのようにbooksをhow manyに付けてからdo you have を加えるのが英語流です。

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(Q88)英語のつなぎに使う言葉を教えてください

つなぎで、andやsoばかり使ってしまいます。
他に良い言い回しがあれば教えてください。
(神奈川県・ビーノさん)



andやsoの他にthenなどバリエーションを増やして効果的に使いましょう

and(そして、それから)やso(だから、それで)などのつなぎ言葉は会話を滑らかに進めるのに大変効果的です。
これらは汎用性が高いのでつい多用してしまいますが、状況に応じてバリエーションを増やしていくといいですね。

andやsoの代わりに、thenやand thenが使えます。
いずれも「そして、それから」という意味で、物事を順に話すときに使います。
時には、after that(その後)やin the end(最後に、結局)なども入れるとよいでしょう。

相手が驚くようなことを話すときの前置きとして、Actually,(実は)やBelieve it or not,(信じられないかもしれないけれど)がよく使われます。話題を変える場合なら、By the way,(ところで)やNot to change the subject,(話は変わりますが)がよいでしょう。
会話中に関連する別のことを思い出して話題を変えるときは、Speaking of which, (そういえば、その話が出たついでに言うと)やThat reminds me,(それで思い出したんだけど)がピッタリです。このようなつなぎ言葉を効果的に使って、話し上手を目指しましょう。

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(Q89)期限を示すuntil、by、withinの使い方を教えてください

仕事で相手に期限を提示するときに、until、by、withinのいずれを使えばいいのか分からないときがあります。
自分としては、例えば期限である金曜日中でよければuntil Friday、金曜日までには必ずなんらかの回答が欲しい場合はbyを使っています。
withinはほとんど使いません。どんな使い方が適当でしょうか? 教えてください!
(大阪府 yokospeakingさん)



その日を含むかどうかでbyとonを使い分けましょう

まず、各語の意味を確認しておきましょう。until(tillも同じ)は「~まで<ずっと>」、byは「~までに」、withinは「~以内に、~たたないうちに」という意味です。untilは、ある状態がそれまで続くことを、byはある動作がそれまでに完了していることを、withinはある動作がそれより以前に完了していることを表します。
金曜日が期限の場合、I’d appreciate it if you could get back to me by Friday.(金曜日までにお返事いただけますと幸いです)のようにby Fridayを使って表します。金曜日中でよければ、by Fridayをon Fridayとしましょう。「金曜日中」の意味でuntil Fridayは使いません。また、withinも期限を表すときにはあまり用いません。

別の例で、これらの語を比較してみましょう。
I worked until 9:00 p.m.(夜9時まで仕事をした)、I’m going to stay in London until the 15th.(15日までロンドンに滞在する予定です)、I’ll be back by 5:00.(5時までに戻ります)、I have to decide by next Monday.(来週の月曜日までに決断しなくてはならない)、He’ll call me within a few hours.(数時間以内に彼から電話があるだろう)という具合です。

期限を提示する際、その日(や時間)を含むのか含まないのかがあいまいだと、後々トラブルになりかねません。
そこで、by ~ at the latestやno later than ~も覚えておくとよいでしょう。
いずれも「遅くても~までに」という意味で、~の日(や時間)を過ぎることが許されないことを明確に表しています。(例)Please submit it by noon at the latest.(遅くても正午までに提出してください)

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(Q90)「~や……など」を英語で表すにはどうすればよいですか

日本語で「~や……など」と、物の範囲を持たせて表現するにはどうすればよいのでしょうか? 
「~ and ...」だと「~と……」になってしまいますし、「example for」は面倒な気がします。
(京都府 もじろうさん)



イントネーションやand so onなどで表します

基本的に、「~や……など」は“A and B”を使って表すことができます。
英会話では、A、Bともに上がり口調で言うことで、「AやBなど」と「~など」も含めることができます。
I like watching sports-baseball (?) and soccer (?)...という具合です。
このとき、soccerの後に「まだ他にもあるよ」という気持ちで文を終えるのがポイントです。

言い方ではなく、言葉で「~など」を表したい場合は、A and Bの後に、, and so onや, and so forthなどを付け加えましょう(A and B, and so onなどとなります)。, and the likeという言い方もあります。
このlikeは同じ種類の人や物を指します。, etc.の場合、前にandは不要で、これはet cetera(エトセトラ)と読みます。

他に、such as A and Bやlike A and Bのように、A and Bの前に言葉を補うこともできます。
このsuch asやlikeは「例えば~のような」という意味で、「例えばAやBなどのような」を表します。
ご提示いただいた example forはfor example(例えば)という語順なので注意してくださいね。
for example, A and Bという形もOKですよ。


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(Q91)動詞を強調するdoの使い方について教えてください

動詞を強調するときにdoを動詞の前に付けているのを聞いたこと(見たこと)があります。
I do understand that.とかI do apologize.などです。これはくだけた感じの口語でしょうか? 
それともメールなどで少し改まった文章にも使えるのでしょうか。
それから、主語がhe、she などの三人称・単数になった際はHe does ~のようになるのでしょうか。教えてください。
(東京都 ピースさん)



口語、文語のいずれでも使えます

一般動詞の意味を強調するために、<do+動詞の原形>の形を使うことがあります。
主語がheやshe、itなどの三人称・単数で時制が現在の場合は<does+動詞の原形>、過去形の文の場合は主語にかかわらず<did+動詞の原形>にします。カジュアルな会話、改まった文章のいずれでも使えます。
このdoは「とても」のような“程度”を強調するためではなく、動詞が持つ意味について「本当ですよ」「確かに~ですよ」と事実であることを強調したり、「いいえ、~なんですよ」と相手の発言を訂正したりするときに用います。
He understands that.(彼は分かっています)→He does understand that.(彼はちゃんと分かっていますよ)、She apologized.(彼女は謝罪しました)→ She did apologize.(彼女は確かに謝罪しましたよ)という具合です。

別の例も見ておきましょう。恋人同士の会話で、You don’t love me.(私のことを愛していないのね)と言う相手に、I do love you.と言えば、「いや、愛しているさ」「もちろん愛しているよ」となります。
次のような“言った・言わない”のやり取りで使われることもあります。

A) You didn’t say that.(君はそう言わなかったじゃないか)
B) I did say that.(いや、ちゃんと言ったわ)
A) No, you didn’t. (いや、言わなかった)
B) Yes, I did.(いや、言った)

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(Q92)英語の発音に関する質問です

I want の want と I will not の won't の発音が似ていて難しいです。
どんなところに注意したらいいですか?
(沖縄県 ポンタさん)

the USA のtheの発音を子どもが学校で[ジ]と習ってきましたが、uの発音は母音ではないので[ザ]の方が正しいのではないでしょうか? 
教えてください。
(埼玉県 みゅうさん)



the USAのtheは[ザ]と発音します

沖縄県のポンタさん、埼玉県のみゅうさんから発音に関する質問を頂きました。
今回は特別に、2つの質問に回答します。

【want とwon'tの発音の区別について】
wantは[ワント]、または[ウォント]のように発音します。will notの短縮形won'tは[ウォウント]と発音します。
wantのaは[ワ]、または[ウォ]と発音しますが、won'tのoは[ウォウ]という二重母音です。
won'tを発音する際、[ウォ]の後に[ウ]を添えるように言ってみるとよいでしょう。

【the USAのtheの発音について】
theは上下の前歯で舌を軽く挟んだ状態で[ザ]と発音します。
ただし、直後に母音(ア・イ・ウ・エ・オのような音)が続く場合は、[ジ]になります。
ここでいう母音とは、スペルではなく発音のことです。
USAのUはスペルの上では母音ですが、発音は[ユー]で母音ではありません。
よって、みゅうさんのおっしゃるとおり、the USAのtheは[ザ]と発音するのが正解です。



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(Q93)会話力と文法力を兼ね備えるには?

帰国子女で英語をネイティブスピーカーのように使いこなせる人はいるし、(日本で英語教育を受けた人で)英文法を理解している人はいますが、石原先生のように、両方を兼ね備えている人、ネイティブスピーカーの話す英語を文法できっちり説明できる人は少ないと思います。
私は両方とも中途半端なのですが、大人になってから、特に英文法の力を強化するには、どんな勉強法、教材があるでしょうか。
(海外 まこさん)



ネイティブスピーカーをまねて文法書で理解を深めましょう

うれしいお言葉をありがとうございます。

英文法の力を強化するには、やはり、文法書を読むのが一番だと思います。
といっても、何でも良いわけではなく、自分の知りたい項目が載っている本、説明を読んで理解できるレベルのものを選ぶことが大切ですね。

私の場合、留学時代は常にネイティブスピーカーの英語に耳を傾け、「これは使える」と思った表現は、まねして使うように心掛けました。
感覚的に理解していたので、勘違いも多々ありましたが……。“感覚的”から“自信を持って”使えるようになったのは、文法を勉強し直してからのことです。例えば、感想を表すときネイティブスピーカーはよく、I found it interesting.(興味深いと感じた)と表現していました。
「find=見付ける」と覚えていた私にはこの表現がとても新鮮で、It was hard.の代わりにI found it hard.(難しいと思った)と言ってみたり、He was nice.(彼はいい人だった)の代わりにI found him nice.と言ってみたりして、ネイティブ表現を積極的に取り入れるようにしました。
そのときはなんとなく使っていたのですが、帰国して読んだ中学・高校で習う英文法が解説された本に「find ~ A(~をAだと感じる)」とあるのを見て、文の成り立ちに合点がいったものです。

他に、問題集などを利用して、自分の文法力を試すのも手です。
間違えたところは、解説を読んでしっかりと理解しましょう。
文法を分かりやすく説明したサイトも数多くあるので、インターネットを利用するのもいいですね。
ちなみに、本サイトにも文法学習に役立つコンテンツがあります。こちらものぞいてみてはいかがでしょうか。

文法は大切ですが、文法に気を取られ過ぎて会話が楽しめなくなるのは本末転倒です。
また、やみくもに(レベルの合っていない)文法書を読んでも頭に残らないこともあります。
せっかく海外にいらっしゃるのですから、ネイティブスピーカーの英語に耳を傾け、体で感じる英語感覚も大切にしてください。
その中で、気になった文法は徹底的に勉強して理解を深めていくとよいのではないでしょうか。

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(Q94)Who を主語にした疑問文の作り方は?

Who を主語にした疑問文がいまいちよく分かりません
。例えば、「あなたのお母さんは誰と一緒に住んでいますか?」は Who does your mother live with? なのか、Who live with your mother? なのか……。
正しい文章を教えてください。
(埼玉県 chachaさん)




「誰が」の場合と「誰を・誰に」の場合とで作り方が違います

Whoで始まる疑問文には、直後に動詞が続くパターンと疑問文が続くパターンがあります。
whoが「誰が」を表す主語の場合は<Who+動詞?>で表します。
Who made this?(誰がこれを作りましたか)、<実演の場などで>Who wants to try it?(誰がやってみたいですか=やってみたい人はいますか)、Who is taking part in the event?(誰がそのイベントに参加する予定ですか)という具合です。一方、whoが「誰に」や「誰を」を表す目的語や「誰と」などを表す場合は、<Who+疑問文?>とします。
例えば、Who do you respect?(あなたは誰を尊敬していますか)、Who did you go with?(あなたは誰と一緒に行きましたか)、Who are you going to invite?(あなたは誰を招待する予定ですか)などです。

ご質問の「あなたのお母さんは誰と一緒に住んでいますか」が尋ねているのは「誰と」なので、Who does your mother live with? とします。
Who lives with your mother?(liveにsが付く)は、「誰があなたのお母さんと住んでいますか」という意味です。

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(Q95)~ in hereと~ hereはどう違う?

~ in hereと~ hereはどうやって使い分けたらよいですか?
 例えば It's hot in here. とIt's hot here.の場合について教えてください。
(東京都 maimaiさん)




部屋や建物の「中」を強調する場合などに使います

hereは「ここに、ここへ」という意味で、He came here yesterday.(彼は昨日ここへ来ました)のように表します。
すでに「~に」や「~へ」などを含んでいるため、It’s hot in here.のinは不要なのでは? と思うかもしれません。
基本的に、hereには前置詞が不要ですが、「ここ」が室内を指していることを明確にするために、in hereとすることがあります。
It’s hot in here.で、「この部屋の中は暑い」という意味です。
一方、It’s hot here.(ここは暑い)は外が暑いのか、室内が暑いのかが明確ではありません。
このように、部屋や建物の「中」が暑いことを強調して、in hereと表すのです。
ちなみに、室外であることを強調してout here、高いところを強調してup thereと言うこともあります。一緒に覚えておきましょう。



(Q96)特定のものを表すときにthere構文は使える?

there構文には不特定のものしか使わないと習いましたが、新しい情報の場合には特定のものでも構わないと聞きました。
特定のものや地名がきても構わないということでしょうか?
(千葉県 ビクトリーさん)


「まゆみ」です。

必要なもの、探していたものがそこにあることを伝えるときには使えます

「~がいる、ある」を表すThere is / There areは、不特定のものや人に用いるのが基本です。
There is+単数名詞. / There are+複数名詞. の形で用い、それぞれThere’s / There’reと短縮できます。
例えば、道案内で「2つ目の角のところに、郵便局があります(ので、そこを右折してください)」などと言うときに、There’s a post office at the second corner.のように使います。
一方、郵便局の場所を尋ねられて、「その郵便局は2つ目の角にありますよ」と答えるなど特定のものは、There’s the post office at the second corner.(×)ではなく、The post office is at the second corner.のように、それ自体を主語にして表現します。
地名や人名などの固有名詞や、my やhisなどの所有代名詞+名詞も同様です。

しかし、例外もあります。必要なもの、探していたものなどがそこにあることを相手に伝える場合に、There is the ~. と表すことがあります。
例えば、書くものを探している相手に、There is the pen.(ペンならそこにありますよ)という具合です。
また、「~があった、あった!」というニュアンスで、探していたものやお目当てのものが見つかったときにOh, there is his latest book!(あっ、彼の新刊を見つけた!)などと言います。




(Q97)数字を言うコツは?

数字を英語で言うのが苦手です。例えば、1,234円、56,789円、187,654円などはどのように言うのですか?
 数字が大きくなるほど分かりません。
分かりやすく教えてください。
(北海道 チョコさん)


「まゆみ」です。
thousandを基準に考えましょう

数字を英語で表すのは容易ではありません。
まして、桁が大きくなると混乱してしまう人もいるでしょう。
今回は、1,000~999,999の数の表し方について学びましょう。

英語には「万」を表す単位がないため、10,000~999,999の数もthousandをベースにして表します。
thousandはゼロが3つ付く4桁の単位で「千」のことです。
英語では、<カンマの左の数+thousand>でこれらの数を表します。
9,000はnine thousand、50,000はfifty thousand、826,000はeight hundred (and) twenty-six thousandという具合です。
カンマの右側が「000」ではなく、中途半端な数の場合も、いったん上記のように表してから端数を加えます。
つまり、<カンマの左の数+thousand+カンマの右の数>の順で表します。
79,351はseventy-nine thousand three hundred (and) fifty-one、912,486ならnine hundred twelve thousand four hundred (and) eighty-sixとなります。

このルールに従ってご質問の数を英語で表すと次のようになります(「円」は省略します)。
1,234=one thousand two hundred (and) thirty-four、
56,789=fifty six thousand seven hundred (and) eighty-nine、
187, 654=one hundred eighty-seven thousand six hundred (and) fifty-four
(全てandは省略可)。

ご理解いただけましたか?




(Q98)“I'm coloring the countries where I've ever been.”は通じますか?

世界地図を広げて行ったことのある国を色付けしていたらネイティブスピーカーに何をしているのか聞かれました。
I'm coloring the countries where I've ever been.で意味は通じますか? 
あと、「鉛筆は試験会場に何本持ち込めますか?」と聞かれた場合、 「何本でもいいですよ」は英語で何と言いますか? 
There's no rules.でいいでしょうか?
(大阪府 うさこさん)


「まゆみ」です。

この場合、everは不要です。
表現が出てこないときは発想の転換も重要です

何をしているのか尋ねられて、「今までに行ったことのある国に色を塗っているのです」と答える場合、I’m coloring the countries where I’ve ever been.でOKですが、ever(今までに)は通常、疑問文で用いるので、I’m coloring the countries where I’ve been. としましょう。
このwhereは場所を表す関係副詞です。

試験会場に持ち込むことができる鉛筆の本数を聞かれた際の「何本でもいいですよ」は、As many (pencils) as you want.です。
as ~ as you wantは「あなたが好きなだけ~」という意味で、~にmany (pencils)を入れて、「あなたが好きなだけたくさん(の鉛筆)」を表しています。
これは、You can bring as many (pencils) as you want.のYou can bringが省略された形です。

英語でコミュニケーションを図るときに大切なのは、とにかく伝えること。
英語表現がとっさに出てこない場合、発想を転換するのはとても良いことです。
「何本でもいいですよ」が分からず、There’s no rule.(規則はありません=だから、何本でもいいですよ)と表現すれば通じます。
There aren’t any rules. と複数形にすると、より自然です。Anyway, good job!



(Q99)提案するときにshouldを使えますか?

should の用法について教えてください。
英和辞典や文法書には、should の用法の一つとして、提案、助言「~した方がいい」とあり、had better やmust のような高圧的な印象を与えないと書いてあります。
しかし、知り合いのアメリカ人数名にshould について聞くと、「You should ...と言われると、ドキッとする」とか、「次に何を言われるか構えてしまう、そんなふうに言われたくない」などという反応でした。
「~してはどうですか」というような提案にshould を使っていいものでしょうか?
(海外 chipmunkさん)


「まゆみ」です。

控えめな提案ならYou could ~.やYou might want to ~.などを使いましょう

You should ~. には、「~した方がいい」という助言や提案に加えて、「~すべきだ」「~しなさい」という義務や忠告の意味もあります。
どちらのニュアンスで使われているかは、相手との関係やその内容、言い方などによって判断します。
例えば、過労で健康を損ねかけている同僚を心配して、You should take a few days off.と言えば「2~3日休みを取った方がいいんじゃない?」といった提案になりますし、テスト期間中にもかかわらず遊んでばかりいる子どもに親が、You should study for your exams, right now!と叱れば、「今すぐに試験勉強をしなさい!」という忠告になります。

You had better ~. や You must ~. は提案というより命令です。
「~しなさい(そうしないと後でどうなっても知りませんよ)」という含みがあり、威圧的な印象を与えるので、上司が部下に、親が子に、といった上下関係でない限り、使わない方が無難です。

「~してはどうですか」と控えめに提案する場合は、You could ~.やYou might want to ~.を使うとよいでしょう。
You could try yoga.(ヨガをやってみてはどうですか)、You might want to take a train there.(そこへは電車で行くことをお勧めします)という具合で、いずれも「選択肢の一つ」としての提案を表します。



(Q100)I was amazing.とI was amazed.の違いを教えてください。

I was amazing.とI was amazed.の違いが分かりません。
(神奈川県 shimashimaさん)


「まゆみ」です。

物が主体か人が主体かで使い分けます

英和辞典には、amazing = 驚くべき、amazed = 驚いた、のように載っているため、使い分けが分かりづらいかもしれません。
amazing / amazedのような、-ing形と-ed形で表すことができる形容詞は、-ingはそれ自体がそう思わせる存在である、-edはその人がそう感じている、という場合に使います。
よって、I'm amazing. は「私は驚くべき人です=私ってすごいのよ」、I'm amazed.は「私は驚きを感じている=驚いている」というニュアンスになります。
-edはもともと受け身で、「~された」という意味を持っています。
よって、amazed look(驚かされた顔つき=びっくりした顔つき)のように使うこともできます。

他の例で、-ing形と-ed形の形容詞を比較してみましょう。
He's boring.(彼は退屈な人だ)
/ The movie was boring.(その映画はつまらなかった)
/ He's bored.(彼は退屈している)、
/ The -ing and -ed adjectives are confusing.(-ing形と-ed形の形容詞はややこしい)
/ I'm still confused about the -ing and -ed adjectives.(私は-ing形と-ed形の形容詞がいまだによく分からない)

使い分けは理解できましたか?





(Q101)予想外の答えが返ってきた場合の表現は?

相手から予想外の答えが返ってきたときに、「~だと思っていた!」と言う場合、何と言ったらいいのでしょうか。
「えー! 君はあの人のことが好きなんだと思っていた! 違うの?」みたいな感じです。
(秋田県・ちくわさん)



thoughtを使いますが、その後に続く部分の時制に注意を

予想外の答えに対する「~だと思っていた」は、I thought (that) ~. と表し、~に思っていた内容を入れます。
thoughtは「思った」だけでなく「思っていた」も意味するので、日本語を直訳して進行形や完了形にする必要はありません。
ややこしいのは、~の部分の時制です。主となる動詞がthought(thinkの過去形)なので、~にくる動詞の時制を次のようにします(時制の一致といいます)。

・現在形 → 過去形
・過去形、現在完了形、過去完了形 → 過去完了形(had+過去分詞形)

「君はあの人のことが好きなんだと思っていた」の場合、~に入る内容は「君はあの人のことが好き」ですね。
仮に「あの人」をsheとした場合、本来ならyou like herとなりますが、現在形は過去形に変える必要があるので、I thought (that) you liked her. とします。

別の例も見てみましょう。
例えば、「君はマユミと付き合っているのかと思っていた」という場合は、I thought (that) you were seeing Mayumi.のようにyou were seeing Mayumiとし、「君はクリスマス前の時点ではマユミと付き合っていたと思っていた」なら、I thought (that) you had been seeing Mayumi before Christmas.のようにyou had been seeing Mayumiとします。

ちなみに、答えが予想外だったことを強調して、I didn’t expect (that) ~. (~だとは思ってもみなかった)と表現することもできます。





(Q102)可能性を表す単語はいろいろあります。
maybe、perhaps、probably、possibly、likely、most likelyなど、日本語で「おそらく」「たぶん」と訳すことが多いですが、それぞれ確率の高い順から並べるとどうなりますか。
あと、would、couldも可能性を表す場合もありますが、どのようなニュアンスがありますか。
(滋賀県・hさん)



確率を理解して使い分けましょう

「たぶん」を表す表現はいろいろありますが、それぞれの確率を理解した上で使うことが望ましいですね。
人によって感覚が異なるので数値で表すのは難しいのですが、私個人は次のようなで確率で使い分けています。
most likely(90パーセント以上)、probably(80パーセント以上)、likely(50パーセント以上)、maybe / perhaps(30~40パーセント、「もしかしたら~かもしれない」というニュアンス)、possibly(10パーセント程度、「ひょっとしたら~かもしれない」というニュアンス)。

例えば、Do you think the Dragons will win tonight?(今夜はドラゴンズが勝つと思う?)と聞かれて、Probably.と答えれば「たぶん勝つだろうね」となり、Maybe.だと「う~ん、どうかな? もしかしたら勝つかもね」という響きになります。

wouldは不確かなことについて「~だろう」と推測で言うときに使い、couldは「~かもしれない」という可能性(確率は20~40パーセント)を表します。
いずれも直後に動詞の原形が続きます。
このwouldは、sayやthink、imagineなどの動詞とともに用いることが多く、I’d say she’s in her 50s.(彼女は50代だろう)のように使います。
couldは、It could be true.(それは本当かもしれない)のように使い、couldn’tと否定にすると「~のはずがない」とその可能性がないことを表します。



(Q103)よく外国人があいさつでWhat's up?やWhat's new?という表現を使いますが、
どういう意味で、どうやって返せばいいのですか?
(東京都・リンゴさん)



近況を答えればいいでしょう

What's up? / What's new? はいずれも親しい間柄でのあいさつ表現で、Hi.やHello.と同じ感覚で使います。
「元気?」「最近どう?」「変わりない?」といったニュアンスで、このように聞かれたら、近況を答えます。A: Hi, what's up? (やあ、最近どう?)B: I went to Hokkaido during the “Golden Week” holidays. How about you? (ゴールデンウイークに北海道へ行ってきたよ。君は?)という具合です。
特別なことがなければ、Nothing much. や Not a lot.(特に何もないなあ)と返します。

What's up?は他に、What's the matter?や What's wrong?と同じく、「どうしたの?」「何かあったの?」という意味で使うこともあります。
人だかりに近づいて、What's up?(何かあったの?)と尋ねたり、相談事や頼み事があって話し掛てきた友達に、「どうしたの?」とその内容を尋ねたりします。
前者の場合は、Look at that great street performer.(ほらっ、スゴイ大道芸人がいるよ!)のようにその状況を、後者は、Well, I have a favor to ask you. (実はお願いがあって……)と内容を答えます。



(Q104)ある英会話テキストでは、「明日は特別な抗議を計画しています」に当たる英文が、We have a special protest planned for tomorrow.となっています。
We have planned a special protest for tomorrow.でもよいと思うのですが、どう違うのでしょうか?
(長野県・たまさん)



英語では強調したいことを先に示します

「明日は特別な抗議を計画しています」に当たる英文として、
1) We have a special protest planned for tomorrow.
2) We have planned a special protest for tomorrow. のいずれも可能で、この2文は強く言いたい部分に違いがあります。

英語は、話者が大事だと思うことを先に持ってくる言語です。
したがって、1) は、We have a special protest(特別な抗議がある)が一番言いたいことで、(that has been) planned for tomorrow(それは明日のために計画されたものである)は補足にすぎません。
一方 2)は、We have planned a special protest(特別な抗議を計画している)が一番言いたいことで、それをするfor tomorrowは補足部分です。

日本文の動詞部分、「計画しています」に合わせると、2) We have planned a special protest for tomorrow.の方が近いといえますが、あえて比較すれば、という程度です。いずれも言いたいことは同じなので、直訳にこだわり過ぎる必要はありません。

別の例でも見ておきましょう。例えば、「何か飲みたい」と言う場合、I want to drink something.(何か飲みたい)、I want something to drink.(飲み物が欲しい)のどちらでもOKです。同様に「彼女に5年前から会っていない」は、I haven’t seen her for five years.(彼女に5年間会っていない)、It’s been five years since I last saw her.(最後に彼女に会ってから5年になる)は2文とも同じ状況を指しています。
忠実に翻訳するテストでなければ柔軟な頭で考えて、言いたいことを伝えるようにしましょう。



(Q105)友達との約束を断るとき、「○○しないといけなくなったから」と言いたいのですが、どう言えばいいですか? 
友人とplay dateの約束をしていましたが、別の友人を病院へ連れて行かなければならなくなりました
。どういう言い方なら、相手にスムーズに伝わるでしょうか。
(海外・あかりんごさん)



Something has come up.がいいでしょう。

約束を急きょ断らなければならなくなったとき、英語では、Something has come up.(用事ができてしまいました)と言うのが一般的です。
「急用」のニュアンスを出したければ、Something urgent has come up.とします。
欧米人は日本人と比べて、あまり詳しい理由を述べないため、特に具体的な理由を続けなくても構いませんが、どうしても伝えたければ、have toやneed to、have got toなどを使って、「~しなければなりません」という内容の文を続けます。
いずれもtoの後には動詞の原形が来ます。I’ve got to take a friend to the hospital.(友達を病院へ連れて行かなくてはなりません)という具合です。Something has come up.と「~しなければならない」を表す文を組み合わせることで、「~しなければならなくなった」というニュアンスになります。
場合によっては、Is it OK to rearrange our appointment?(あらためて約束を決め直してもいい?)やCan we put it off till next week? (来週まで延ばせる?)などと聞くのもよいでしょう。






(Q106)forget とforgotの使い分けを教えてください。
また、I've forgotten の後にto不定詞を続けることはできますか? 可能なら例文も教えてください。
(愛知県・bitter sweetさん)




日本語の言い回しと混同しやすいので注意しましょう

forgetは現在形で「忘れている=今も思い出せない」、forgotは過去形で「忘れていた=今思い出した」という意味です。日本語では、今思い出せないことも「忘れ(てしまっ)た」と過去形で表すことが多いので混乱しやすいのですが、「忘れた(から今思い出せない)」事柄は<forget+名詞>のように現在形で、人に言われたり自分で思い出したりして「忘れていた(けど今思い出した)」事柄は<forgot+名詞>のように過去形で表します。Sorry, I forget your name.(すみません、お名前を忘れてしまいました(=今も思い出せません)、A: Did you bring my CD?(僕のCDを持ってきてくれた?)B: Sorry, I forgot (about it).(ごめん、<そのことを>忘れてた<=今思い出した>)という具合です。

現在完了形のI've forgottenは「忘れている状態が続いている」、つまり、「今でも忘れている」ことを表し、現在形のforgetと同じように使います。特に、「すっかり忘れてしまっている」ことを強調したり、一時的な「ど忘れ」などに用いたりします。上記の例でいうと、前者は、Sorry, I've forgotten your name.と置き換えることができますが、後者の例をSorry, I've forgotten (about it).とするのは不自然です。

have forgottenに<to+動詞の原形>を続けることはできますが、「~するのを(すっかり)忘れている」という意味から、I think he's forgotten to reply to my e-mail.(彼は私のメールに返信するのを忘れているようだわ)のように、自分以外の人について用いるのが自然です。

ちなみに、<to+動詞の原形>は、Don't forget to do your homework.(宿題をするのを忘れないようにね)と注意を促す文や、Oh, I forgot to pick up my laundry from the cleaners.(しまった、クリーニングを取りに行くのを忘れた)と過去形で多用されます。





(Q107)朝起きて、ハウスメイトのオージーのおじさんに、“Good morning.”とあいさつすると、“Good morning. How are you?”と聞かれます。たった今起きたばかりで、何もしていないのにHow are you?と聞かれても……と毎朝戸惑ってしまいます。とりあえず、Good, thank you.と返していますが、「今起きたばかりだから(How are you?と聞かれても)分からない」と答えるのは失礼でしょうか? また、その場合、どう言えばよいでしょうか?
(海外・piさん)



軽いあいさつですので、“Good, thank you.”などでOKです。

起きたばかりのときにHow are you? と聞かれても……、そんな場合でも、Good, thank you.と返すのが正解です。英語圏では、人に会ったときに必ずと言っていいほどHow are you?(ご機嫌いかが? 調子はどう?)と尋ねます。そのときの体調などを本当に知りたいというより、「おはよう」と言われたら「おはよう」と返す程度の軽いあいさつです。よって、寝起きでも、How are you?と聞かれたらGood, thank you. And you? や Pretty good. How about you? などと答えつつ相手にも尋ね返すのが理想的。店やレストランなどでもHow are you? と聞かれることがありますが、バカ正直にそのときの体調を答える必要はなく、上記の表現で返すのが一般的です。

I don’t know, I just got up. (起きたばかりで、分からない)は大変ぶっきらぼうな返答です。横柄に聞こえることもあり、相手は眉をひそめるでしょう。こういう場合でも、上記のように答えることをオススメしますが、相手がホストファミリーやルームメイトなら、I’m still tired.(寝足りない<疲れが取れない>)や I didn’t sleep very well.(よく眠れなかった)などと返したり、実際に体調が悪い場合は、I think I have a fever.(熱がありそう)などと伝えたりするのがよいと思います。




(Q108)「英語が前よりも少しは話せるようになった」のような「~できるようになった」はどう言えばいいですか? 自分で作ろうとすると、I think I got be able to talk English more than before.となりますが、何が間違っているか教えてください。また、先生はどのように表現しますか?
(海外・アジアンタムさん)



意訳して、I'm getting better at speaking English.などとすると分かりやすくなります。

まず、アジアンタムさんの英文から見ていきましょう。原文を維持しつつ文法的に正しい文に直すと、「~できるようになった」の部分を表すgot be able toをgot to be able toとします。正確には、「~できるようになった(結果、いまの自分がある)」という状況なので、have gotten to be able toと現在完了形で表すのがベストです。talk(話をする、おしゃべりをする)はspeak(<言語>を話す)にしましょう。そして、ここでの「前よりも少しは」は「(以前よりも英語が)うまくなった」を表していると考えられるので、moreよりbetterのほうが適切ですね。全体で、(I think) I've gotten to be able to speak English better than before.となります。

しかし、これはネイティブスピーカーが好んで使う表現ではないようです。確かに、<get to+動詞の原形>には「だんだん~するようになる、どうにか~できるようになる」という意味もあるのですが、この場合、know, like, understandなどの状態動詞と用いるのが一般的です。さらに、get to ~は「~する機会がある、(許可を得て)~できる」といった意味で、Thanks to him, I got to meet Ms.Smith.(彼のおかげでスミスさんにお会いすることができた)のように使われることが圧倒的に多いのも事実です。これらの理由から、get to~ではなく、come to(<一定期間の経験によって>~できるようになる)を用いて、(I think) I've come to be able to speak English better than before.と表すのがよいでしょう。

「意訳英語OK派」の私は、I'm getting better at speaking English. / I've become better at English than I was before. / My English speaking skill is better than it used to be. のように表します。




(Q109)“I've got a feeling ~.” と “I got a feeling ~.”はどういう場合に使うのが一般的ですか? 2つの違いについても教えてください。それから、感情や直感以外にも「こういう感覚を得た」と言いたい場合、例えば、I've got a feeling about English.(英語の感覚がつかめた)などと言うことはできますか? また、feelingの後に動詞を用いることはできますか?
(海外・アカシアさん)



後ろに文を置いて「~な気がする、~な予感がする」の意味で使います。

I've got a feeling (that) ~. とI got a feeling (that) ~.はいずれも「(根拠はないけれど)~な気がする、~な予感がする」という意味で、どちらも同じように使えます。厳密に言うと、前者はI've got=I have got=haveで現在形なので「~な気がする」、後者はgot=過去形なので「~な気がした」となります。ちなみに、I have a feeling (that) ~. も同様に使うことができ、いずれも~には文がきます。I've got a feeling I'm going to win the lottery.(宝くじが当たりそうな感じがする)、I got a feeling they were going to get married.(あの2人は結婚しそうな気がした)、I have a feeling something nice will happen.(何かいいことが起こりそうな予感だ)という具合です。

また、feelingの直後に動詞を続けることは可能ですが、ofを補って-ing形にする点に注意しましょう。 I have a feeling of being followed.(誰かに後をつけられている気がする)

ご質問の文、I got a feeling about English.は自然とは言えません。「英語の感覚がつかめた」の「感覚」はfeelingではなくfeelを使って、I got a feel for English.のように言います。get a feel for ~で「(言語や芸術など)の感覚をつかむ」、have a feel for ~で「(言語や芸術など)のセンスがある」という意味です。




(Q110)haveの使い方が分かりません。「沖縄にはキレイな海がある」と言いたいとき、Okinawa has a beautiful sea.と言っていいですか? また、「北海道にはおいしい食べ物がたくさんある」も同様に、Hokkaido has many good foods.でよいですか?
(富山県・おりぎりさん)



「沖縄にはキレイな海がある」はOkinawa has beautiful seas.と言えます

haveは「(有形・無形のもの)を持っている」が基本的な意味で、そこから「~を入手する」「~を食べる・飲む」などの意味にも発展していきます。「~を持っている」と訳すと不自然な文は、自然な日本語に変えましょう。

ご質問の「沖縄にはキレイな海がある」はOkinawa has a beautiful sea.と言えます。「沖縄はキレイな海を持っている」と訳すと不自然なので、「沖縄にはキレイな海がある」とします。ちなみに、沖縄には複数のキレイな海があるので、Okinawa has beautiful seas.とseaを複数形にしましょう。同様に、「北海道にはおいしい食べ物がたくさんある」もHokkaido has many good foods.と言うことができます。foodは、集合的に見た「食べ物」なら数えられない名詞、個々の「食品」という意味なら数えられる名詞になります。「北海道には、(イクラや牛乳、ジャガイモ、トウモロコシなど)おいしい食品がたくさんある」というニュアンスなら上記の英文で表し、漠然と「北海道にはおいしい食べ物が多い」と言うなら、Hokkaido has a lot of good food.と表すこともできます。

上記の英文をThere are beautiful seas in Okinawa. / There is a lot of good food in Hokkaido.のように、<There is / are ~ in + 地名.>と表現することもできます。どちらで表してもOKです。ちなみに、前者を地理的な見方で表現すると、There are beautiful seas around (surrounding) Okinawa.となります。aroundやsurroundingを用いることで、沖縄がキレイな海に囲まれているニュアンスが出ます。


(Q111)私は猫よりも犬の方が多いと予想していました」はどう表現しますか?
(茨城県・リラックマさん)


文を2つに分けて考えましょう

ご質問の回答文は、I expected (that) there would be more dogs than cats. (私は猫よりも犬の方が多いと予想していました)となります。

では、解説していきます。
この英語の文章は、大枠部分の「私は~だと予想していた」と、内容部分の「猫より犬も方が多くいるだろう」とに分けて考えるとよいでしょう。
前半は、expect(~を予想する、予期する)を使って、I expected (that) ~. とします。
このthatは省略可能で、~の部分には文がきます。
後半は、「~がいる、ある」を表すthere is / areを未来形にして、いったん、there will be more dogs than catsとします。
ただ、大枠部分の動詞がexpectedと過去形なので、内容部分の動詞 will beもwould beと過去形に合わせなければなりません。
これを「時制の一致」と言います。全体をI expected (that) there would be more dogs than cats.とすれば文の完成です。

状況に応じて、expectの代わりにguess(~と推測する)やimagine(~と想像する)、know(~と分かっている)などを用いてもOKです。




(Q112)人を主語にできるときとできないときの区別がつきません。
例えば、Work is busy.はおかしいとのことですが、I need your help moving some boxes.の返答として、Can it wait until this weekend?という例文がありました。Can you wait ~? とは言えませんか?
(埼玉県・ユキさん)


辞書を熟読して言葉の用法を理解しましょう

ご質問にあるような頼まれ事をされた際の適切な返答はCan it wait until this weekend?(今週末でもいい?)ですが、Can you wait until this weekend?(今週末まで待ってくれる?)と言うこともできます。
日本人の感覚からすると、itを主語にしたCan it wait until this weekend? (それは今週末まで待つことができますか?)は違和感があるかもしれませんが、このwaitは「待つ」ではなく、「後回しにできる」という意味なのです。

英和辞典でwaitを引くと、
①「(人・物事を)待つ」、
②「<canやcan'tを伴って>(物事が)延ばせる、後回しにできる」と載っています。
Can it wait until this weekend? は②の用法で、「それ(箱の移動)は今週末まで後回しにできますか?」という意味で使われています。
Can you wait until this weekend? と表現することもできますが、人を主語にすると「後回しにできる」というより「待つ」のニュアンスが強くなるため、Can it wait ~? と表すのが好まれます。

英語では、日本語の発想で解釈すると違和感があるものは、意味と使い方を辞書で確認するようにしましょう。
単語を使う上での注意点が書いてあるので、正しい英作と理解に役立ちます。

ちなみに、「仕事が忙しい」と言う場合、イギリス英語ではWork is busy.と言うことがあるため、この表現は必ずしも不自然ではありません。
アメリカ英語では、I'm busy with work.と言うのが一般的です。



(Q113)andは何でもつなげていいですか? 例えば、My pen is black and cool.というように、色と一般の形容詞をつなげても大丈夫ですか? 何か決まりはありますか?
(富山県・くろべ~さん)


同じ品詞のものをつなぐ言葉です。

andは「~と…」「~して…」という意味を表し、基本的に何でもつなげることができます。
ただし、A and BのAが形容詞ならBも形容詞、Aが動詞(句)ならBも動詞(句)、Aが名詞ならBも名詞というように、AとBが同じ品詞のものを結びます。
英語会話では、文と文をつなぐこともあります。
We ate, drank, and chatted.(私たちは食べたり飲んだり、おしゃべりをした)My sister and I like traveling.(姉[妹]と私は旅行好きです)、I cleaned the kitchen and my husband washed his car.(私は台所の掃除をし、夫は洗車をした)という具合です。

My pen is black and cool.はblackとcoolが形容詞なので、正しい使い方です。
ちなみに、複数の形容詞が名詞の前に置かれる場合、I have a cool, black pen.というように、andを省略することが一般的です(形容詞を列挙する場合、coolのような「個人的意見」、「色」の順で表します)。一緒に覚えておきましょう。



(Q114)My grandfather has been dead for ten years. / My grandfather has been died for ten years. この2つの違いを教えてください。
(東京都・nnnさん)


英会話ではあまり使わないので、他の言葉に置き換えましょう。

まず、ご質問にある英文の意味を確認しておきましょう。忠実に訳すと次のようになります。
My grandfather has been dead for ten years.(祖父は10年間死んだ状態になっています)、My grandfather has been died for ten years.(<dieは受け身にしませんが、あえて訳すと>祖父は10年間死なされています)。
ちょっと違和感がありますね。
「祖父が亡くなって10年になります」は、My father has been gone for ten years. や It’s been ten years since my grandfather passed away. 、あるいは、My grandfather passed away ten years ago. と表現するのが自然です。

意味と品詞では、deadは「死んでいる(形)」、dieは「死ぬ(動)」という違いがあります。
ただ、どちらも英語会話でよく使われる言葉ではありません。
deadは「心肺が停止して死んだ状態にある」が基本義で「遺体」を連想させるため、My grandfather has been dead for ten years.と言うと、英米人はぎょっとするでしょう。
deadは、事故現場などに駆け付けた警察官が血を出して倒れている人の呼吸を確かめて、He’s dead.(彼は死んでいる、呼吸をしていない)と言うときに使うとピッタリです。
「亡くなっている(もう生きていない)」なら、goneを使うこともできますが、My grandfather passed away ten years ago.のようにpassed awayという動詞句で表すことが多いことも覚えておきましょう。
pass awayは「亡くなる、他界する」という意味で、die(死ぬ)のえん曲的な表現です。
英語会話では、dieは直接的過ぎるので、pass awayで代用することをお勧めします。

※新聞やニュースなどでは、Kim Jong Il has died.(金正日総書記が死去)のように表すのが一般的です。


(Q115)other thanの使い方がよく分かりません。
「~以外」という訳がありますが、それを含んでいるのか除いているのか。
英語会話では、次のような使い方はできるのでしょうか?
 I like Hanako other than you.(あなたもハナコも好き)、I like everyone in my class other than you.(あなたを除いてみんな好き)。
(鳥取県・ぷらかさん)


文脈から意味を判断しましょう。

other than ~には、1.「~の他に、~に加えて」= besides 2.「~を除いて、~以外」= exceptの意味があります。

1.は、What dressing is available other than Thousand Island?(サウザンドアイランドの他にどんなドレッシングがありますか)、Other than that, I like painting.(<いくつか特技や趣味を述べた後で>他に絵を描くことも好きです)のように使います。

2.は通常、Other than news programs, I don't watch TV.(ニュース番組以外はテレビを見ません=ニュース番組だけは見ます)、Other than tomatoes, I have no likes or dislikes.(トマト以外に好き嫌いはありません=トマトだけが苦手です)のように否定文で使います。
Other than losing my digital camera, I had a great trip.(デジカメをなくしたことを除けば、とてもよい旅でした)のように、否定文以外で使うこともあります。
最後の例は、1.の意味で解釈しようとすると、「デジカメをなくしたことに加えて、とてもよい旅でした」と不自然になります。このように、1.の意味か2.の意味かは文脈で判断できます。
判断が難しい場合は、相手に質問するなどして確認するとよいでしょう。

ご質問のI like Hanako other than you.は「あなたの他にハナコのことも好き」という解釈でよいと思います。
どちらかと言うと、Other than you, I like Hanako.と表すほうが好ましいですね。
I like everyone in my class other than you.は「あなたを除いてクラスみんなが好き(=あなたのことは嫌い)」「あなたの他にクラスの全員が好き(=あなたのことも好き)」のいずれにも取れます。



(Q117)get homeとgo homeの違いと使い方を教えてください。
(岐阜県・ふうさん)



「家に向かう」と「家に着く」の違いです。

get home / go homeのいずれも「(自分の)家に帰る、帰宅する」という意味です。
ここでのhomeは「家に、家へ」という意味の副詞です。getは「着く」、goは「行く」を表すことから、get homeは「家に着く」ことを、go homeは「家に行く、向かう」ことを意識した表現であるといえます。
そのため、get homeは、I just got home.(今帰りました)、I got home around 7.(7時ごろ帰宅した)、What time do you need to get home by?(何時までに家に帰らないといけないの?)など、通常、時間に関する語句を伴います。
一方go homeは、Let’s go home now.(そろそろ帰ろう)、I want to go home.(家に帰りたい)、I’ll go home by taxi.(タクシーで帰ろうっと)など、帰る行為そのものや手段について用いるのが一般的です。

come homeも「帰宅する」を表します。これは、I came home early today.(今日は早く帰ってきた)、My husband came home drunk.(夫が酔って帰ってきた)のように、家にいる話者が自分や家族の帰宅について述べるときに用いる他、家にいる家族に出先から電話やメールなどで、I’m coming (back) home around 6.(6時ごろ帰るよ)などと伝えるときに用います。
このように、話者が聞き手のところへ行くときはgoではなくcomeを用いる点に注意しましょう。



(Q118)今、留学中です。新しく覚えた単語や表現をホストファミリーに言おうと思うのですが、なかなか口から出てきません。
どうすればサッと言えるようになりますか。
(海外・e-chanさん)



日頃からの練習が大切です。間違いを恐れない勇気を持ちましょう

私も留学していたころ、言いたいことをその場で英語にできず、もどかしい思いをした経験が多々あります。
しい表現を見聞きして、「へぇ、こう言うんだぁ」で終わったのでは、覚えた気になっただけで頭に定着しません。
習った表現を使いこなせるようにするには、練習と意識付け、積極的に使う姿勢が必要です。何度も声に出したり紙に書いたりして練習し、いつでもサッと口をついて出てくるよう頭の中にスタンバイさせておく。
そして、使えるタイミングを狙って(あるいは自ら機会をつくって)、積極的に英語を発信する。
英語会話では、こうした地道な努力で覚えた表現は確実なボキャブラリーとして蓄積されていきます。

どうしても覚えられない場合はメモ帳に書き留めておいて、必要なときに見ながら言ってもOKです。また、間違いを恐れない勇気も大切です。正確な表現でなくても学校の先生やホストファミリーの方は言いたいことを理解しようとしてくれるはずですし、間違えると脳が意識するようになるため、むしろ間違えて覚えるくらいでよいのです。キチンと覚えているかどうか時々セルフチェックしたり、シミュレーションをして独り言のようにつぶやいたりするのもGood。最初は意識して使っていた表現も、そのうち無意識に口をついて出てくるようになります。とにかく、受信した知識を発信する機会を多く持つようにしましょう。



(Q119)My favorite ~.の文の作り方について質問です。
「私の一番好きな動物は犬です」と言いたい場合、My favorite animal is a dog.で良いですか?
 a dogだと「1匹の犬」となって変な気がするのですが……。dogsだと主語と動詞が単数なので無理ですよね?
(滋賀県・アニーさん)



いくつか言い方がありますので、内容を理解して覚えましょう。

はい、My favorite animal is a dog. は正しい文です。
口語では、My favorite animals are dogs. と複数形にするのが自然です。
私たち日本人の感覚からすると、犬という「1種類の動物」を指しているのでanimalを単数にし、犬はプードル、チワワ、柴犬など「複数種」いるのでdogsと複数にして、My favorite animal is dogs.(×)としたくなりますが、おっしゃるとおり、これだと英語会話では、主語と補語の単複が呼応しません。かといって、a dogだと1匹の犬を指しているような感じがして違和感があるでしょう。
しかし、このa dogは1匹というより、犬を「1種類(の動物)」と見た言い方なので、My favorite animal is a dog. は文法的にOKです。
そうはいっても、a dogだと(プードルなど)1種類の犬をイメージしているような響きを持ちかねないという理由から、My favorite animals are dogs.と複数形にするネイティブスピーカーが多いようです(My favorite animal is the dog.と言い方もあります。
英語会話では、the dogはall dogsを指すため、My favorite animals are dogs.と同じ意味ですが、かたい表現なので日常的にはあまり使われません)。さらにいうと、Dogs are my favorite animals.と表すのがより自然だと考える人がいることも一緒に覚えておきましょう。



(Q120)「いっぱいいっぱい」という表現はどう言えばいいですか? 
例えば、「~はどうだった?」と聞かれて「○○するのにいっぱいいっぱいで、そこまで考える余裕がなかった」などの意味です。「精いっぱい」が近いかと思いますが、「いっぱいいっぱい」の場合は「精いっぱい」と違ってポジティブな意味合いではないので抵抗があります。
(神奈川県・しまうさん)



いっぱいいっぱい」の意味によって英語表現を使い分けましょう。

ご質問のような状況での「いっぱいいっぱい」は「~が自分のでき得る限度だった」という意味なので、<All I could do was+(to)動詞の原形.>と表すのがよいでしょう。
直訳は「私にできるすべてのことは~だった」ですが、英語では、これで「~することしかできなかった」という意味になります。
例えば、著名人の握手会でガチガチになってしまい、「笑顔を保つのにいっぱいいっぱいで話をする余裕などなかった」という状況なら、All I could do was keep smiling. I was so nervous that I couldn't talk to him [her].とします。

また、<I was too busy+動詞のing形.>で「いっぱいいっぱい」のニュアンスを出すこともできます。
例えば、英文音読テストの出来栄えを聞かれて、「読み間違えないようにするのにいっぱいいっぱいで、発音や抑揚に気を付ける余裕などなかった」なら、I was too busy paying attention to reading it properly. I didn't have time to worry about pronunciation or intonation.とします。

英語会話では、(時間的・経済的に)~する余裕がなかった」という場合は、<I couldn't afford to+動詞の原形.>と表現します。一緒に覚えておきましょう。




(Q121)kind ofにはいろいろな使い方があり、判別方法が分かりません。
例えば、I kind of miss him.の場合、kind ofでひと固まりの副詞(句)ですが、(<名詞のkind+前置詞のof>などとの)判別が困難です。
前置詞ofの後に動詞missが来るのも違和感があります。
他にも似たような副詞の例はありますか?
(大阪府・Lalaさん)



使い方と言葉の結び付きで判断しましょう。

kind ofは「ちょっと、なんだか」という意味の副詞句です。
このような副詞(句)は英会話では、一般動詞の前、または、be動詞の後に来ます。
I kind of miss him.はI miss him.(彼がいなくて寂しい)にkind of(なんだか)を挿入した文で、missが一般動詞なので、I kind of miss him.という語順になっています。
ofの直後に動詞が続くことに違和感があるかもしれませんが、英会話では、正しい表現です。
He is strange.のようなbe動詞の文では、He is kind of strange.(彼はちょっと変わっている)という語順になります。

同じkind ofでも、a kind of ~で「~のようなもの」という意味もあります。
Okonomiyaki is a kind of pizza or pancake.(お好み焼きというのはピザとかホットケーキのようなものです)という具合で、これについては、不定冠詞の「a」の有無で判別できます。
また、It’s kind of you to give me a ride.(車で送ってくれるとは、あなたは親切ですね=ありがとう)のように、<It’s kind of+人~>の場合は、「~さんは親切ですね」という意味になります。
これはofの次に一般的に人が来るので判別しやすいでしょう。

英会話では、それぞれの意味や言葉の結びつきを覚えておくと、意味を正しく理解する上で大きな手助けになりますよ。
ちなみに、sort of(副詞句)もkind ofと同様に使われます。
一緒に覚えておきましょう。

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(Q122)I worry about ~.は「(常に)心配している」とき、I worried about ~.は「(ある状況で)心配している」ときというように使い分けるって本当ですか?
 例えば1週間など、長い間心配しているような状況でI worry about ~.は使えませんか?
(大阪府・たこやきさん)



(be) worried aboutのworriedは形容詞で、使い方も違います。

回答する前に、ご質問の英語表現を訂正しておきますね。
2つ目のI worried about ~.は、正しくはI'm worried about ~. です。

意味と品詞を比較すると、worryは「心配する、気をもむ」(動詞)、(be) worriedは「心配して、不安で」(形容詞)です。
前者は常に気掛かりなことについて、後者は現在心配している具体的なことについて用いるのが英会話では、一般的です。
例えば、遠く離れた高齢の両親が元気に暮らしているかと常に心配なのは誰しも同じでしょう。
このような場合は、I worry about my parents.のようにworryで表します。
一方、屋外イベントを明日に控え、天気が気になっている状況では、I'm worried about the weather tomorrow.のようにbe worriedで表します。
ちなみに、worryを現在進行形で表すと「今心配している最中である」ことを強調でき、be worriedと同じようなニュアンスで使うことができます。
上記の天気の例は、I'm worrying about the weather tomorrow.と現在進行形で言うことも可能です。

ちなみに、次のような用例ではworryを用います。Don't worry.(心配いらないよ、気にするなって)、Thank you for worrying about me.(ご心配ありがとう)。Thank you for -ing.で「~してくれてありがとう」という意味です。


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(Q123)ある英文法問題で、We didn't see the big tree that (stand / stands) between the buildings. とあり、私は複数形になるわけがないと思ってstandを選択しました。
でも答えは、stands でした!! どうして複数形になるのか理由が知りたいです。
(奈良県・いもせのはるなさん)



関係代名詞の問題で、三単現の名詞に導かれた動詞だからです。

最初に、正しい英語文とその訳を確認しておきましょう。
We didn't see the big tree that stands between the buildings.
(私たちはその建物の間に立っている大きな木を見なかった)

「thatに続くstandがなぜ複数形か」というご質問でしたが、このstandは動詞なので、末尾の-sは複数形ではなく、三人称・単数・現在の-sなのです。
つまり、He plays tennis. や It looks good. と同じく、主語がhe、she、itなどの三人称・単数で、時制が現在の場合の一般動詞に付く-sです。
複数形の-sは動詞ではなく、cat(s)やbook(s)などのように数えられる名詞の語尾に付きます。

では、英文の構造に目を向けましょう。
We didn't see the big tree that stands between the buildings. は関係代名詞の文です。
一番言いたいことは、We didn't see the big tree (私たちはその大きな木を見なかった)で、その木について具体的に表したのが、that stands between the buildings(建物の間に立っている)です。
このthatは関係代名詞で、the big treeと説明部分(stands between the buildings)をくっつける接着剤のような役割をしています。
先ほど、standsは名詞ではなく動詞だと確認しました。
このstandsはthe big treeにかかる動詞の役割をしています。the big treeはitで置き換えることができ、動詞(stand)が現在形なので、standsと-sが付くのです。
仮に、建物の間に木が数本ある場合は、the big trees that stand between the buildingsとなります。
the big treesは言い換えるとtheyです。
theyが主語の場合、動詞に-sは付かないので、standとなるのです。
お分かりいただけましたか?

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(Q124)日本にいながら国産バイリンガルを目指していますが、英会話で使えそうな、ネイティブスピーカーっぽい表現を覚えていても、なかなか口から出てきません。
頭の中の表現を口から出すようにするにはどうすればよいですか?
(埼玉県・moeさん)



アウトプットの練習が不可欠です。

できるだけ場数も踏みましょう。

覚えた表現を英会話で使いこなせるようにするには、アウトプットの練習を増やし、場数を踏むことが必要です。
moeさんの英語レベルや学習方法などにもよりますが、音読練習は黙読と比べて断然効果的です。
フレーズを個々に練習するのもよいのですが、会話の流れから自然な受け答えが学べるダイアローグを繰り返し音読するのもオススメです。

英会話は「口」を使うもの。
いざというときに口をついて出てくるようにするには、当たり前のことですが日頃から口を動かしての練習が必要不可欠です。
独り言をつぶやくのでもOK。
とにかく、日常生活の中で英語を発するようにしましょう。
また、応用力を付けることも大切です。
例えば、That’s the last thing I want to do.(そんなこと絶対にしたくないよ)というフレーズを覚えたら、That’s the last thing I want to say.(そんなことは口が裂けても言いたくない)、That’s the last place I want to go to.(そこへは何があっても行きたくない)、He’s the last person I want to talk with.(彼と話すのは絶対にイヤ)のように単語を入れ替えて表現の幅を広げていくのです。
こうすることで、一つのフレーズをさまざまな場面で応用して使うことができます。

英会話はある意味、車の運転と似ています。
交通ルールを覚えても、頭の中でシミュレーションしても、実際に路上を運転しなければ運転技術は上がりません。
また、とっさの状況にたじろいでしまうこともあります。
やはり全てにおいて、体で覚えて状況に慣れることが上達のカギといえるでしょう。
可能であれば、1日中英語漬けになるようなコースを受講してみるといいですね。


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(Q125)海外ドラマを見ていると、電話を受けた人が「アイママウェイ」と言う場面がよくあります。
字幕では「今行く」となっていますが、何と言っているのでしょうか?
(茨城県・ぽよんちょさん)


I'm on my way.という表現です。応用表現も覚えておきましょう。

海外ドラマで耳にしたという「アイママウェイ」は、I'm on my way.という表現かと思われます。
I'm とonが連結して「アイマ(ン)」のようになり、my(マィ)の「ィ」がほとんど聞こえなくなって、全体で、「アイママウェイ」と聞こえたのでしょう。

be on one's wayは「出掛ける」という意味の熟語で、one'sには主語に呼応した所有格の代名詞(my、your、his、herなど)がきます。
I'm on my way. / He's on his way.という具合です。
I'll be on my way.と言うこともあり、いずれも「今から出ます」「これからそちらに向かいます」といったニュアンスで使われます。

また、別れ際のフレーズ、I have to go.(そろそろおいとましないと)などに見られるgoの代わりにbe on my wayを用いて、I have to be on my way. と言うこともできます。
応用表現も一緒に覚えて英会話表現のバリエーションを増やしましょう。



(Q121)kind ofにはいろいろな使い方があり、判別方法が分かりません。
例えば、I kind of miss him.の場合、kind ofでひと固まりの副詞(句)ですが、(<名詞のkind+前置詞のof>などとの)判別が困難です。
前置詞ofの後に動詞missが来るのも違和感があります。
他にも似たような副詞の例はありますか?
(大阪府・Lalaさん)



使い方と言葉の結び付きで判断しましょう。

kind ofは「ちょっと、なんだか」という意味の副詞句です。
このような副詞(句)は英会話では、一般動詞の前、または、be動詞の後に来ます。
I kind of miss him.はI miss him.(彼がいなくて寂しい)にkind of(なんだか)を挿入した文で、missが一般動詞なので、I kind of miss him.という語順になっています。
ofの直後に動詞が続くことに違和感があるかもしれませんが、正しい表現です。
He is strange.のようなbe動詞の文では、He is kind of strange.(彼はちょっと変わっている)という語順になります。

同じkind ofでも、a kind of ~で「~のようなもの」という意味もあります。
Okonomiyaki is a kind of pizza or pancake.(お好み焼きというのはピザとかホットケーキのようなものです)という具合で、これについては、不定冠詞の「a」の有無で判別できます。
また、It’s kind of you to give me a ride.(車で送ってくれるとは、あなたは親切ですね=ありがとう)のように、<It’s kind of+人~>の場合は、「~さんは親切ですね」という意味になります。
これはofの次に一般的に人が来るので判別しやすいでしょう。

英会話では、それぞれの意味や言葉の結びつきを覚えておくと、意味を正しく理解する上で大きな手助けになりますよ。
ちなみに、sort of(副詞句)もkind ofと同様に使われます。
一緒に覚えておきましょう。

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(Q122)I worry about ~.は「(常に)心配している」とき、I worried about ~.は「(ある状況で)心配している」ときというように使い分けるって本当ですか?
 例えば1週間など、長い間心配しているような状況でI worry about ~.は使えませんか?
(大阪府・たこやきさん)



(be) worried aboutのworriedは形容詞で、使い方も違います。

回答する前に、ご質問の英語表現を訂正しておきますね。
2つ目のI worried about ~.は、正しくはI'm worried about ~. です。

意味と品詞を比較すると、worryは「心配する、気をもむ」(動詞)、(be) worriedは「心配して、不安で」(形容詞)です。
前者は常に気掛かりなことについて、後者は現在心配している具体的なことについて用いるのが英会話では、一般的です。
例えば、遠く離れた高齢の両親が元気に暮らしているかと常に心配なのは誰しも同じでしょう。
このような場合は、I worry about my parents.のようにworryで表します。
一方、屋外イベントを明日に控え、天気が気になっている状況では、I'm worried about the weather tomorrow.のようにbe worriedで表します。
ちなみに、worryを現在進行形で表すと「今心配している最中である」ことを強調でき、be worriedと同じようなニュアンスで使うことができます。
上記の天気の例は、I'm worrying about the weather tomorrow.と現在進行形で言うことも可能です。

ちなみに、次のような用例ではworryを用います。Don't worry.(心配いらないよ、気にするなって)、Thank you for worrying about me.(ご心配ありがとう)。Thank you for -ing.で「~してくれてありがとう」という意味です。


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(Q123)ある英文法問題で、We didn't see the big tree that (stand / stands) between the buildings. とあり、私は複数形になるわけがないと思ってstandを選択しました。
でも答えは、stands でした!! どうして複数形になるのか理由が知りたいです。
(奈良県・いもせのはるなさん)



関係代名詞の問題で、三単現の名詞に導かれた動詞だからです。

最初に、正しい英語文とその訳を確認しておきましょう。
We didn't see the big tree that stands between the buildings.
(私たちはその建物の間に立っている大きな木を見なかった)

「thatに続くstandがなぜ複数形か」というご質問でしたが、このstandは動詞なので、末尾の-sは複数形ではなく、三人称・単数・現在の-sなのです。
つまり、He plays tennis. や It looks good. と同じく、主語がhe、she、itなどの三人称・単数で、時制が現在の場合の一般動詞に付く-sです。
複数形の-sは動詞ではなく、cat(s)やbook(s)などのように数えられる名詞の語尾に付きます。

では、英文の構造に目を向けましょう。
We didn't see the big tree that stands between the buildings. は関係代名詞の文です。
一番言いたいことは、We didn't see the big tree (私たちはその大きな木を見なかった)で、その木について具体的に表したのが、that stands between the buildings(建物の間に立っている)です。
このthatは関係代名詞で、the big treeと説明部分(stands between the buildings)をくっつける接着剤のような役割をしています。
先ほど、standsは名詞ではなく動詞だと確認しました。
このstandsはthe big treeにかかる動詞の役割をしています。the big treeはitで置き換えることができ、動詞(stand)が現在形なので、standsと-sが付くのです。
仮に、建物の間に木が数本ある場合は、the big trees that stand between the buildingsとなります。
the big treesは言い換えるとtheyです。
theyが主語の場合、動詞に-sは付かないので、standとなるのです。
お分かりいただけましたか?

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(Q124)日本にいながら国産バイリンガルを目指していますが、英会話で使えそうな、ネイティブスピーカーっぽい表現を覚えていても、なかなか口から出てきません。
頭の中の表現を口から出すようにするにはどうすればよいですか?
(埼玉県・moeさん)



アウトプットの練習が不可欠です。

できるだけ場数も踏みましょう。

覚えた表現を英会話で使いこなせるようにするには、アウトプットの練習を増やし、場数を踏むことが必要です。
moeさんの英語レベルや学習方法などにもよりますが、音読練習は黙読と比べて断然効果的です。
フレーズを個々に練習するのもよいのですが、会話の流れから自然な受け答えが学べるダイアローグを繰り返し音読するのもオススメです。

英会話は「口」を使うもの。
いざというときに口をついて出てくるようにするには、当たり前のことですが日頃から口を動かしての練習が必要不可欠です。
独り言をつぶやくのでもOK。
とにかく、日常生活の中で英語を発するようにしましょう。
また、応用力を付けることも大切です。
例えば、That’s the last thing I want to do.(そんなこと絶対にしたくないよ)というフレーズを覚えたら、That’s the last thing I want to say.(そんなことは口が裂けても言いたくない)、That’s the last place I want to go to.(そこへは何があっても行きたくない)、He’s the last person I want to talk with.(彼と話すのは絶対にイヤ)のように単語を入れ替えて表現の幅を広げていくのです。
こうすることで、一つのフレーズをさまざまな場面で応用して使うことができます。

英会話はある意味、車の運転と似ています。
交通ルールを覚えても、頭の中でシミュレーションしても、実際に路上を運転しなければ運転技術は上がりません。
また、とっさの状況にたじろいでしまうこともあります。
やはり全てにおいて、体で覚えて状況に慣れることが上達のカギといえるでしょう。
可能であれば、1日中英語漬けになるようなコースを受講してみるといいですね。


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(Q125)海外ドラマを見ていると、電話を受けた人が「アイママウェイ」と言う場面がよくあります。
字幕では「今行く」となっていますが、何と言っているのでしょうか?
(茨城県・ぽよんちょさん)


I'm on my way.という表現です。応用表現も覚えておきましょう。

海外ドラマで耳にしたという「アイママウェイ」は、I'm on my way.という表現かと思われます。
I'm とonが連結して「アイマ(ン)」のようになり、my(マィ)の「ィ」がほとんど聞こえなくなって、全体で、「アイママウェイ」と聞こえたのでしょう。

be on one's wayは「出掛ける」という意味の熟語で、one'sには主語に呼応した所有格の代名詞(my、your、his、herなど)がきます。
I'm on my way. / He's on his way.という具合です。
I'll be on my way.と言うこともあり、いずれも「今から出ます」「これからそちらに向かいます」といったニュアンスで使われます。

また、別れ際のフレーズ、I have to go.(そろそろおいとましないと)などに見られるgoの代わりにbe on my wayを用いて、I have to be on my way. と言うこともできます。
応用表現も一緒に覚えて英会話表現のバリエーションを増やしましょう。


(Q126)whoの質問文で、
 1.「誰がするのか?」の場合、Who opened this letter?
 2.「誰をするのか?」の場合、Who did you invite to the party? などとなりますが、
 1.の場合、openは動詞なのにどうしてdidを使わないのでしょうか?

 
また、これはwh疑問文すべてに当てはまるのでしょうか?

(大阪府・はなうさぎさん)



疑問詞で始まる質問文は、主語を尋ねているのか、目的語を尋ねているのかで変わってきます

英語会話では、whoやwhatといった疑問詞で始まる質問文は、主語を尋ねているのか、目的語を尋ねているのかによって文の作り方が異なります。
例えば、whoを使った疑問文の場合、Who did you invite to the party?(誰をパーティーに招待しましたか?)のように「誰を[誰に]~ですか?」と目的語を尋ねるときは、Who+疑問文?となります。
Who did you call?(誰に電話したの?)、Who are you waiting for?(誰を待っているの?)という具合です。
一方、Who opened this letter?(誰がこの手紙を開けたの?)のように「誰が~ですか?」と主語を尋ねる場合は、Who+動詞?となります。
Who baked these cookies?(誰がこのクッキーを焼いたの?)、Who is coming to the party tonight?(今夜のパーティーは誰が来るの?)などがそうです。

このような疑問文の作り方の違いは、wh疑問文全般について言えます。
以下、主語を尋ねるパターンの例をいくつか挙げておくので参考にしてください。
What brought you here?
(何があなたをここへ連れてきたのですか?=なぜここへ来たのですか?)
When is good for you?
(いつがあなたにとってよいですか?=ご都合はいかがですか?)
How many people took part in the event?
(そのイベントには何人の人が参加しましたか?)
How many languages are taught at this school?
(この学校では何カ国語が教えられていますか?)

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(Q127)「その日に限って」とか、「こんなときに限って」は英会話では、何と言うのでしょうか? 
友達と旅行に出掛けたとき、船上でコーヒーをこぼしてしまい、その日に限って白いワンピースを着ていたため、午前中からホテルに戻るまでとても恥ずかしかったです。
(茨城県・ティーカップさん)



Just when ~、A, of all ~ などを使って言い換えてみましょう

せっかくおしゃれをして出掛けたのに、染みが気になって仕方なかったでしょう。
大変な1日でしたね。さて、ご質問の「こんなときに限って」を英訳するには、もう少し具体的に表す必要があります。
「白い服を着ているときに限って(服を)汚してしまう」という意味で解説しますね。

英語会話では、いくつか表現が可能ですが、Just when ~, I ...(ちょうど~のとき[に限って])…する)を用いて、(Oh!) Just when I’m wearing white, I spill coffee [something] (on my dress). ([ああ!] ちょうど白い服を着ているときに、コーヒーを[ 何かを ] (ワンピースに)こぼしてしまう )と表すとよいでしょう。このinは「~を着て」という意味です。

他に、whenever ~(~のときはいつでも)を使って、Whenever I’m in white clothes, I spill something on them. と表すこともできます。また、A, of all ~ (数ある~の中でA、よりによってA)を用いることで、それをより強調することができます。例えば、white, of all colors(よりによって白)のように用い、全体で、Just when I’m in white, of all colors, I spill something on my clothes.となります。
ちなみに、A, of all ~ は、today, of all days(今日に限って)、on my birthday, of all days(よりによって誕生日に)、I, of all people(よりによって私が)などの形でよく用いられます。一緒に覚えておきましょう。

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(Q128)夫の海外勤務に伴い、今アメリカに住んでいます。

少しずつ英語を勉強しているのですが、発音がなかなか上達しません。
特に、workや manなどの初歩的な単語ほどうまく発音できません。どのように勉強していけばいいでしょうか?
(海外・appleさん)



二重母音、中間音、さらに似た発音の単語を比較して練習し、口の開け方も意識しましょう

英会話で、workと言ったつもりがwalkと勘違いされてしまう……。
私にもそんな経験があります。簡単な単語でも侮れませんね。
短い単語は母音を丁寧に発音してみてください。
例えば、gameは[ゲィム] が正しい発音です。日本語につられて[ゲーム]と言いがちですが、aの部分は[エィ]という二重母音です。goも[ゴー]ではなく、[ゴゥ]と軽く[ゥ]を添えます。boatも[オゥ]という二重母音を含んだ語なので、[ボゥト]と発音しましょう。[ボート]と伸ばすと、buyの過去形boughtに聞こえてしまうので要注意です。一方、スペルに引きずられてboughtを[ボゥト]と発音してしまうケースも見受けられます。このようなカタカナ語やスペルによる“思い込み発音”を1つ1つ正していくことが発音上達には欠かせません。

英語会話では、日本語にない中間音にも注意しましょう。
bookは厳密に言うと[ブ]と[ボ]の中間音で[ブック]と言います。[u]の発音は日本語の[ウ]と全く同じではなく、[ウ]と[オ]の間のような曖昧な音だと覚えておきましょう。同様に、[i]は[イ]ではなく、軽く[エ]が混じったような[イ]の音です。よって、hitは[ヘット]に近い感じで[ヒット]と言うのがポイントです。このように、一見簡単な単語でも、発音記号に忠実に発音することでだいぶ改善されるはずです。

fan / fun、heard / hard、law / low、right / light、see / sheなど、発音の似ている単語を意識的に比較しながら練習するのもおすすめです。
また、口先でボソボソッと話すのではなく、口を大きく開けるべきところは大きく開ける、thは舌を上下の歯の間に挟んで発音するなど、口の動きを意識することも大切です。
口の動きとともに発音の仕方を詳しく説明した英会話辞書や書籍もあるので、確認してみてください。
それから、英語は腹式呼吸の言語ということも覚えておきましょう。おなかから声を出し、強弱をしっかりつけて発音するとネイティブスピーカーの英語に近づきます。小さなことを1つ1つクリアして、理想の発音を習得してくださいね。

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(Q129)「私はまだ彼女と話をしていません」がなぜ、I haven’t talked to her.になるのでしょうか? 
I haven’t talk to her.ではダメなのでしょうか? 
まだ話をしていないのにtalkにedが付くのがよく理解できません。
初歩的な質問ですみません。
(沖縄県 KIRIさん)



「have / has+過去分詞形」で現在完了形となります

確かに、edが付くと過去のような印象を持ってしまうかもしれませんね。
ですが、このtalkedは過去分詞形という名前ではあるものの、過去のことについて用いるとは限らず、「現在完了形や受け身の文で使う形」なのです。
現在完了形は、「have / has+過去分詞形」で表す文のことで、経験や継続、(動作の)完了などを表します。

動詞には、原形、現在形、過去形、過去分詞形、現在分詞形(=ing形)があります。例えば、「見る」の原形はlookで、look、looked、looked、lookingと変化します。
「~に会う」は原形がmeetで、meet、met、met、meeting、「~を食べる」の原形はeatで、eat、ate、eaten、eating、「話す」の原形はtalkで、talk、talked、talked、talkingとなります。
いずれも、後ろから2つ目が過去分詞形で、I haven’t +過去分詞形(+ yet). で「私は(まだ)~していません」という動作の未完了を表す文になるのです。例: I haven’t finished the book yet.(まだその本を読み終えていません)

ご質問の文は、現在完了形の文です。
つまり、I haven’t talked to her. が正しく、I haven’t talk to her.(×)とすることはできません。
英語会話では、edに惑わされて過去のことのように感じるかもしれませんが、機能上の形と覚えておきましょう。

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(Q130)英語で、I’ll drive you home.のhomeが副詞ということにすごく驚いたのですが、他にもこのような副詞で使える意外な単語はありますか?
(大阪府・usakyo88さん)
homeには「家(名詞)」、「家に、自宅へ(副詞)」などの用法があり、副詞の場合はtoやinなどの前置詞は不要です



はい、あります。
それらを挙げる前に、まずはI’ll drive you home.のhomeについて解説しておきますね。
homeには「家(名詞)」の意味もあるのですが、driveのような方向性のある動作を表す動詞とともに用いる場合は「家に、自宅へ(副詞)」として用いることが多いため、toやinなどの前置詞は不要です。
drive ~ home(~を車で家まで送る)の他にも、次のような動詞とともによく用いられます。
get home(家に着く)、go home(帰宅する、本国に帰る)、write home(家に手紙を書く)など。
また、be home(家にいる)やon the way home(帰宅途中に)も使用頻度が高いので覚えておくとよいでしょう。

さて、ご質問への回答ですが、英語会話では、upstairs(上の階へ[で、に])、downstairs(下の階へ[で、に])、abroad / overseas(海外へ[で、に])、downtown(繁華街[で、に])なども副詞として使われることが多い単語です。
My husband and I sleep upstairs.(夫と私は2階で寝ます) 、Will you wait downstairs?(下で待っていてくれますか?)、I want to live abroad.(海外に住みたい)、I went shopping downtown.(繁華街へ買い物に行った)という具合です。
また、there(そこへ[で、に])やhere(ここへ[で、に])も副詞なのでtoは不要です。
英会話で、I went to there.(×)やCome to here.(×)などと言わないように気を付けましょう。


(Q131)英語を書くときに、日本語から英語に訳すのはよくないといいますが、いきなり英語で書こうとしても全然英語が出てきません。
やはり最初は日本語から英語に訳すべきでしょうか?
(東京都 nonoさん)



最初はパーツごとに日本語をベースにして英訳しながら英文を作成してみましょう

最終的な目標として、英語を英語で考えることが理想ですし、私自身も授業では「英語→英語」の思考回路を作ることを心掛けています。
しかし、そのような指導を受けたり、英語の環境に身を置いたりしない限り、初級者が日本語を介さずに英作文をするのは難しいかもしれません。よって、最初はパーツごとに日本語をベースにして英訳しながら英文を作成し、英文の基本構造を頭に定着させるようにしましょう。

英語ではまず「誰が+どうする」(主語+動詞)で文を始め、その後に「何を+どこで+誰と+どうやって+いつ」といった補足的な語句を足していきます。
この語順を意識しながら英文を書く習慣を身に付けることが大切です
。例えば、買い物についての文なら、まず、I bought(私は、買った)と主語+動詞で始めます。
その後に、何を、いくらで、どこで、いつ買ったのかといった情報を、I bought / a T-shirt / for 3,000 yen / at ALC Mart / yesterday.のように加えていきます。
最初に「昨日、ALCマートでTシャツを3,000円で買った」という日本文を用意するのではなく、英語の語順に従って英単語を付け加えていく、という感覚です。
この英作文練習と同時に、リーディングやリスニングの時間も増やしましょう。1文ごとにきれいに訳そうとするのではなく、文頭から語句の区切りごとに解釈していきます。
常に語順を意識し、英語に触れる機会を増やすことで英語の構造にも慣れ、語彙や文法力も強化していく中で、次第に英語を英語で考える思考回路ができてきます。

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(Q132)「お互いさまよ」ということを伝えたいときは、どのように表現しすればよいでしょうか?
(山口県 m.nさん)



日本語のニュアンスが伝わるように、言い換えましょう

日本語の「お互いさま」はさまざまな状況で使える便利な表現ですが、英語にはこれにぴったり合うフレーズがありません。
よって状況により使い分けます。
例えば、「困ったときはお互いさまですよ」というニュアンスなら、We should help each other in times of need.と表します。
Thank you.とお礼を言われて「いえいえ、お互いさまですよ」と言う場合は、The thanks is mutual.がよいでしょう。
mutualは「相互の、持ちつ持たれつの」という意味です。
頻繁に耳にする表現ではありませんが、お礼に対する「お互いさま」を上手く表していると言えます。
ちなみに、「いえいえ、こちらこそあなたに感謝しています」という気持ちが強い「お互いさま」なら、No, thank YOU.(NoとYouを強めに言う)がピッタリです。
また、That’s what friends are for.(それが友達ってものですよ=友達なら当然ですよ)と返すのもしゃれていますね。
「~なのはお互いさまです」と相手と自分が同じ状況にあることを強調するなら、We’re both ~.がよいでしょう。
We’re both busy.(忙しいのはお互いさまです)、We’re both to blame.(悪いのはお互いさまです)という具合です。

他にも、勝負事などで両者が互角になったときの「これでお互いさまだ」は、 Now we're even. と言います。
「人のことは言えないでしょ」と突き放した感じの「お互いさまでしょ」なら、 Look who's talking. がぴったりです。
例えば、「何その格好!」と服装をけなされて、「お互いさまでしょ!」というような状況で使います。
One hand washes the other. (片方の手がもう一方の手を洗う)も「お互いさま」をうまく表した表現です。
状況に応じて、これらを使い分けてみてくださいね。

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(Q133)名詞の複数形に(所有格ではない)アポストロフィを付ける場合のルールを教えてください。

ネイティブに尋ねましたが、所有格と混同してよく分かっていないようでした。
例えば、80年代は80’s、80s、eighties、すべて正しいのでしょうか?
 また、My name, ‘Minami’ has 2 m’s and 2 i’s. / I saw 5 UFO’s last week.などのような場合、アポストロフィは必要でしょうか?
(海外・みなみさん)



誤読や紛らわしさを避けるために「s」を「’s」にしたりします

名詞の複数形は、child(単)→children(複)やfoot(単)→feet(複)などの不規則に変化するものを除き、通常は単語末尾に-(e)sを付けます。
アルファベットや頭字語、数字なども同様に、CEOs、three Rsと「s」を付けて複数形にします。
しかし、誤読の可能性があるときは「s」を「’s」にします。
例えば、Minamiさんのお名前にはmが2つ、iが2つありますが、これらに「s」を付けて「ms」や「is」とした場合、一見すると、Ms(女性の名前につける敬称)やis(be動詞)と混同しやすいですね。
こういった紛らわしさを避けるためにあえて「m’s」や「i’s」と書くことがあります。
特に、小文字表記のアルファベットを複数形にする際に「’s」を用いる人が多いようです。

UFOのような頭字語は、UFOs、UFO’sのいずれも可能です。
大文字表記の場合はUFOs、小文字表記ならufo’sという具合に「s」と「’s」を使い分ける人もいるようですが、実際は、DVDs、DVD’s、 dvds、 dvd’s……といずれの表記も使われています。

数字に関しては、例えば「80年代」の場合、80’s、80s、eighties、1980’s、1980s はすべて正しいと言えます。
個人的には、80sや1980sが好んで使われる傾向にあると感じています。
とはいえ、これらはネイティブスピーカーの間でも意見が分かれるので、個人の好みや書籍などの場合、掲載する会社の表記ルールによる、というのが実状ではないでしょうか。

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(Q134)英語圏の方が会話中にone of those ~と言ったとき、いつも「ワナゾーズ」のように聞こえるのですが、ofはちゃんと発音していないのでしょうか?
(滋賀県 Mamiさん)



英語の音の連結と脱落が起きているからです

まず、英語は音が連結したり、脱落したりすることが多い言語であることを理解しましょう。
音の連結とは、 an egg を [ アネーグ ] のようにくっつけて発音することを、音の脱落とは、 basketball の t の音が落ちて [ バスケッボーォ ] のような発音になることを言います。

ご質問のone of thoseが[ワナゾーズ]に聞こえる理由は、音の連結と脱落が起きているからです。
ofははっきり発音すると[əv]となりますが、会話ではよく、[v] が省略されて[ə] の発音のみが残ります。
one ofの場合、one [wʌn] の [n]とofの [ə] が連結し、[v]が脱落して[ワナ]のように聞こえます。
[ə]がoneに吸収される上に[v]が脱落するため、ofをきちんと発音していないように聞こえるのです。

ちなみに、アメリカ英語では a lot ofが[アラーラ]、get out ofが[ゲラゥラ]のように聞こえることがよくあります。
これらは、ofの[v]が脱落し、[ə]が直前のtに連結、さらにこの[t]が[l]のような音に変化した結果の発音です。

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(Q135)現在進行形と現在完了進行形の使い方が分かりません。
例えば、「最近、何を読んでいるの?」はWhat have you been reading? / What are you reading? のどちらが正解なのでしょうか?
 また、どのようなシチュエーションで使い分けるのでしょうか?
(青森県 HELPさん)




今やっていることは現在進行形、過去から今までの「期間」は現在完了進行形

現在進行形(be+動詞のing形)は、今に焦点をあてて「(今)~している」を表します。
一方、現在完了進行形(have/has been+動詞のing形)は、過去から今までの期間に焦点をあてて「(~の期間ずっと)~している」を表します。
現在完了進行形はよく、all day(1日中)、for a week(この1週間ずっと)、since last week(先週からずっと)といった期間を表す語句を伴います。
ご質問の「最近、何を読んでいるの?」は、「最近」という言葉が「ここのところ」という過去から現在までの期間と考えられるので、What have you been reading lately? と表すのがよいでしょう。
What are you reading? は、今読書をしている相手に「何を読んでいるの?」と尋ねているイメージです。

ほかの例で比較してみましょう。
It is raining.(雨が降っています)は単に現在の天気を述べた文、It has been raining since last week.(先週からずっと雨が降っています)は連日雨が続いていることを意識した文です。
I’m waiting for him.(彼を待っています)は「今何をしているの?」という質問に対して、単に「彼を待っている」と答えただけのイメージ、I’ve been waiting for him for an hour.(もう1時間も彼のことを待っているんです)は、待ち続けている、状況によっては待ち疲れたニュアンスになります。お分かりいただけましたか?



(Q136)英会話の例文に、I don’t drink or smoke.という文で「お酒もたばこも嗜みません」とあったのですが、この場合のorの使い方のイメージがつかめません。

つい、andを使ってしまいそうですが、意味が違ってしまうのでしょうか?

(大阪府・プンバさん)



肯定文はand、否定文はorと覚えましょう

「AもBも……だ」や「AもB……ではない」という場合、日本語では肯定文、否定文に関わらず、「AもB」と表現します。

一方、英語では、肯定文ならA and Bですが、否定文の場合はA or Bと表現します。

例えば、「私は肉も魚も好きです」はI like meat and fish.となり、「私は肉も魚も好きではありません」の場合は、I don’t like meat or fish.のように表します。ご質問の「お酒もたばこも嗜みません」は否定文なので、I don’t drink or smoke.のようにorを用いるのです。

ちなみに、A and Bが一つのまとまりのある意味の場合は、たとえ否定文でもA and Bとします。

例えば、drink and driveは「飲酒する、そして運転する」、つまり、「飲酒運転する」という意味で、drink and driveを切り離して使うことはできません。

このような場合は、I don’t drink and drive.(飲んだら運転はしません)のように、否定文でもandを用いる点についても補足しておきます。

また、相手の発言に対して自分も同じであることを示す「私も」も注意が必要です。

肯定文には tooを、否定文にはeitherを使います。

例えば、I like cats.(私は猫が好きです)に対する「私も猫が好きです」はI like cats, too.となり、I don’t like cats.(私は猫が好きではありません)に対する「私も猫が好きではありません」なら、I don’t like cats, either.です。

このような言語間のギャップは、頑張って1つ1つ覚えていきましょう。

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まゆみの独学上達法etc.