日本人によくある変な英語フレーズ

その昔、英会話学校のテレビCMで、飛行機で機内食を注文するのに“I am a chicken.”と真顔で言っちゃう男性がいたのを覚えていますか?

この“I am chicken.”同様、正しいようでまちがっている英会話フレーズというのはたくさんあります。
まあ、機内で「私は鶏(臆病者)です」くらいなら笑い話ですみますが、勘違いフレーズのために、取り返しのつかないトラブルに巻き込まれるおそれも……。

そこで、英会話講師デイビッド・セインさんの著書『日本人のちょっとヘンな英語』から、日本人がやりがちな英語のまちがい表現を5個お届けしたいと思います。



1:“散歩好き”のつもりが“誘惑”に?

あなたの趣味は何ですか? 街をぶらぶら散策するのが好きな人が、“I like street walking.”なんて言っちゃうと、絶対にドン引きされるので要注意!

“I like street walking.”は、なんと「私は売春が好きです」という意味になってしまうのだそう。
「街を歩くのが好き」を表現したいのなら、“I like walking through the streets.”と言うのが正解です。

女性が「売春が好き」なんて言おうものなら、大変なことになってしまいますね。



2:変なあだ名?

タクシーを呼んでほしい場合、“Could you call me taxi?”と言ってはいけません。
これでは、「私を“タクシー”と呼んで下さい」という意味になります。

正しくは、“Could you call me a taxi?”です。“a”があるのと無いのとでは、意味がガラッと変わってしまうのですね!



3:タクシー内でそんなこと言うなんて!?

無事タクシーを呼ぶことができ、乗車したあなた。目的地に着いたら、運転手さんに何と声をかけますか? 
「ここで降ろしてください」のつもりで“Please get me off here.”と言ってはヤバイことになるかも……。

実は、“Please get me off here.”は、「私を性的に興奮させてください」という意味になるのです。
いきなりそんなこと言われては、運転手さんもびっくりですよね。

正しくは、“Please let me off here.”です。きちんと覚えておきましょう!



4:それは日本の文化ですか……?

値段を尋ねる表現は“How much 〜 ?”であることは、中学英語で習いましたよね。
では、「ひとりいくらですか?」と尋ねるには、どう言えばいいのでしょうか? 
“How much is one person?”と言っては大恥! これでは「人間ひとりいくらですか?」という人身売買になってしまうのです。
ひとり当たりの料金などを尋ねたい場合は、“How much is it for one person?”という表現があります。
海外旅行の際にぜひ使ってみましょう。



5:親切心がアダになる?

ちょっと遅い時間まで引き止めてしまった相手に対し、「家まで送ります」と申し出たいあなた。
でも、“I’ll send you home.”と言っては、ムッとされるかもしれません。
というのも、“I’ll send you home.”では、「家に帰すぞ!」というきついニュアンスになってしまうのです。
「家まで送ります」の正しい英語フレーズは、“I’ll take you home.”になります。


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